2022.03.25

 愛知・West Aにて、4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K'FESTA.5~」の[第1試合/K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R]で愛鷹亮と対戦する加藤久輝が公開練習を行なった。

 昨年3月の「K'FESTA.4~Day.1~」以来、約1年ぶりの復帰戦となる加藤。試合から離れている間に自らのジム「West A」をオープンし、現在はWest AとALIVEの2か所を拠点に練習を続けている。ジム設立の理由を「今年40歳で(プロとしての)終わりは近い。セカンドキャリアのスタートとして、今まで習ったことを若い先代につなげることが武道家の意味だと思ったからです」と話した加藤。

「ジムを始めて性格が優しくなった。子供が産まれてやさしくなった実感があったんだけど、今回ジムを作ってやっぱり会員さん、生徒さんはみんな自分の子供みたいなもので余計に優しくなりましたね。(昔は尖っていた?)前は同門の選手でも、お互い倒すつもりでスパーリングをやったら怪我をしても仕方がないと思っていたんですけど、今は流石にその考え方ではいられないです(笑)」と精神的な変化もあった。

 この日の公開練習もWest Aにて行われ、サンドバックを打ち込むほか、ANIMAL☆KOJIをパートナーにしてタイヤを蹴る・腹筋を棒で叩くといった練習を披露し「地方でジムを立ち上げて練習メニューは自分で考える。このジムではスパーリングがあまりできないので、それでどうやって強くなればいいかと考えたときに全身を武器に変えるしかない。今回はしっかり鍛錬してきた」と練習内容の意図を説明。現在3連敗中の加藤だが「毎回敗因が違う」とし、その敗因を克服するための練習に取り組み、復活の勝利へ向けて準備を続けている。

 今大会で加藤はトーナメントのリザーブファイトとして愛鷹亮と対戦する。愛鷹も加藤と同じく3連敗中で、ともに崖っぷちに追い込まれた状態での試合だ。

 加藤は「『K'FESTA』という大きな大会なので、呼ばれて嬉しいです。相手もネームバリューのある愛鷹なので、リザーブファイトというのは気にせず、久しぶりのKO勝利を飾りたいと思っています」とリザーブファイトのチャンスに喜びつつ「自分はキャリア初の3連敗中で相手もそう。必死にかかってくるのは分かっているし、こっちもそのつもりで練習してきました。まさにお互い無差別の殴り合いになると思います。トーナメントのリザーバーなので(繰り上がりで本戦に)呼ばれるかもしれないし、誰も延長戦は望んでいないはず。今回KOボーナスがあると聞いたのでしっかりKOしたいです」とKOでの復活を誓う。

 普段クルーザー級で戦っている加藤にとって、リザーブファイトでも無差別級トーナメントに出場することは一つの挑戦だ。MMAでは80kg台前半でも試合をしている加藤は「今回は無差別だし、テーマは化け物のぶつかり合い。今回は100kg級になった加藤久輝を楽しみにしていてほしい」と語る。

 そのうえで「K-1のクルーザー級は盛り上がっているし、スーパー・ヘビー級(100kg以上)は石井慧が盛り上げてくれると思う。今回のようにクルーザー級以上を“重量級”として試合を組むのもいいと思うし、今後は重量級も細かく階級を刻んで、もう少し階級を分けるのいいと思う」と重量級の更なる進化も見据えている。

 トーナメントの優勝候補についてはマハムード・サッタリの名前を挙げ「彼はナイスガイだし、練習を必死にやっていると思う。彼が優勝すればK-1のチャンピオンvsKrushのチャンピオン、イラン人同士の対決は見たいです」とシナ・カリミアンvsマハムード・サッタリの実現にも興味を示した。

「今回は人生初の無差別トーナメントに出ることになったので、無差別級・ヘビー級らしく殴り合いたいと思っているので楽しみにしてください」と気合十分の加藤。1年ぶり胃のリングから復活の狼煙をあげることはできるのか?

 

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