2020.10.28

 10月28日(水)都内にて記者会見が行われ、12月13日(日)東京・両国国技館で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の第2弾対戦カードが発表された。

 佐々木大蔵と大和哲也によるスーパー・ライト級スーパーファイトが決定した。Krush同級王者の佐々木は、2月に王座を獲得しKrush2階級制覇を達成。10月のKrushでは中野滉太を退けたばかりで、これで5連勝中と勢いに乗る。K-1への出場は昨年11月、鈴木勇人に勝利して以来で約1年ぶりとなる。

 一方の大和哲也もK-1出場は昨年末の名古屋大会で不可思に敗れて以来1年ぶり。61戦目を迎える歴戦の勇者にとって、再起を期しての一戦となる。

 中村拓己K-1プロデューサーはこの試合の見どころについて、「2人ともいろんな対戦相手と戦ってきて、キャリアも豊富で技術力も高い2人。発言や戦い方を見ていてもファイターとしての“哲学”を強く持った選手同士。この2人にしか出せない雰囲気を含めた試合を期待したい」と語った。

 近年の大和は「合氣ック」を標榜し、その哲学を語る場面が多い。会見でも「形があるようで形がない、無限小で無限大な、天地と、宇宙と一体となった素晴らしい試合をお見せしたい」と意気込むと、「アート」を掲げる佐々木は「2人しか見せられないもの、玄人だけではなくて一般の方にも伝わる試合を両国でしたい」と応える。個性的なファイター2人の思想は、両国のリングでどのような激突を見せるのか?

佐々木大蔵
「試合スパンは短いんですけど、こうして試合が決まってうれしい気持ちと、大和選手の発言を聞いてすごくまた身が引き締まる思いです。(大和の発言についての印象は?)今日の発言を聞いても僕が太刀打ちできないというか(笑)。そういった面でも、ひとりの男としてもすごく尊敬する選手なので、大和選手と試合できることがすごく光栄に思います。(大和は佐々木が敬愛するセンチャイと戦った経験があるが)そこはメチャクチャ意識します。それは存じ上げてましたし、そういう部分でも高まるものはあります。

(結果次第で来年、どうステップアップしたいか?)今後のことと言うよりは、前回の試合、僕自身はすごく楽しかったのですが、お客さんが楽しい試合ができたかというとそうではなかったと思います。そこも踏まえて、大和選手とは、大和選手の哲学、僕のアート、2人しかみせられないものを、玄人だけではなくて一般の方にも伝わる試合をしたいという思いがありますね」

大和哲也
「愛を知る県、愛知県から来ました、日本を元気にするK-1ファイター、大和哲也です。1年ぶりに試合が決まったことはうれしいです。佐々木選手の印象は本当にテクニシャンなファイターで、僕と違っていいも悪いもムラがないコンプリートファイターだなと感じます。試合間隔が1年空くのは初めてなんですが、この期間は自分と向き合う時間になりました。その中でも、今自分のやっている合氣と合氣ックが自分の中ですごく深まっているのを実感しています。これからの試合は、形があるようで形がない、無限小で無限大な、天地と、宇宙と一体となった素晴らしい試合をお見せできるように精進していきます。

(佐々木選手の発言についての印象は)会見や試合前後のコメントを見ていても考え方が素晴らしいと思いますし、試合が決まってから佐々木選手の入場曲がずっと頭に流れていて、口ずさんじゃうぐらい印象が強くて。そういう選曲をするのも素晴らしいと思ってまして、そういう人間的に素晴らしいファイターと試合できるのがうれしく思います。

(合氣ックとは?)僕が今習っている『心身統一合氣道』というのは、心が体を動かすという原理を元に心と体を一つにして使うという、心身統一をうたっていまして、その心と体を一つにした状態で戦うのを合氣ックと言っています。

(結果次第で来年、どうステップアップしたいか?)僕は違うルールの中でベルトを獲ってきましたが、佐々木選手は今のK-1ルールの中で結果を残している選手ですし、僕は本当に挑む気持ちで戦いたいなと思いますし、噛み合う試合になるだろうなと思います。玄人の方にも一般ファンの方にも楽しんでもらえる試合になるでしょうし、ここで勝つことでまた自分もトップ戦線に食い込めると思うので、落とせない試合ですが、勝ちにこだわるんじゃなくて自分の持っているものを全力で発揮できるように、しっかり仕上げていきたいなと思います」

 

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