大会情報

  • 日程 2022年02月20日(日)
  • 会場 後楽園ホール
  • 開催日時概要

    17:00開場/17:30プレリミナリーファイト開始/18:00本戦開始

大会概要

  • 主催・後援

    ◆主催・著作 Krush実行委員会
    ◆企画・制作 株式会社M-1スポーツメディア
    ◆運 営   株式会社グッドルーザー

対戦カード

プレリミナリーファイト第1試合/Krush女子アトム級/2分3R


加藤 りこ Kato Riko

プレリミナリーファイト第1試合/Krush女子アトム級/2分3R

  • ●
  • 判定
    • 0-3
      28:30/28:30/28:29
  • ×
x

吉崎 生 Yoshizaki Naru

「K-1 AWARDS 2021」アマチュアMVPの吉崎が今大会でプロデビュー。1R、サウスポーの加藤に対し、吉崎はオーソドックスでローを放って前に出る。加藤は左右の前蹴り、左ストレート、左ミドルで迎撃する。吉崎はこれに対してガードを高くし、ローの本数を落とさない。加藤に対しパンチも振るっていく。

 2R、前蹴り&ローで前に出んとする吉崎だが、加藤はこれに左ストレートと左ミドルを飛ばして食い止める。しかし吉崎は弱気にならず、右のパンチをストレート・フックと打ち分け加藤を後退させる。加藤が左ストレート・左ミドルと返しても吉崎が右の強打で押していく。

 3Rも吉崎は頭を振りながら右のパンチをフックとストレートで軌道を変えながら前に出る。加藤も左のパンチをストレート・フックと振るうが、吉崎の前進が上回る。加藤はこれに対し組んで押さえてしまいホールディングの注意が与えられる。吉崎はボディ打ちも交えたパンチで加藤を追い詰め終了。判定は30−28、30−28、29−28の3−0で吉崎。デビュー戦を白星で飾った。

プレリミナリーファイト第2試合/Krushフェザー級/3分3R


井上 咲也 Inoue Sakiya

プレリミナリーファイト第2試合/Krushフェザー級/3分3R

  • ●
  • KO
    • 3R 0分34秒
  • ×
x

寺島 想 Terashima Kokoro

 K-1カレッジ2021王者の寺島がプロデビュー。1R、寺島はサウスポーの井上に右ミドルを力強く放って先制。その後もこの右ミドルを当て、井上をロープ・コーナーに追い詰める。井上は右ジャブを突き、これでコーナーから出んとするが寺島にバッティングとなってしまい注意を受ける。右ミドルを攻撃の起点とする寺島は続いて右ストレートを決めダウンを奪う。

 2R、再び右ストレートを狙う寺島に対し井上は右フックと左ストレート。圧力をかけてロープに追い詰めた寺島は左フック・右ショートストレート、右ミドルと追い詰める。井上は鼻血が見られる。3Rも井上は右フックと左ストレートで入っていくが、寺島はそこにジャストタイミングで右ショートストレートのカウンター。井上を後方に倒しKOした。

第1試合/Krushライト級/3分3R・延長1R


堀井 翼 Horii Tsubasa

第1試合/Krushライト級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 延長判定
    • 0-3
      8:10/8:10/8:9
  • ×
x

南雲 大輝 Nagumo Daiki

 堀井と南雲は2020年6月に初対戦し、この時は南雲のローブローにより堀井の反則勝ち。完全決着が望まれた同年8月の再戦は堀井の負傷欠場。3度目となる翌年7月のKrushライト級王座決定トーナメント1回戦では堀井が大会当日の体調不良によるドクターストップで南雲が不戦勝。星の上では1勝1敗同士で、ついに決着戦を迎える。

 1R、オーソドックスの堀井とサウスポーの南雲、両者開始から互いに前に出る。南雲は左ストレート・左フック・左ボディフックとパンチを打ち分ける。これに堀井はリーチを活かした右ストレート、ヒザ蹴り、バックブローと放っていく。南雲もバックスピンキックと回転技で対抗する。

 2R、堀井は右ロー、右前蹴りと飛ばし、南雲の前進をけん制。南雲も前蹴りを放って堀井の手を落としに掛かる。南雲は遠間から顔へのフックとボディへのフックで上下の打ち分け。そして左フックで堀井の右眉上下を切り裂きカットする。ドクターチェックが実施されたのちに再開。南雲は前に出るが、堀井は右ショートストレートをカウンター。ロープを背負う堀井に南雲は踏み込んでの右フックを打ち込みダウンを奪う。すぐに立ちダウンじゃないとアピールする堀井だが、ここで再び出血が悪化してドクターチェックが行われる。再開すると堀井はバックブロー、右フックと攻めるが当てられない。

 3R、後のない堀井は前に出てヒザ・前蹴りと南雲に決め、そこからジャブを顔に決めていく。右インローで南雲のバランスを崩し、右ストレートを決める堀井だが、南雲はタックルのように倒してここを乗り切る。レフェリーは南雲を注意。南雲はその後も組みつきが見られイエローカードが出されて減点1となる。堀井は左フックと右ストレートで南雲を追い詰め試合を終える。判定は28−27、28−28、28−28で南雲に1票入るもドロー。延長戦に突入となる。

 延長R、体力の消耗が見られる南雲に対し、堀井は左フックと右ストレートで迫る。堀井は再び傷が開いてくるが、南雲も鼻血が見られる。堀井にドクターチェックが掛かるが試合再開。南雲の左フックをブロックし、堀井は前蹴りと右ストレートで攻める。足の止まっている南雲は堀井の右ストレートをもらってしまう。さらに攻める堀井だが、南雲の振るった左フックがとらえ堀井は崩して手をついてしま、レフェリーはダウンを宣告する。堀井はこのダウンを否定するも直後に終了のゴングとなる。判定は3者10−8で南雲。因縁の一戦に勝利した。

■試合後の南雲大輝のコメント
「すごくしんどい試合でした。堀井選手の気持ちの強さを感じましたし、なんとかくらいついて勝利できたのは八光流柔術の先生方をはじめ、応援してくれる皆さまのおかげです。(相手の印象は?)1秒も彼が弱気になったシーンはなかったし、初めて戦ったときよりも努力されてここまで来たんだんと思いました。(今後の目標は?)今日勝つことしか考えてなかったんですけど、早く試合したいですね。経験を積んで強くなった姿を見てもらいたので、次はKOできるように頑張ります」

第2試合/Krush女子アトム級/3分3R・延長1R


谷田 美穂 Yata Miho

第2試合/Krush女子アトム級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 0-3
      27:30/27:30/26:30
  • ×
x

紗依茄 Raika

 当初、紗依茄はMIOとの対戦を予定していたが、MIOが欠場。谷田と対戦した。1R、開始から向かった谷田だが、紗依茄は右ハイキックをタイミングよく打ち込みダウンを奪取。すぐに立って向かう谷田に対し、紗依茄は右ローを打ち込む。紗依茄はサウスポーにも構えを変え、右ロー、左ミドルと蹴りで谷田を翻弄する。

 2R、紗依茄は前蹴り、カーフキックと谷田を懐に入れない。高い前蹴りも決め谷田をスリップダウンさせる。谷田も左右フックを振るって向かうが、紗依茄は月心会らしいステップワークで谷田のプレッシャーをかわす。前蹴りをかいくぐって前に出る谷田だが、紗依茄に組まれてしまう。

 3Rも紗依茄はフットワークを駆使して前に出てくる谷田をさばく。谷田の前進に合わせた右ミドル、ヒザも打ち込む紗依茄。だが谷田に対しホールディングが多くなってしまい、紗依茄はレフェリーから注意を受ける。紗依茄がダッシュから顔への前蹴りを決めて終了。判定は30−27、30−27、30−26で紗依茄。フットワークと足技を駆使して勝利した。

■試合後の紗依茄のコメント
「今年一発目の試合で勝ててホッとしています。(対戦相手の印象は?)試合の11日前に相手が変わって対策とかうやりづらい部分もあったんですけど、道場の先輩や代表のおかげで3Rまで戦えたし、勝てたことにホッとしています。(今後の目標は?)今日みたいな試合やと上にはいけないので、もっと頑張ります。女子高生のうちにチャンピオンになります」

第3試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R


塚本 拓真 Tsukamoto Takuma

第3試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R

  • ●
  • TKO
    • 3R 1分40秒
  • ×
x

小林 孝彦 Kobayashi Takahiko

 1R、小林はフットワークを使ってリングを大きく回り、ベースとするボクシングを活かし左フックと右ストレートを当てる。そこから続いて左ボディフックで塚本を攻める。塚本は右ミドルで反撃するが、小林はさらに左ボディフック。右ストレートを受け塚本は後方に崩れるがこれはダウンとならず。塚本はさらに右ミドルを増やして小林を攻める。

 2R、塚本は小林にプレッシャーを掛け右ミドルを当てる。しかし小林は左フックを当てて塚本をコーナーに詰め、右ストレートと左フックでラッシュ。だがこれを耐え切ると塚本はヒザを効かせて逆転し、そこからさらにヒザをボディと顔に打ち分けて集中打しスタンディングダウンを奪う。さらに右ミドル、ボディへのヒザと塚本が攻めて終える。

 3Rも塚本が右ミドルとヒザで攻める。小林はボディが効いて手を返せなくなりレフェリーに2度目のスタンディングダウンを宣せられる。塚本は攻め手を緩めずさらに右ミドルを追加し、レフェリーは試合をストップした。

塚本のマイク
「遠いところから応援、こんな時期なのにありがとうございます。地獄のような3連敗している間も変わらず応援してもらって、そのおかげでこの2連勝に繋がったと思うので、もっともっと頑張って上でふんぞり返ってる奴らを食ってやりたいと思います」

■試合後の塚本拓真のコメント
「相手がボクシング出身でパンチが上手い選手なので、それに付き合わずに蹴っていこうと思っていました。この試合の前からミドルとヒザ蹴りを練習していたので、それで倒せて自信にありました。(相手の印象は?)パンチは今までで一番重くて何回か効いてやばいと思ったんですけど、自分も武器は気持ちなんで絶対に倒れないし、喰ってやると思っていました。(今後の目標は?)上で活躍している選手に勝たないと知名度もつかないし、強さも証明できないんで。どんどん上に行けるように頑張っていきます」

第4試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R


安川 侑己 Yasukawa Yuki

第4試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 2-1
      29:30/30:29/29:28
  • ×
x

目黒 翔大 Meguro Shota

 1R、オーソドックスの安川はガードを高くしてサウスポーの目黒に向かう。目黒はこれをプッシングして押し返し、ミドル・ロー・パンチと返していく。安川はしかし意に介さず左フックと右ストレートを振るい、バックブローも繰り出す。これに目黒はローキックとカーフキック(膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)で安川を揺るがす。そこから顔とボディに目黒はパンチを打ち分ける。

 2R、変わらず安川は前に出るが、目黒はショートパンチで応戦し、そこからローに繋げる。安川は強い足腰を感じさせ攻撃を受けても下がらない。左フック・右ストレートを思いきりよく振る安川だが、目黒は堅固なガードでクリーンヒットは与えない。

 3R、目黒は接近戦でショートのパンチコンビネーションからローキックに連係する。安川はしかし圧力を落とさず、目黒をロープまで詰め左フックと右ストレート。目黒が右フックと左ストレートで攻めれば、安川も打ち返して終わる。判定は30−29(目黒)、30−29(安川)、29−28(安川)の2−1で安川。接戦を制し勝利した。

■試合後の安川侑己のコメント
「練習してきたことが全然出せなくて、対戦相手の目黒選手が今までやってきたなかで一番やりづらい相手かなと思いました。(相手の印象は?)自分が想像していた以上にやりづらくて、思っていた以上にギリギリでした。(今後の目標は?)このままじゃKrushのベルトは狙えないので、また一から練習して良い勝ち方をしてタイトル戦線に食い込めるように頑張ります」

第5試合/Krushライト級/3分3R・延長1R


鈴木 翔也 Suzuki Shoya

第5試合/Krushライト級/3分3R・延長1R

  • ●
  • KO
    • 2R 0分41秒
  • ×
x

弘輝 Hiroki

 1R、鈴木が開始から前に行くと弘輝もこれを迎え撃ち、左ミドル・左ストレートを返す。弘輝の左ローに大きく足が流れる鈴木。好戦的に前へ行く鈴木だが、そこへ弘輝が右フックからの左ストレートをカウンターしてダウンを奪う。立ってきた鈴木だが弘輝の左ストレートに一瞬バランスを崩す。そこから向かって弘輝をコーナーに詰めるが、弘輝は左ストレートで打ち抜き2度目のダウンを奪う。

 2R、鈴木は前に出て左フック、右ストレートで攻める。しかし弘輝が左フックを決め3度目のダウンを奪う。あとがないと思われた鈴木だが、弘輝の左ストレートをかわして直後に右ストレート。弘輝はこれに打ち抜かれて倒れ、鈴木の大逆転KO勝利となった。

鈴木のマイク
「応援ありがとうございました。8年ぶりのKrushのリングに上がれて嬉しかったです。めちゃくちゃ強かったです。このリングでやっていくにはルールに合わせた練習が必要だなと思いました。弘輝選手はライト級王座決定トーナメントのベスト4だと思うので、あと何人か倒せばチャンピオン出してくれるかなと思うので期待してます」

■試合後の鈴木翔也のコメント
「想像以上にパンチをもらって倒れてしまって。上ずっているというか、重心が上がっている感じがしました。なんとか勝ててよかったです。(相手の印象は?)試合映像を見てダイナミックな動きが多かったので、そこに注目していたんですけど、パンチも細かくて上手かったです。(今後の目標は?)僕は記念でKrushに出ているわけじゃないので、トップを獲りたいです。瓦田選手を引きずり出すために、まだ自分はKrushルールが下手くそで経験をつまなきゃいけないと思うので、何人か倒してタイトルマッチに辿り着かなきゃなと思っています」

第6試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R


林 勇汰 Hayashi Yuta

第6試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R

  • ●
  • KO
    • 2R 1分26秒
  • ×
x

佑典 Yusuke

 1R、リング中央に立つ佑典に対し、林はその周りを回って右ローを蹴りつけていく。右ロー、右ミドルを入れる林に対し、佑典もサウスポーから左ミドル、右ローを返す。飛び込むような左ストレートを見せた佑典は、続いて左ストレートからの右フックを決めダウンを奪う。ラウンド最後も林をコーナーに詰め、左ストレートと右フックで畳み掛けて佑典が2度目のダウンを与えて終える。2R、佑典は左ローを連続で送って林の出足を止める。そしてリズムを作り林の入り際に右フック。そこから踏み込んでの右フックで林を倒し、KOで試合を決めた。

佑典のマイク
「林選手ありがとうございました。今日のMVP候補入りましたか? 2連敗して終わっていくかと思われていたかと思うんですけど、今が一番強くなっているので、ここからベルトを目指して這い上がっていくので見ていてください」

■試合後の佑典のコメント
「チームで決めた作戦が完璧にハマって冷静に試合ができたから問題なく勝てました。(対戦相手の印象は?)事前の印象通りでした。作戦が完璧にハマりました。(今後の目標は?)まずKrush大阪大会を開いてください。あと今年は最低でもKrushのベルトを取るんで、次はそこにつながる試合をお願いします」

第7試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R


松本 篤人 Matsumoto Atsuto

第7試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:29/30:28/29:28
  • ×
x

斉藤 雄太 Saito Yuta

 東大卒の国家公務員・松本vs慶応卒の経営者・斉藤という異色の経歴を持つ両者の対戦。1R、松本はガードを高くして向かいローを効かせる。斉藤はこれに頭を低くしてパンチを振り回して対抗し、こちらもローを返す。しかし松本は斉藤のパンチをブロッキングし、ヒザ、フックと打ち込んでいく。バックブローも織り交ぜトリッキーな攻めを見せる斉藤だが、松本は冷静さを崩さず、斉藤の攻撃の合間にストレートを返す。

 2Rもバックブローに左右の目まぐるしいパンチで攻める斉藤だが、松本のガードを破れない。鼻血が見られる松本だが、致命的なダメージは負わない。総合の経験もある斉藤は重心を低くした構えから左右のフック・アッパーとワイルドに振るう。だが松本はやはりガードで弾く。3R、大振りしてくる斉藤の内側を抜くように松本は左右ストレートで攻める。斉藤をコーナーに詰め、松本はパンチからヒザに繋いで攻勢を作る。斉藤も右ストレートを振るって反撃するが松本を下がらせられない。判定は30−29、30−28、29−28の3−0で松本。高学歴の異色ファイター対決を制した。

■試合後の松本篤人のコメント
「率直に点内容はダメでした。終わったから言うんですけど、斉藤選手の戦い方に付き合っちゃって。クレバーに戦えずにボコボコに打ち合って、お客さん的にもどうだったのかなと。正直、仕事が思ったより忙しかったこともあって、ここ2週間くらい徹夜やタクシー帰りばかりで、ほぼ練習というか運動も週1回あるかないかだったんですよ(苦笑)。いざリングで動いたら思いのほか動けなくて、何とか勝利をもぎ取れたかなと思います。(相手の印象は?)パンチ一発一発は重かったです。ガードの上からでも効かされるパンチだったと思います。試合後に挨拶して『なんで格闘技を続けてるの?』って思われる2人だと思うんですけど、格闘技愛とK-1愛を共感し合いました。試合が終わったらノーサイドなので、友達になれそうだなと思いました。(今後の目標は?)ここ2戦は負けたんですけど(石川直生の)MVPにも選ばれて、掴めるものがありました。すっかり勝ったらタイトルマッチと言いたかったんですけど。なんとか勝利を掴んで、まだ上を目指せる選手ということを分かってもらえたと思うので、チャンスを待ってます」

第8試合/Krush女子アトム級/3分3R・延長1R


松谷 綺 Matsutani Kira

第8試合/Krush女子アトム級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:28/30:28/30:27
  • ×
x

豊嶋 里美 Toyoshima Satomi

 ここまで6戦4勝2分とプロ無敗でタイトル戦線進出が期待される松谷と普段は受付嬢を務める顔を持つ豊嶋の対戦。1R、開始とともに豊嶋は右ストレートを振るって前進、右フックも織り交ぜ松谷にヒットする。しかし松谷はすぐに立て直し、右・左とショートストレートをヒット。豊嶋のストレートをヘッドスリップでかわし、松谷はロー、右クロスと多彩なカウンターのパターンを見せる。

 2R、前に出ていく豊嶋だが松谷は手で押し返し、左右のストレート、ローと攻撃を上下に打ち分ける。1Rほど豊嶋に圧力を掛けさせない松谷。ローを入れ、豊嶋の前進にストレートをカウンターする。3R、前に来る豊嶋を押し返し、松谷は圧力負けしない。ボディへのヒザ、ミドルと入れる松谷だが豊嶋はダメージを見せない。後ろ回し蹴りも放ち、攻めの多彩さを見せる松谷。ラウンド最後も右のストレート、フックを連続で当てて終える。判定は30−28、30−28、30−27の3−0で松谷。無敗記録を更新した。

■試合後の松谷綺のコメント
「思っていた以上に自分が動きが出来ないというか潰されちゃって、課題が残る試合でした。(対戦相手の印象は?)映像で見ている時もぐちゃぐちゃに攻めてパンチで伸びる選手だと思っていて。思っていた以上にパンチが強かったですし、距離も詰められて、相手の思い通りになっちゃいました。(今後の目標は?)まだパワーが足りていなかったので、パワーをつけてテクニックも伸ばしてちゃんと倒せる選手になりたいです」


ダブルメインイベント第1試合(第9試合)/Krush女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


菅原 美優 Sugawara Miyuu

ダブルメインイベント第1試合(第9試合)/Krush女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:28/30:29/30:27
  • ×
x

優 Yu

 菅原は昨年11月の防衛戦で一度敗れているMIOにリベンジして初防衛に成功し、今回が2度目の防衛戦になる。挑戦者は美容室のオーナー兼アイメイクアーティストという顔も持つ優。両者は2020年7月に対戦しており、この時は菅原が判定勝ち。再戦の結果はいかに?

 1R、菅原は前蹴りでけん制し、これを優がかいくぐって入って来るところにカウンターのバックブローを振るって当てる。菅原はジャブと前蹴りで優を懐に入らせず、左フック・右フック・ジャブと的確に決めていく。

 2R、優は左右ストレートを飛ばすが、菅原は長いリーチを活かして手を伸ばしてパンチを妨害する。タイミングのよい前蹴りで優を転倒させる菅原。菅原はカーフキック(膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)も入れ、顔や胸周辺を狙ったサイドキックも決める。

 3R、前に出ていく優だが、菅原は押し負けず、前蹴りも決め優を逆に下がらせる。接近戦でもショートレンジのアッパー、左フックを決める菅原。優もミドルを連打するが菅原を下げさせられない。逆に菅原が顔面前蹴りを決める。バックブローを繰り出す優だが菅原はそのまま前に出てボディにミドルを打ち込む。判定は30−28、30−29、30−27の3−0で菅原。2度目の防衛を成し遂げた。

菅原のマイク
「今日はたくさんの応援ありがとうございました。もっと成長した姿を見せたかったんですけど、もっと練習頑張ります。アトム級これから全員で盛り上げて行きますので、これからもご注目お願いします」

■試合後の菅原美優のコメント
「本当はもっともっと成長した姿を見せたかったんですけど、試合は上手くいかないと改めて実感しました。でも最低限防衛戦をクリアして、うれしいです。(やりづらかった?)想定していた一番やりづらい優選手ではなかったですけど、やりづらいはやりづらかったです。今までやってきたなかで一番パワーがあるんですよ、体圧やパンチ力含めて。(バックブローは?)あれは完全に逃げですね(苦笑)。後ろ向いたから出しちゃおうみたいな。あんまり良くなかったです。反省点です。(昨日の会見でベルトを落とした場面があったが?)すごい縁起が悪いなと思って。あれから絶対にベルトは落ちない場所に置いておきました。自分としてはあれで先に厄落としをしたと思って、自分を説得しました。(相手のクリンチについて)やりづらさはありましたけど、あれが試合のリアルというか本気でぶつかった時のあるあるなんで。そこを技術で回避というか、ヒザを入れるとかアッパーを打つとか。それができなかったことは反省です。練習したことがあまり出せなかったです。(理想ではどう戦いたかった?)もっともっと手数を出して散らして、相手が歩けなくなるくらいローも蹴るつもりだったし、ボディも練習してたし。アッパーも練習してたんですけど、それを思い出したのが3Rで。左フックは収穫でしたが…練習したことが出せないというのも収穫だと思って頑張ります」

■試合後の優のコメント
「すごい悔しかったです。すいません。(相手の印象は?)正直なことを言うと、前回の方が私の中ではやりにくくて、今回の方が自分のパンチと蹴りが当たっている感覚がありました。前回と比べると(距離が)長い時と短い時の差があったかなって。その点はやりづらかったです。(今後の目標は?)とりあえずゆっくり休んでもいいでしょうか(笑)。それから色々とチャレンジしたいと思います。ありがとうございました!」

ダブルメインイベント第2試合(第10試合)/Krushウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


松岡 力 Matsuoka Riki

ダブルメインイベント第2試合(第10試合)/Krushウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 2-1
      10:9/9:10/10:9

  • ×
x

寧仁太・アリ Ayinta Ali

 第9代Krushウェルター級王者・松岡力の初防衛戦。挑戦者はガーナ人の父と日本人の母を持つ“フライング・ガーニアン”寧仁太・アリだ。両者は昨年9月の第2代K-1ウェルター級王座決定トーナメントでベスト4に勝ち進んでおり、事実上の3位決定戦ともいえる試合だ。

 1R、両者まずはローで相手の様子を探る。寧仁太のスイングフック、ローを見極め空振りさせていく松岡。ロー、ミドルと積極的に放って行く寧仁太だが、松岡はよく見てクリーンヒットさせない。2R、松岡はハイキックを打ち込み、寧仁太の返しのミドル、二段蹴り式のハイキックもヒットさせず距離感を掴ませない。松岡はカーフキック(膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)を入れ、これで下に意識を下げてスイングフック、後ろ回し蹴りと上下に攻撃を振る。ガードを下げて打ち合いに誘った松岡は、しかし目のよさを見せ、寧仁太のパンチをかわし右ストレートを打ち込む。

 3R、寧仁太は左右のフック、強打、顔へのヒザと攻めて出る。これは当てられないも、松岡がかわした顔の方向にハイキックを繰り出して当て、ペースを手繰り寄せる。しかし松岡も持ち直すと左フック・右ストレート・右フックとパンチをまとめ反撃する。左フックを受けフラつく寧仁太。判定は30−29(松岡)、30−29(寧仁太)、29−29でドロー。延長戦に突入となる。

 延長R、松岡はカーフキックを連発。寧仁太は飛びヒザで向かうが松岡は下がらず、寧仁太をロープ際から出させずパンチをまとめる。しかしリング中央に進んだ寧仁太は右ローの後の右ストレートで松岡をグラつかせる。松岡は体勢を戻し、右ミドル、ロープの詰めてパンチの連打と攻める。判定は10−9で寧仁太、続いて10−9で松岡、最後のジャッジは10−9で寧仁太。新チャンピオンに輝いた。

寧仁太のマイク
「試合後に喋るのを考える余裕がなくて、本当に自分ひとりの力じゃ獲れないベルトだったし、試合中も(梶原)龍児さんが鼓舞してくれて、みなさんのおかげで獲れたベルトなので、このベルトはみなさんに捧げます。(瓦田)脩二さん、璃明武くん、(軍司)泰斗くん(がベルトを獲っていて)、プレッシャーにに弱くてどうなるかと思ったんですけど、自分を信じればできるっていうことを見せられたと思うので、これからKrushのベルト、K-1のベルトも挑戦したいと思っているので、もっともっと頑張るので応援よろしくお願いします。コロナの中でたくさん応援きて下さってありがとうございます。もっともっと頑張ります」

■試合後の寧仁太・アリのコメント
「松岡選手はベテランって感じで技術があって。隙を見せてくれなかったです。どのタイミングでいけば攻めればいいのか。攻撃を返されて。何とか気持ちで競り勝てたかなって感じです。(最後まで自分から出られなかった?)自分が得意な飛びヒザやフライングハイを出すタイミングもうかがっていたんですけど隙がなかったです。これからチャンピオンとしてKOも必要なんで、もっと頑張ろうと思いました。(2Rに自分が連打をまとめた場面は?)あんまり覚えてないんですけど。そこで倒せないというのは、自分を信じ切れていないところがあったのかなと思います。

(総本部のメンバーがタイトルマッチでベルトを取り続けていたが?)それはプレッシャーしかなかったです。とにかく内容より結果が欲しかったです。延長になったとき『チャンピオンって強いんだな…』と思って気持ちが折れかけたんです。そこで(梶原)龍児さんが鼓舞してくれて、なんとか這い上がれました。(本戦が終わって心が折れそうになった?)ちゃんとは覚えてないですけど。そこかなって。(延長で競り勝てたのは?)やっぱり龍児さんが言葉をかけて鼓舞してくれたからです。

(言われたことで)一番覚えているのは、僕は小学低学年の時にめちゃくちゃ暴れん坊だったんですよ。龍児さんから『その時のことを思い出せ。ここでも暴れて来い』って。それで競り勝てたと思います。(今後の目標は?)前回K-1で負けてしまって、すごい落ち込んでたんですけど、こういうチャンスをもらえたのは周りの力だと思います。僕はK-1のベルトが欲しいので、Krushチャンピオンという自覚を持ってもっと強くなってK-1のベルトを狙う。僕にしか伝えられない人や世界を伝えていきたいです」

■試合後の松岡力のコメント
「いやあ~やられましたね。判定やったらどっちが勝ってもおかしくなかったんですけど、負けは負けです。(対戦相手の印象は?)今日は相手どうこうじゃなくて、アップの時から動きが悪くて。そこをどう補っていくかっていう戦いやったんですけど。そんなに甘くなかったです。やられました。(本戦は押している場面もあったが?)自分とかセコンドも『多分(ポイントを)取ってるよ』って感じだったんですけど、1Rか2Rに顎が折れてて。延長にいったら嫌やなって思ってたんですけど、まあしゃあないっすね。(3Rに打ち合いに行ったのは?)顎が折れてたんで、3Rを取ろうと思って。どうせやったら倒しに行った方が確実なんで倒しに行きましたけど、僕の力が入らなかったですね」

 

選手登録