2017.06.01

 宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「Krush.76」5.28(日)後楽園大会を総括します!

――「Krush.76」は早い段階でチケットも完売になりましたが、大会全体を振り返ってもらえますか?

「4月2日の『Krush.75』から2ヶ月弱空いたのもあって、今年開催された5大会の中で、チケットの売れ行きが一番良かったですね。KANA選手と木村“フィリップ”ミノルくんが同じ日のリングに上がるのも初めてだし、昨年10月からスタートしたKrush -60kg王座決定トーナメントもクライマックスだったので、後半の3試合はお客さんの期待感も高かったですね。今年やってきたこと、元気のいい女子の試合など、上半期の締めの興行としては良いカードが組めました」

――メインイベントのKrush-60kg王座決定トーナメントはレオナ・ペタス選手に勝利した安保璃紅選手が無敗のまま王者になりました。

「もちろんKOで決まるのが興行として1番良かったんですけど、お客さんの両者への応援でゴングの音が聞こえなくなるぐらいの盛り上がりを見せてくれました。試合のつば競り合いとしても、Krushでずっと戦ってきたレオナくんと無敗で来た璃紅くんの決勝になったのも面白かったですよね。

 結果として璃紅くんがベルトを獲りましたけど、レオナくんの出来が悪かったわけではなかったです。当然レオナくんは、キャリアの浅い選手に負けたのはショックですけど、またタイトルを目指して欲しいですね。今回はレオナくんがチャンピオンになる日ではなかったのかなと。ただ…少し思ったのは、レオナくんはちょっと慎重に戦ってしまいましたね。

 中国でベルトを獲って、周りからは“優勝候補”と言われて、どこかで本命として勝ちに徹した試合をしてきて、いざ決勝で倒そうとしても倒しに行き切れなかったですよね。一回戦・準々決勝・準決勝での慎重な戦いぶりが、結果的に決勝で悪い方に出てしまったのかなと思います。どの試合でも全体的に試合は支配しているけど、試合の中で大きな山は作れなかったじゃないですか。本来のレオナくんの荒々しさが出ないまま、何となく負けたなって感じでしたね」

<2>に続く

 

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