2020.07.19

 7月21日(火)後楽園ホール「Krush.115」で行われる[Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]王者レオナ・ペタスvs挑戦者・大岩龍矢。このタイトルマッチをK-1の各階級のチャンピオンたちが予想!この注目の一戦をK-1チャンピオンたちはどう分析している!?

武居由樹
レオナ選手は構えや距離感も含めて独特なので、かなりやりづらいタイプ。
大岩選手は馬力とパワーで前に出て、どれだけレオナ選手を疲れさせるか?

「レオナ選手が自分の距離でパンチを当てて、大岩選手にダメージを与える展開になるかなと思います。大岩選手もタフで打たれ強いのでKOされることはないと思いますが、レオナ選手が有利な試合展開になると思います。

 最近のレオナ選手はパンチ力がむちゃくちゃ上がっていて、小宮山工介選手とやった試合はジャブ(左ストレート)で倒したじゃないですか。なんであそこまでパンチ力がついたのか分からないですけど…レオナ選手の一発は相当重いと思います。あとレオナ選手は構えや距離感も含めて、独特のものがあるので、あれはやりづらいと思いますね。もし同じ階級にレオナ選手みたいなタイプがいたらやりづらりでしょうね。

 大岩選手は基本的な部分がしっかりしていて、戦い方も武尊選手に似てきていますよね。ただ最近の試合の充実ぶりを見るとレオナ選手に方が有利なんじゃないかな、と。とにかく大岩選手としてはレオナ選手に距離を取られたらだめですね。大岩選手はパワーと馬力があるので、どれだけ距離を詰めてレオナ選手にロープやコーナーを背負わせられるか。距離をとる選手は、距離をとれている間はいいのですが、どんどん前に来られて距離をつぶされると、ものすごく嫌なんです。距離をとっていても、相手が構わず前に出てくると、プレッシャーを感じて体力的にも精神的にも疲れてきます。大岩選手としてはその展開まで持っていきたいでしょうね」

江川優生
この試合は距離の戦いがポイントになる。
自分の得意な距離になれば、どちらにも倒せるチャンスがある。

「この試合は距離の戦いがポイントかなと思います。レオナ選手の遠い距離、大岩選手の近い距離。どちらが自分の距離に持ち込むかに注目しています。

 レオナ選手は拳の硬さが武器で、試合を見ていて独特の硬さがあるんだろうなと思います。あとレオナ選手はパンチを当てる距離もいいんですよ。ちょうどストレートが伸びる距離でパンチを当てている。ジャブやストレートが本当にいいですよね。

 大岩選手は打たれ強くてパワーがある。左右のフックが得意で、インファイトを武器にしています。大岩選手としてはレオナ選手のパンチの打ち終わりを狙って攻撃を返して距離を詰めていきたいですよね。距離が遠い選手に対して“相手の攻撃を受けてから返す”では距離が詰まらないんで。レオナ選手の強い部分=大岩選手の弱い部分、レオナ選手の弱い部分=大岩選手の強い部分なので、自分の得意な距離になれば、どちらにも倒せるチャンスがある試合だと思います」

武尊
レオナ選手はチャンピオンになって、チャンピオンとしての強さを身につけた。
龍矢は身体能力が本当に高い。持っているものを試合で出せればベルトを獲れる。

「(大岩)龍矢はもともと持っているものがすごくあって、大学から格闘技を始めてここまで来たということからも、それが分かると思います。とにかく龍矢は身体能力が高くて身体が強い。その強さをどれだけ上手く出せるか? 本当にそれだけですね。龍矢が持っているものや身体能力は本当に高いで、それが試合に出れば普通にチャンピオンになれると思います。(具体的にはどう強い?)龍矢の場合、映像では伝わりづらい強さがあって、龍矢の強さって向かい合った選手にしか分からないんです。僕も龍矢とスパーするんですけど、パンチがめちゃくちゃ重いんで、極力(大岩とは)やりたくない(苦笑)。龍矢は腕力が強くて、ラグビーで培った体幹の強さもあるので、パンチをもらった時の『ガツン!』という重さはスーパー・フェザー級で一番だと思います。

 レオナ選手とはアマチュア時代に戦ったこともあるんですけど、今むちゃくちゃ成長していると思います。具体的には距離感が上手くなりましたよね。昔はガチャガチャしたイメージがあったのですが、最近はその中でも余裕を持って戦っているように見えます。(レオナのパンチについて)パンチは硬いですよね。しかもレオナ選手は背が高くてリーチがある=ストレートが打ち下ろしになるんで一発が重いです。もしレオナ選手がパンチだけだったらあそこまで倒せないだろうし、しっかり蹴っているからこそ、パンチでも倒せるんだと思います。

 またチャンピオンになると選手は“変わる”んですよ。負けちゃいけない存在になると、色んなものを背負って戦わないといけない。そうなると今まで動けないところでも一歩動ける、限界を超えられるようになるんですよね。チャンピオンには追われる立場のキツさもありますが、負けられない立場の強さもある。それはチャンピオンにならないと分からないものです。レオナ選手はKrushでチャンピオンになったことで、チャンピオンとしての強さを身につけたと思うし、逆にその強さは今の龍矢にはないものかなと思います。ただ龍矢も次でタイトル挑戦が3回目で、次いつチャンスがくるかは分からない。3度目の正直という気持ちもあるだろうし、ここで負けたら終わりくらいの気持ちで挑んでいくと思います。(予想は?)龍矢が勝つ。それしか言えないですね。僕は普通に龍矢がベルトを獲れると思います」

林健太
僕は勝負に絶対がないことを知っている。
龍矢くんは不格好でもいいから、距離を詰めて崩してほしい。

「純粋に第三者として見て、レオナ・ペタス選手は強いなと思います。そのうえで(大岩)龍矢くんがレオナ選手をどう崩すんだろうと思います。龍矢くんもどちらかと言うと俺と同じで圧力を掛けて、テクニックでとかじゃなく、ちょっと不格好になるけど、無理矢理距離を詰めて崩していくスタイルじゃないですか。もし俺がレオナ選手とやるんだったら、ヘタクソとか何を思われてもいいから、無理矢理距離を詰めてしっかりパンチで効かせていくと思います。俺と龍矢くんのファイトスタイルは似てるから、その感じが上手いこと当てはまればレオナ選手も苦しくなって、龍矢くんが勝つんじゃないかなと思います。

(予想は?)客観的に見たらレオナ選手ですけど、個人的には高村塾で一緒にトレーニングしている龍矢くんに勝ってほしいです。僕がライト級世界最強決定トーナメントに出たとき、みんなは『あいつが優勝するわけない』と言ってたけど、それをひっくり返して優勝しました。卜部功也くんのタイトルに挑戦した時なんて100人いたら99人が絶対勝てないと言っていた試合をひっくり返しました。本当に勝負は何があるか分からないので、僕は龍矢くんに頑張ってほしいなと思います」

安保瑠輝也
レオナ選手のパンチは気持ちで我慢できないパンチ。
大岩選手はひたすら前に出てポイントアウトするしかない。

「僕の勝利者予想はレオナ・ペタス選手ですね。展開的には大岩選手はすごく腕力があって、それを活かして前へ出ると思うんですけど、レオナ選手の方が距離が長いんですよね。レオナ選手は腕が長くて、右ストレートが強い。“石の拳”と言われている通り、相当拳が硬いと思います。

 レオナ選手のパンチって、もらっても根性で立っていられるタイプのパンチじゃないんですよ。パンチには、痛くても気持ちで我慢できるパンチと、気持ちでは我慢できないパンチがあって、おそらくレオナ選手のパンチは気持ちでは我慢できないパンチですね。僕の予想ではレオナ選手がKO勝ち、もしくはダウンをとって判定勝ちだと思います。あと個人的にはレオナ・ペタス選手と武尊選手どっちが強いんだ?と言われているので、そっちの展開を見たいですね。

(大岩が勝つのは厳しい?)僕目線ではポテンシャルで負けているんですよ、大岩選手の方が。だから大岩選手としてはレオナ選手の距離感にさせない、ひたすら前に行くしかないですね。とにかく前に行って、クリンチワークも使いつつ、自分のペースに持ち込めばポイントアウトできるのかな、と。大岩選手がパンチで殴り倒すのは厳しいんじゃないかなと思います。とにかく大岩選手としてはレオナ選手の長い右ストレートを打たせないようにするのが一番だと思います」

木村"フィリップ"ミノル
レオナ選手は一発一発が脳に響くパンチ、大岩選手は腕力でなぎ倒すパンチ。
予想が当たれば、この試合はダウンの応酬みたいなすごい試合になる。

「僕が感じるレオナ選手の強みは“石の拳”と言われる拳の硬さですよね。僕は実際にレオナ選手のパンチを受けたことはないですが、試合を見る感じ、拳が硬くて、握りが強い。コツン!コツン!というパンチでも力強くて、その一発一発が脳に響くパンチですね。だからちょっとでも相手に隙があって、一発でも当たればパンチを効かせられます。小宮山工介選手をジャブで倒した試合がまさしくその例で、ジャブって普通は一番力が出ないパンチなんですよ。でもレオナ選手はそのジャブで倒してしまう。僕はジャブで倒したことがないので、同じパンチャー目線で言ったら、そこの点だけは僕よりレオナ選手の方が上かなと思います。みんなが思っている以上にレオナ選手は脅威だと思います。

 大岩選手はレオナ選手と逆でパンチをブンブン振って、腕力を生かしてなぎ倒すスタイルです。同じハードパンチャーでもレオナ選手と大岩選手は種類が違います。大岩選手は相手をコーナーに詰めて試合をするイメージがありますよね。そういう全体的な強さ・当たり負けしない強さを使って戦えば、大岩選手が試合を持っていく可能性がありますね、(もし大岩にアドバイスを送るとしたら?)僕だったら『レスリングしにいけ!』くらいのことを言いますね。そのくらい体全体でレオナ選手にぶつかって、吹っ飛ばしてコーナーに詰めろって言います。

 あと武尊選手がセコンドにいることも大岩選手にとっては大きいですよ。武尊選手も含めて、打ち合いで勝ちに持っていくKRESTの戦い方があるじゃないですか。大岩選手もそれは分かっているだろうし、格闘技はチーム戦だから、コーナーに武尊くんやKRESTの面々がいるのはデカいと思いますよ。だから大岩選手は試合で劣勢になっても、コーナーに戻ってくれば逆転の要素があると思います。逆にレオナ選手は一回流れを持っていかれると厳しいかもしれないですね。

 僕の予想が当たれば、この試合はダウンの応酬みたいなすごい試合になると思います。勝敗予想は…僕が思うに最近の試合の流れを見てもレオナ選手がちょっと強いかな、ずばり言っちゃうなら。でもそこに行きつくまでに大岩選手の強みも出てくるし、大岩選手ってしぶといんですよ。だからここでカギになるのは打たれ強さですね。どちらもぶっ倒されているイメージはないですが、もし打たれ強さで勝るなら大岩選手が後半に盛り返す可能性があるんで、この試合はドローですね(笑)!それは冗談ですが、2人のスタイルを『よーいドン!』でぶつけたらレオナ選手が勝つと思います」

 

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