2020.12.27

 神奈川・谷川ジムにて、1月23日(土)後楽園ホール「Krush.121」の[Krushウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・加藤虎於奈と対戦する王者・山際和希が公開練習を行った。

 公開練習ではサンドバッグ打ちとタイ人トレーナーを相手にミット打ちを披露した山際。得意としている左右のミドルキックだけでなく、破壊力に満ちたパンチも見せ「今はパンチ中心の練習という部分は変わらないのですが、前回よりも蹴りも練習するようにして、攻撃とディフェンスをバランスが取れるように気を付けています。明日にでも試合が出られるぐらい身体も仕上がっています」と、仕上がりの良さをアピールした。

 山際は今年8月に行われた第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントの決勝戦で近藤魁成にTKO勝ちし(近藤が右手首を負傷しレフェリーがストップ)、悲願のKrush王者のベルトを巻き、今回が初防衛戦。しかし、王者になっての初戦となった11月8日、Bigbangの10周年記念興行・谷山ジム35周年記念興行ではワンマッチでFUMIYAに2RKO負けの不覚を取ってしまった。

 インタビューでFUMIYA戦に触れた山際は「今年始めから僕の課題である接近戦でのパンチを強化してきたのですが、相手に近づく分、相手のパンチや普段もわらない攻撃をもらうようになり、どうしたらいいんだろうという迷いがあったんです。それが試合でも悪い方に出てしまい、試合自体も雑になってしまった」と敗因を語る。

「主戦場のリングのメインイベントに選ばれて色んな人が期待してくれていた中で負けてしまったので凄く落ち込んだ」という山際だが、「自分の中でも良かった点もありました。今までのような蹴ってポイントを取って逃げ回るような試合をやりたくはなかったし、自分が一番盛り上げる試合をしようと思ってバチバチに打ち合おうと。結果はダメでしたが、盛り上げる内容になったことは良かった」と敗戦を引きずることはない。

 今回の初防衛戦の相手、加藤虎於奈については「デビュー戦を見た時に『この選手は上まで上がってくるな』と思っていたので、いつか対戦することを想定していました。非常にポテンシャルが高くてパンチも蹴りもうまく、バランスのいい選手。物凄く攻撃力があるので序盤にガッと出てきたところに気を付けたい」と警戒心を強める。

 その一方「若くて勢いのある強い選手が来てきてくれたことに凄く燃えています。僕は強い選手とやりたい、強くなりたくてK-1 JAPAN GROUPの試合に出ていて、強い選手とやれることは自分の本望なので凄く燃えています」と試合に向けてのモチベーションは高いという。

 理想の勝ち方を問われると「相手の攻撃をもらわない、相手のペースにさせないようにすること。経験値は自分の方が上なのベテランらしくずるさ・テクニックを使って勝負したい。完全に自分がペースを握った上でKrushらしい派手なKOで締めたい」とKO宣言する。

 タイトル防衛戦後のプランを聞かれると「近藤選手とはタイトルマッチでああいう終わり方だったのでもう一回しっかりと決着を付けないですし、安保瑠輝也選手もウェルター級に上げてきたので興味はあります。野杁正明選手といった強い選手とどんどんやっていきたい」と強豪たちとの対戦に欲を見せる。 Bigbangで敗れているFUMIYAが山際のタイトルを狙ってスーパー・ライト級(65kg)からウェルター級(67.5kg)に階級を上げてくることについても「挑戦者として勝ち上がってきたら次はしっかりKOで勝ちたい」と再戦も臨むところだ。

 さらに山際はK-1参戦にも意欲を示し「前回最後にK-1に出たのは木村選手とやった時(2018年6月17日)。あの時は木村選手の名前で出られただけなので、これからしっかり結果を残していき『山際和希ならK-1に出てもおかしくない』と周りを納得させた上で出たい。木村選手はずっと連続KOで勝っていて、心配しなくてもそのまま勝ち続けると思いますが、もし木村選手とやれるなら最高の状態で再戦したいですね」と現在はスーパー・ウェルター級でK-1王者となった木村との再戦にも興味を示す。山際の野望は叶うのか。まずは2021年初戦に注目が集まる。

 

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