スーパー・ライト級 (-65kg)
斉藤 雄太
Saito Yuta

2021.04.12
――試合に向けてコンディション・仕上がりはいかがですか?
「コンディションはバッチリだと思います。順調というより年々良くなっていますね。試合のたびにベストになっています」
――前回の寺島戦は下馬評を覆しての勝利でした。
「大方の予想通り、寺島選手は技術力やセンスがすごくて、自分より勝っているところがたくさんある選手だと思いました。それでも勝てたのは実戦での経験値の差とか、そういうところかなと思います。僕のキャリアは勝ったり負けたりで、負けた試合もたくさんありますけど、負けた経験も含めてあの日の勝ち方につながったかなと思っているんで、全て無駄じゃなかったと思います」
――2020年は2戦2勝(1KO)でしたが、この結果についてはどのように考えていなすか?
「格闘技だけではなく、すべての物事において流れや勢いはすごく大事だと思っているんですね。今、自分は年齢的には選手の中ではキャリア終盤だと思うのですが、個人的な勢いは今乗っている時期だと思います。なので、ここで勢いを止めちゃうと年齢的にもラストチャンスだと思うんで、この勢いのまま目標とするところまで行きたいですね」
――この1年で自分自身どこが変わったと思いますか?
「僕はもともと別の団体でも試合をしていて、それからK-1 JAPAN GROUPに出るようになったんですけど、率直にK-1 JAPAN GROUPの選手は強いです。それで序盤は強い選手層に弾き返されていたというのは感じていて、本当に数年単位で時間をかけながらいろいろ軌道修正したら、通用するじゃないですけど、勝てるんだなっていうのを実感しました。あとは周りも凄い応援してくれるんで、自分も周りも変わったなというのは感じます」
――普段の斉藤選手はエステの経営者という顔も持っていて、専業のファイターと違って、練習時間も限られてくる部分もあると思うが、どのような工夫をしているのですか?
「工夫というよりはシンプルにスケジュール管理かなと思いますね。毎日毎日、何時何分にこの仕事をして、何時からこの練習をする…そういうスケジュール管理に尽きるなと。でもそれを可能にしてくれているのは周りの協力だと思います。取引先もそうですし、ウチの従業員の協力あってこそ、両立できてるのかなと思っています」
――社長が戦うことは従業員の方たちの励みになっている?
「励みになってくれてるといいですね(笑)。僕は仕事の時間を割いて練習していて、それで負けて結果が出ないと、従業員からすれば『練習じゃなくて仕事に時間を当ててくれよ!』と思うと思うんですよね。今はおかげさまで順調で結果が出ているからこそ、『現場は僕らが守るんでがんばってください』という言葉も出てきてくれるのかな、と。仕事と格闘技の両立は現場の従業員の協力ありきですけど、そこに僕が結果を伴わせないと。神輿(みこし)というわけではないですが、負けて結果出てない神輿を担ぎたい人間はいないと思うんで。だからこそ結果にはこだわりたいです」
――対戦相手の瑠久あらため小嶋瑠久選手の印象は?
「若いですよね。キャラクターもイケイケですけど、率直に年齢が若い。で、自分は今年の夏で35になるから、シンプルに若いっていうだけで羨ましいですよ(笑)。だって、格闘技をまだまだやるぞ!と言ったら、あと10年はできるわけじゃないですか? 若いっていうのはそれだけで可能性だと思うんで、それは羨ましいですね。でも、自分とはここまで積み重ねてきた重みが違うと思うんで、そこは試合でしっかり見せていこうかなと思っています」
――小嶋選手のファイトスタイルについてはいかがでしょうか?
「ファイトスタイルはキャラクターと違って堅実ですよね。どちらかと言うと巧いし技巧派かなって。KOで勝っている試合もあるんですけど、パワーのタイプというよりは巧さで当てて倒しているんで、パワーファイターというより技巧派かなと思います」
――寺島戦に続いて若手のホープとの対戦となるが、それについてはどう思いますか?
「相手の年齢は正直関係ないですね。当てられた選手が若かったというだけで、別にいくつの相手だろうとどんなバックボーンの相手だろうと、当てられた試合に勝って結果を残すということでしか自分の先にはつながらないんで。たまたま若い相手を当てられているだけだと思います」
――瑠久選手に勝てば3連勝、タイトル挑戦も見えてきます。
「瑠久選手を当てていただいたのは凄くいいマッチメイクだと思うんで、勝ったら(タイトルが)見えてくると思って戦います。与えられたチャンスをものにするのがどんな世界でも本物だと思うんで、ここでしっかり勝って、チャンスをいただきたいですね」
――K-1・Krushでは若くしてチャンピオンになる選手が多いですが、その中でどのような選手を目指していますか?
「若手の才能は溢れていると思うんで、その中で僕がベルトを獲ったらかなり異色というか遅咲きでというか。でもK-1ファンやKrushのファンの方々がハタチ前後かと言われれば、そういうわけでもないと思うし、格闘技ファンには僕と同じ世代の30代から40代の方もいっぱいいると思うんで、逆に親近感湧く存在になるのかなと思っています。そして同世代の方たちに少しでも希望を持ってもらえたらなと思います」
――自分の試合を通じてファンに見せていきたいものはなんですか?
「同世代の人たちに刺激を与えたいという想いもあるし、ファイトスタイルで言うなら、僕はKO決着が多い激闘派だと思っていて、試合を見た方に『シンプルに楽しい』という言葉を多くいただくんですね。それはファイター冥利に尽きるし、いろんな試合があるけれども、斉藤の試合はシンプルに楽しいなと思ってほしいです」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。、
「今、おかげさまで連勝しているんですけども、この流れ・勢いが年齢的にも最初で最後のチャンスかなと思っています。そのチャンスをしっかり掴むところを最後まで見届けてほしいと思います」
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