2020.03.23

 3月23日(月)都内にて「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K'FESTA.3~」の一夜明け会見が行われた。

 K-1ウェルター級タイトルマッチでジョーダン・ピケオーの挑戦を受けた王者・久保優太は、対日本人無敗のピケオーに判定勝利し王座防衛に成功。入場時に歌を披露した愛妻・サラさんとのエピソードや戦略から前日会見における駆け引きまで、試合後も存分に“久保ワールド”を展開した。

「昨日はありがとうございました。緊張感が抜けて風邪引いちゃいました(苦笑)。個人的には3カ月みっちり練習したから当然の結果と言えば当然の結果なんですけど、Twitterとかネットとかで反響がヤバくて、『あのピケオーに勝った』みたいな。もうLINEとかが鳴り止まなくて。とにかく反響がスゴかったです。そういうスゴいことができたんだなっていうのと、あとやっぱりピケオー選手がそれだけの実績を残してくれて、そういう選手に勝てたっていうことなので、ピケオー選手に対して感謝ですね。

 今日発表する話だったんですけどちょっといろんな事情がありまして、ちょっとそれは1ヵ月ほど延ばしてもらって今後の僕の動向に注目してもらえたらと思っています。期待は裏切らない男だから、そのうち分かりますという感じで、すみません。(発表は)格闘技に関することです。

 試合をすることで応援してくれている人からすごいリアクションが起きて、1年前にも試合をやってよかったなって思ったし、昨日も試合をやってよかったなって。だから格闘技って素晴らしいなっていうか、なんか中毒者みたいになっちゃっているけど、ほんとそうですよね。だからこういう魅力が惹きつけられるというか、そういう舞台があることが非常にありがたいというか、ちょっと分析しちゃっているんですけど。

 ついでにプライベートのことを言うと、告白も成功しちゃったりして、魔裟斗さんもリング上で発言していたことで僕の中ですごい心に響いていることがあるんですけど、『1つのことを頑張っていると、こういう風にいいことがある』っておっしゃっていたじゃないですか。だから本当に1つのことを頑張っていれば、いいことあるなって。恋愛まで上手くいっちゃってる、みたいな。いや、まだ上手くいってませんよ、上手くいきそうだなっていう妄想です(苦笑)。

 でもリング上で公開告白をしたいと思ってイメージして、それでピケオーに勝つイメージを繰り返し繰り返しやっていたので、試合展開としては作戦通りに行ったっていうか。その作戦通りにする過程でイメージトレーニングってやっぱりすごい大事なんです。だから勝つイメージをしないとやっぱりダメですよ。

(イメージトレーニングは)ほぼ毎日というか、ずっと常に考えています。夢にも出てくる……っていうことは24時間ほぼ戦っているみたいな感じで、どれぐらいかはちょっと分からないんですけど。とにかくいろんなことを妄想・展開、12パターンぐらい倒す展開を予想というか戦略を練ってきたと話しましたけど、常にそういうパターンは想定してやっています。

 結果的に倒したっていうパターンが僕は理想としているんです。2ラウンドにボディが効いて、みんなそこで“行けよ”って思ったと思うんですけど、僕は3ラウンド行かなかったんです。なぜかと言うと、それだけ勝ちに徹したというか、それで行って過去に3ラウンドで倒されているパターンが何回もあるんです。思い浮かぶだけでも3回ぐらいあるので、それだけはいけないっていうので、トレーナーからも3ラウンド絶対に落ち着け、倒しに行くなと。そこを攻め続けて、絶対ディフェンスを忘れるなと。

 昨日は歓声を上げちゃいけなかったので、セコンドの指示もめちゃくちゃ聞こえたんです。だから常に自分が冷静な状態というかフラットな状態にいれたし、やっぱり歓声で聞こえなくなっちゃう時ってあるじゃないですか。そういう意味でもやっぱり昨日は持っていたというか。いろいろ映像とかを見返しても、自分が熱くなるシーンがなかったっていうのはよかったなって。前日の会見とか相手は熱くなっていましたけど、やっぱり試合は冷静と情熱の間がいいんですよ。

(入場時の妻・サラさんの歌は)僕の提案という訳ではなくて、何かそういうことをしたいっていう風に言ってくれて、それだったら試合を見に来てくれるじゃんって。いつも見に来てくれないんですよ。海外に行っちゃっていて、AbemaTVで見るねって言われて、海外で見れなかったとか、そういうパターンばっかりだったので、入場で歌ってくれるってなったら試合を見に来てくれる、カッコつけるチャンスじゃね? と思ったりして。

 サラちゃんのお兄さんからもいいことがあったんです。『優太くん、本当に興奮したよ、感動したよ』みたいな。ああいう技術があるんだったら教えてあげたり、後進に技術を教えてあげるような環境、ジムを作るとか量を増やすとかそういうためにお金を使いなよということで、資金調達しちゃったみたいな。そういうこともあったので、それだけ頑張るといいことがあるんだなっていう。そのお金は株には使いませんよ。増やしてアレしようなんて思惑はないですよ。そこはちゃんと別にしていますから。安心してください、先に言っておきます。

 前日の会見でも『“あれ、こんなはずだったっけ?”って思わせる』と言った通り、試合は相手の光を消すじゃないですけど、見てくれているみんなも“ピケオーってこんなだったっけ?”って思ってもらえたと思います。これまでやった自分の対戦相手とかもみんなそう思っているんですよ。“あれ、こんなに自分って弱かったっけ?”みたいな。

 でもそれは相手のしたいことをさせない、相手がしたいことをさせてしまうと自分の展開に持っていけないし、相手の展開になっちゃうので、そういうのも駆け引きの1つだと思うんです。それも技術の1つだと思うし、だから僕はただ汗水たらしてサンドバッグを殴っているだけが練習・トレーニングじゃないっていう持論があるんですけど、そういうのをしっかりと自分の中で反復練習して、勉強してやることもトレーニングの1つだと思っているので。別に怒ってくれたら怒ってくれたでラッキーじゃないですか。だってカウンター取りやすくなるし。熱くなってワーって前に出て来てくれたらラッキーですよ。

 僕はそんなわざと挑発したとかそういうタイプではなくて自然体なんですけど、勝手に怒ってくれたのはラッキーでしたね」

 

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