2021.09.04

 大阪・ALL-WIN GYMにて、9月24日(金)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.129」の[第6代Krushライト級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R]で里見柚己と対戦する弘輝が公開練習を行なった。

 昨年6月のKrush初参戦でSEIYAから勝利を収めたものの、その後はK-1の舞台で朝久泰央・龍華に連敗を喫した弘輝。7月からスタートしたライト級王座決定トーナメント出場の機会を得ると、1回戦で東本央貴から勝利を収めた。

「1回戦が一番大事。そこで勝ったらベルトを獲れると思ったので勝ちに行った」という言葉どおり、これまでの殴り合い上等のスタイルからフットワークを使いながら効果的にダメージを与え続けるファイトスタイルに変貌を遂げて、準決勝進出を決めた。

 この日の公開練習でも持ち味であるパンチに加え、ミドルキック、三日月蹴り、ヒザ蹴りなどの多彩な蹴り技も披露。トーナメント準決勝に向けて残り1カ月を切ったタイミングでの公開練習で「いつもこの段階では(試合のイメージは)固まっていないんですけど、今回はもうイメージが固まっているので仕上がりは良さそう」と追い込みは順調なようだ。

 東本戦の前に披露した新たなファイトスタイルについては「自分は普段の練習があんな感じなんですよ。試合だから、練習だからというのをなしにして練習どおりやったら、それがハマった」と普段からやっている動きだと明かす弘輝。

 KOやダウンシーンがなく、これまでアグレッシブな試合を見せてみた弘輝にとっては物足りなさも残る試合展開だったが「東本戦はバチバチ効かしていて、あとちょっと触ったら倒れるだろなって時でも行けなかったので、そこは行けるようにしたい。まだあのスタイルが完璧に仕上がっているわけじゃないので、そこが仕上がったら足を使ってもらわずに倒すスタイルができる」と今のファイトスタイルを追求すれば倒す姿を見せられると自信を持っている。

 東本戦の戦いぶりにはSNS上で批判的なコメントもあったが「良いことも悪いこともコメントをもらえるというは幸せなこと。(賛否両論のコメントの)パッとは見ますけどそれが俺に刺さるか、刺さらないかで言ったら刺さらない。戦ってるのは俺なんで」と自分がやるべきことに集中している。

 トーナメント準決勝で対戦する里見柚己の印象、1回戦の試合について聞くと「前の試合も(自分の)試合直前だったので見れなくて、盛り上がってるのはわかったけどマイクしか聞こえなかった」と、自身で試合を研究する様子はなく、対策も「トレーナーに任せています。Krushのチャンピオンを決めるトーナメントでみんなが見たいのは倒し合いで、壊し合いが理想ですけど、そこで欲をかいて自分がもらったら阿呆らしいので状況を見てという感じです」と、1回戦の東本戦同様に練習どおりの内容を出して勝つことを第一に考えている。

 決勝へ勝ち上がれば瓦田脩二と南雲大輝のどちらかと対戦するが、1回戦を相手の計量オーバーと不戦勝で勝ち上がった両者を「ラッキーボーイ2人ですよね、勢いはないでしょう」と一蹴しつつ「あれだけポスターのどんと真ん中にきてるから、実績を考えても瓦田くんが優勝候補なんでしょうけど、それを優勝させてしまったら面白くない」と対抗心を燃やす。

「ミャンマーラウェイでは南雲くんだって強いとは思いますけどここ(Krush)では結果を残してないじゃないですか。トーナメントの時だけ2回勝ってチャンピオンっていったらファンも首をかしげると思うんですよ。ほんまにKrushで一番強いんかって。逆に里見くんも瓦田くんもライト級でトップに入ってる選手だから、その2人に勝ってベルトを巻いてベルトに価値をつけたい」と前評判の高い二人を倒しての王座奪取を目論む。

 ベルトを獲得した後のビジョンを弘輝に聞くと「チャンピオンになって何かを背負う覚悟とかはないです。俺はKrushでもK-1でも与えられたところで盛り上げるだけなので。自分のなかでK-1だから、Krushだからというのはないです」とは話しつつ「ぶっちゃけ後楽園に掲げてるKrushのチャンピオンバナーを見たときに知っている選手がいない。そんなんで人気商売できないじゃないですか。Krushにも絶対スターはおらなとあかんし、俺がそうなります」。

 その言葉通り、トーナメントを制して破壊の象徴となれるか?

 

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