2022.03.15

 大阪・月心会にて、4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K'FESTA.5~」の[スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R]で新美貴士と対戦する椿原龍矢が公開練習を行なった。

 椿原は昨年3月に江川優生を下してK-1フェザー級王座を戴冠。12月の地元・K-1大阪大会では挑戦者・軍司泰斗との初防衛戦に敗れたものの、その卓越したテクニックとカウンターを軸とした椿原流のファイトスタイルを確立させ、フェザー級トップ戦線で戦い続けている。

 確実にキャリアを積み上げ、今年は王座返り咲きを目指す椿原。軍司との試合を振り返り「1ラウンドはうまいこと運べたんじゃないかと思うんですけど、倒そうとする気持ちが出過ぎてそれが空回りした感じがします。練習ばっかりして気持ちの練習をちゃんとできていなかった感じがします。倒そうとする気持ちを抑えないといけなかった」と敗因を分析。

「チャンピオンと言ったら一番強い存在でいなきゃいけないと思ってるし、倒しに行きたくなっちゃったんですけど、僕の持ち味は当てさせずに当てて、最後に倒すこと。それが最初に『倒す』が出ちゃって自分の持ち味を殺してしまった」と防衛戦ならではの難しさがあったと語る。

 王座戴冠後は各所に表敬訪問を行うなど、K-1王者としてリング外でも幅広い活動をしてきた椿原。「なかなかできない経験ですし、貴重な経験をさせてもらったので、またベルトを獲ってそういう経験を積んでいきたい。人生の経験になったというより自慢話が増えました(笑)。みんなも喜んでくれますし、応援してくれる人も増えましたしベルトを獲れてよかった」と、王者としての活動で成長することができた。

 再起戦を控え「残り3週間を切って、だんだん身体もしんどくなってきたりとか、減量もうまくいかなかったりとか色々あるんですけど、最終、試合当日にいいコンディションに持っていこうと思ってるのでバッチリです。めちゃめちゃ気持ちの調子はいいので、あとは体を持っていくだけ。早く試合がしたいです。早く減量も終わらせて美味しいものいっぱい食べたいです」と仕上がりは順調だ。

 今回対戦する新美はKrush王者として3度の防衛に成功。「K-1 AWARDS 2021」のKrush MVPにも選出された。前K-1王者と現Krush王者というトップ同士の戦いであると同時に、椿原の距離を保って戦うスタイルと、新美の前に出て手数で相手を攻略するスタイルのぶつかり合いとしても注目される。

 新美の肩書き・戦績は意識しないという椿原だが「強い選手に軒並み勝ってきて、軍司選手にだけ勝てていない。その新美選手をしっかり倒したら、僕も相手がいなくなると思う。強い選手を当てられてめちゃくちゃラッキーですよ。強い相手じゃないと上に上がれないし、強い選手に勝つのがチャンピオンになるために一番手っ取り早い。今回のチャンスをしっかり掴んでベルトまで一気に行ってやろうと思ってるので、もう一度僕に注目してほしい」と、最短距離での王座挑戦に向けて相手にとって不足はない。

「前に前に出てくる気持ちの強い選手だと思っていますが、その気持ちを折って前に出られないくらいボコボコにしたろうと思ってます。あれだけパンチを打たれて前に出るのはすごいことだと思うんですけど、前に出られないぐらいのパンチを打ったらいいだけの話。僕は全然問題ないと思います。気持ちの戦いにはなると思うんですけど、気持ちで負けてたら話ならないので、しっかり気持ちでも技術でもパワーでも、全部で押し切る。僕が目指しているのは誰に対しても完璧に勝つことなので足を止めても戦えるし、足を使って距離を使っても戦えるので、その時々でうまいこと戦っていけたらと思います」

 会見では自らの“なにわのSAMURAI”のキャッチフレーズと“尾張の無限侍”こと新美との“侍対決”を掲げた椿原だったが「実は尾張が地名だってことを知らなくて“終わらないぐらい無限にパンチが出てくる侍”て意味だと思ってたんですよ。あとあと、自分が『終わりの無限侍』と言っていたことを周り突っ込まれて恥ずかしかった(笑)」。

 そんな天然エピソードで笑いを誘いつつ「試合の流れを作る必要がないぐらい早く決めるか、一生僕の流れで終わらせる予定です。もちろん相手あっての試合なんですけど、自分が強くなってしっかり勝てるように練習しているので誰が相手でも一緒だと思ってます。捲土重来の言葉の通り、負けてからテッペンまで駆け上がります!」と再出発への決意を語った。

 

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