2022.03.09

 神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K'FESTA.5~」の[K-1無差別級トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R]で加藤久輝と対戦する愛鷹亮が公開練習を行った。

 愛鷹は2019年8月のK-1大阪大会でK-1クルーザー級王者だったシナ・カリミアンにKO勝ちを収め、一躍クルーザー級戦線のトップに躍り出た。しかし、その後、そのカリミアンにタイトルマッチで返り討ちに遭うと、1年間の長期欠場を挟んで現在まで4連敗中。直近の試合は昨年9月のK-1横浜アリーナ大会で、元柔道金メダリストの石井慧のK-1デビュー戦の相手を務めたが、判定までもつれ込んだ挙げ句に敗戦を喫してしまった。

 この敗戦で愛鷹は「やっぱり体重の偉大さですかね。階級が体重で細かく分かれているのは理由があるというのを凄く感じましたね」と、体重差の壁を感じたという。試合後には控室ではトレーナー陣から厳しい言葉を投げかけられた。それもあってか「もっとがむしゃらに行っていた頃の自分を取り戻して、俺は会場を盛り上げてなんぼの選手だし、変に色気づいた試合をしようとしないで自分らしい試合をやっていきたいなって思ってますね」と、初心に返ることを決断。

 石井との試合は「真っ直ぐを意識してきれいに戦おうというのを課題に持ってやっていた」そうだが、「それじゃ自分の良さが活かされないし、ああいうつまんない試合になっちゃうということがよく分かったんで、自分にしか出来ない、パンチを振ってぶん殴って会場を盛り上げることが俺の仕事だと思っているんで、そのスタイルで行こうと思っています」と、自分の持ち味を出す試合をすることに頭を切り替えたようだ。

 体重もクルーザー級で戦うために絞っていたが、元々はヘビー級で戦っていた愛鷹。「1回ギュッと絞ったので体が追いついてなかったというのはあるんですけど、今は通常体重が102kgぐらいで安定していて、試合当日には100kgぐらいに絞って動けるようにしたいですね。今回はちゃんと対応出来るんじゃないかなと思います」と、ファイトスタイルも体も本来の自分で加藤との戦いに挑むつもりで、公開練習でも得意のパンチを力強くミットに打ち込んでいった。

 対戦相手の加藤だが、愛鷹同様3連敗中と最近の戦績が振るっていない。しかし、「本戦の選手と比べてもレベルが下るという選手ではないし、むしろ本戦の選手よりも強い部分もあると思うんで強敵ですよね。サウスポーですしフィジカルも強いですし、1発が大きい。あと奥足のローがかなり脅威だなと思っています」と、愛鷹も警戒感を示している。

 そんな相手に挑む愛鷹だが、前回の石井戦で「前回の試合はとにかく勝とうと思ったんですよ。判定でもいいから。連敗が続いてたんで。でも、結局延長になってああいうグダグダになって」という反省も踏まえ、「勝とうと思っちゃダメだと思って。倒そうとかそういう気持ちで今回の試合はやっていこうと思います」と、原点回帰でがむしゃらな気持ちで加藤に挑む腹積もりだ。

 現在のK-1でメインストリームになっている軽量級に対し「負けてられないなというのはありますね」という対抗心もある。「重量級の戦いって、コアな格闘技ファンじゃなくても分かりやすいじゃないですか? 1発1発で盛り上がりますし、重量級が盛り上がればもっと幅広いファン層がK-1にバーッと入ってくると思うんですよね。そうするとK-1の知名度も上がると思うので、自分たちが頑張んなきゃなと思っています」と、活性化し始めた重量級戦線のさらなる盛り上がるにも力を尽くすことを宣言。

「今連敗が続いている中でも俺のことを見捨てずに応援してくれる皆さん、本当にありがとうございます。皆さんの気持ちは絶対に裏切りません。俺はやります」と、重量級の活性化と共に自身も復活の狼煙を上げることを誓っていた。

 

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