2019.12.16

 12月16日(月)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて「K-1 KRUSH FIGHT.109」の一夜明け会見が行われた。

 3月にベルトを失って以来のKRUSHのリングでSATORU成合と拳を交えた島野浩太朗。2人は倒し倒され、一歩も引かない壮絶な打ち合いを繰り広げ、後楽園ホールは興奮の坩堝と化した。来年から名称を戻す原点のKrushに相応しい“壊し合い”に勝利した島野は「この一戦、このリングに全てをかける覚悟がSATORU選手から伝わってきた。昨日は自分が勝利者になりましたけど、試合展開の中でSATORU選手のここが凄かったという部分をいくつも感じました」と敗れたSATORUを称える。

 島野は戦前に「ベルトを失ってから今回の試合が決まるまでの期間、自分の中で強く意識する選手が出てきた」と語っていたが、それが卜部弘嵩であることを明かす。「Krush-60kg初代王座決定トーナメントで卜部選手と“狂拳”竹内裕二先輩が戦う試合を見て、自分の格闘家としての志が始まった。歴史を創ってきた先輩方を超えたいという想いが強く自分の中にずっとあって、それが今もこうやって生きている」と思いの丈を熱く語った。

「昨日は3月以来のKRUSH参戦で、自分の中でどうしても負けられない一戦でした。試合については対戦相手のSATORU成合選手が本当にただただ熱い選手だったなって気持ちで一杯です。(年間ベストバウトに選ばれてもおかしくない凄い試合だったが?)この一戦、このリングに全てをかけるんだという覚悟が、SATORU選手から伝わってきたものでした。昨日は自分が勝利者になりましたけど、試合展開の中でSATORU選手のここが凄かったという部分をいくつも感じました。

(観客を熱狂されるような試合をできて、自分はまだまだやれるという自信になった?)そうですね。結果として勝利で終われたことは凄く自分にとって大きかったです。昨日の試合の中でお互いにダウンを取り合った場面があったと思うんですけど、本当にトップだったり上にいる選手は徹底して倒しにかかってそこで仕留めきる強さがありますし、そこは自分の中で1つ課題と捉えて次に向けて修正して準備して行きたいと思っています。

(3月の敗戦を経て、この試合で突き抜けられたという感覚は?)自分がデビューした時からずっとKRUSHのチャンピオンベルトを目標に戦ってきて、去年初めてベルトを巻くことが出来ました。3月の試合はそのベルトを失ってしまった一戦で、そこから次の試合への向き合い方だったり、自分を修正してこれからの戦いにどう持っていくかだったり。そういうものが凄くタフで、本当に受け止めるまでに時間がかかる一戦でした。その分、誤魔化しがない向き合い方ができて、細かいところまで一から真正面から向き合って、徹底して今回の試合に準備してくることができたので、それは3月の敗戦は良い糧というか、良い経験になったなと今は思えてます。

(その期間に自分の中で強く意識する選手が出てきたと発言していたが?)もちろん今の自分はKRUSHのベルトを失って、チャンピオンを目指す1人の選手ですけど、そのKRUSHのベルトに特別な想いがあって、1人自分の中で凄く意識する選手がいると話をさせてもらいました。その選手は卜部弘嵩選手です。あの選手を超えたい気持ちは自分の中に強くあります。

(卜部を強く意識するようになったきっかけは?)自分が所属する菅原道場に入門した時に"狂拳"竹内裕二先輩が当時Krushのリングで凄い活躍されてて、Krush-60kg初代王座決定トーナメントで決勝を卜部選手と竹内先輩が戦う試合を見て、自分の本当に強い目標というか、格闘家としての志が始まった試合でした。本当に本気でここでチャンピオンになりたいなって思えた一戦だったんですよね。その憧れじゃないですけど、歴史を創ってきた先輩方を自分は超えたいという想いが強く自分の中にずっとあって。それが今もこうやって生きていて、憧れのままではなく超えたいなという強い気持ちを、選手としてずっとデビューした時から今も変わらず持っています。今はここにいる立場ですけど、自分の中では1つの大きな目標であります。

(島野にとって名称が“Krush”に戻ることは大きな意味がある?)そうですね。自分の中では凄く嬉しいという言葉じゃ簡単に言えないんですけど、とても大きなことですね。KrushにはKrushの色があるっていうか、もちろんK-1という大会の盛り上がりだったり。レベルの高い試合があることも含めた上で、そのK-1が始まる前から熱い戦いが多くあったのがKrushです。

 そのKrushのコンセプトだったり、Krushという大会の色だったりに自分は凄く感銘や刺激を受けてKrushの戦いを志した1人で。その名称に戻るということは、また自分に対して大きなモチベーションの1つになるなという気持ちでした。(弘嵩選手とはKrushのリングで戦いたい?)そうですね……。でも自分はどのリングかは関係ないと思ってまして。自分がKrushのベルトを巻いて、挑戦というかその気持ちを発言させてもらうのが一番だと思ってます。

(ファンの皆さんにメッセージは?)昨日はKRUSH後楽園大会をご視聴、試合を見てくださった皆さん、本当にありがとうございました。自分は3月にタイトルを失ってしまいまいたが、今は1人の選手としてチャンピオンを目指して日々精進しております。次の試合に向けてまた全身全霊準備して、チャンピオンになれるよう気合入れていきますのでどうか応援のほどよろしくお願いします」