2021.01.22

 1月22日(金)都内にて、開催を明日に控える「Krush.121」後楽園ホール大会の前日記者会見が行なわれた。

 同大会のメインイベントでKrushウェルター級タイトルマッチを行なう王者・山際和希と挑戦者・加藤虎於奈は揃って計量をパス。両者とも、万全の状態で会見に臨んだ。

 挑戦者の加藤は自身の怪我により、山際が勝ち抜いたKrushウェルター級王座決定トーナメントを欠場しており、王座奪取の機会を逃していた。しかし、11.27「Krush.119」で松岡力に勝利して挑戦権を獲得。早くもタイトル獲得のチャンスを手に入れた。しかし「ただのワンマッチとしか思ってないですね。勝てばベルトがついてくるかなっていう感じなんで、そんな緊張もしないし、楽しみだし、なんで緊張すんのかなって思っちゃうぐらい余裕っすね」と、リラックスした表情の加藤。山際の「倒しに行く」という発言を聞いても、「無理だと思います」とバッサリ。さらに「完全に山際選手の光を消して勝ちます」と、完封勝利を予告した。

 加藤が自信をみなぎらせているのは、それだけの練習に励んできたからという自負があるからだ。また、動画を見ながら山際の研究も重ねてきた。山際の弱点と自分の弱点もきっちり把握したことで、「ここは絶対嫌がるだろうなっていうことを、最初から最後までやり続けてやろうと思っているんで。だから、その頃には山際選手に倒す気力もないと思うし、俺はその中のタイミングで倒そうと思ってますね」と豪語するほど、絶対的な自信を獲得するまでに至った。

 その加藤を迎え撃つ山際は、昨年の11月にBigbangで敗北を喫してしまったものの、王者になってからのKrushのリングは、今回が初陣となる。「気持ち的には迎え撃つというのはなくて、若くて強い、そして小さい頃から格闘技をやってるような選手に、僕が思いっきりぶつかっていくという風に考えてます」と謙虚なコメントの山際。しかし、「王者という立場もあるので、強さを見せた上で、逃げるような試合じゃなくて、倒しに行きたいと思います」と、力強くKO宣言をしてみせた。

「倒しに行く」という言葉には、メインイベンターとしての責任感が込められている。「メインイベントというのは大会の印象を左右する大事な試合。メインイベンターをここ3試合連続でやらせてもらって、メインイベントをずっとやってきた人たちの凄さに気づいて、僕も絶対に盛り上げるという気持ち」と、メインに相応しい試合をしたいという気持ちが強い。そのため加藤の「光を消して判定勝ちっす」という言葉を聞くと、「できれば判定は狙わないでもらうとうれしいです」と、打ち合いを希望していた。

 会見に同席したKrush EVANGELISTの石川直生さんも、両選手がボクシング技術の向上に励んでいるという話を聞いており「明日はパンチの打ち合いを勝手に想像して、わくわくさせてもらっている」と期待を寄せている。王者と挑戦者、それぞれの思惑を秘めつつ、明日、2021年最初のKrushのリングで拳を交える。

加藤虎於奈
「ついにこの日が来たなっていう感じですね。明日試合して、明後日からまたつまんなくなっちゃうんですけど、明日まで最高に楽しみにしています。あとは体調を整えて…というか、明日まで保てるようにして、爆発させたいと思います。(ベルト初挑戦の心境は?)ただのワンマッチとしか思ってないですね。勝てばベルトがついてくるかなっていう感じなんで、そんな緊張もしないし、楽しみだし。なんで緊張すんのかなって思っちゃうぐらい余裕っすね。

(計量の時にフェイス・トゥ・フェイスで睨み合ったあと、最後に思わず笑っていたが、どんな心境だった?)俺は別に試合は喧嘩じゃないって思っているんで、向き合った後は普通に笑ってしまいますね。(チャンピオンは倒しに行くと言っているが?)無理だと思います。絶対倒せないっす、俺のことは。(自分は倒しに行く?)そうっすね。倒しに行く……のかな?(笑)。いや、もう完全に山際選手の光消すっすね。光を消して勝ちます。

(明日、2021年の初戦をクリアした後の目標は?)明日のことしか考えてないっす。明日以降のことは明日勝ってから考えようと思ってるんで、本当に明日に全てを懸けてベルトを奪います。(『絶対倒せない』と言い切る理由は?)絶対倒せないって思いますよ、本当に。まず毎日毎日いろんな動画を見て、山際選手の動画を見て、弱点だったりを確認して。自分の試合も見て、『ここは良くないな』って思う部分を自分なりにしっかり紐解いて、山際選手に対して『ここは絶対嫌がるだろうな』ってことを、最初から最後までやり続けてやろうと思っています。だから、その頃には山際選手には絶対に倒す気力もないんで、逆に俺はその中のタイミングで倒そうと思ってますね。すタイミングで倒してやろうかなと思っています。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日、ついにタイトルマッチを迎えることになるんですけど、本当に自分の中に気負いがなくて、ただのワンマッチだと思っています。ベルトを獲って、兄弟で同時にチャンピオンになるというのが一番の理想ですけど、そんなことを考えてたら絶対にやられます。明日は山際選手のことだけを考えて、明日まで1日過ごして、明後日からは女の子のために(笑)一生懸命がんばりたいと思います」

山際和希
「明日は強い挑戦者と戦えることを凄くうれしく思います。とても燃えてます。この日のために年末年始返上で、休まず練習してきました。明日はメインイベンターらしい試合で、ガンガン盛り上げて倒しに行きたいと思いますので、応援よろしくお願いします。(初防衛戦の心境は?)僕は防衛戦にはなるんですけど、気持ち的に迎え撃つというのはなくて、加藤選手は僕の周りも『強い強い』と言ってます。あと小さい頃からずっと格闘技をやってるのも知ってますし、僕は格闘技を始めたのが結構遅くて、そういう意味では僕の中では挑戦だなという感じですね。若くて強い、そして小さい頃からやってるような選手に、僕が思いっきりぶつかっていくと考えてます。でも、やっぱり王者という立場もあるので、強さを見せた上で、逃げるような試合じゃなくて、倒しに行きたいと思います。

(加藤は光を消すと言っているが?)そんな戦い方するんですか?と思ってびっくりしたんですけど(笑)。やっぱりメインイベントっていうのは大会の印象を左右する大事な試合です。僕もメインイベンターをここ3試合連続でやらせてもらって、メインイベントをずっとやってきた人たちの凄さに気づいて、僕も絶対に盛り上げるという気持ちです。できれば判定は狙わないでもらうとうれしいです。

(明日、2021年の初戦をクリアした後の目標は?)僕はやっぱりK-1に出たいですね。前回最後に出させてもらったのが木村“フィリップ”ミノル選手との試合で、あれは正直、木村選手の名前で出られたと思っています。前も言ったんですけど、山際だったらK-1に選ばれても普通だよなと思われるようになって、K-1に出たいので、今回強さを見せて、K-1に出て、K-1のチャンピオンになりたいです。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日はメインイベンターらしい一番盛り上がる試合をして、しっかり挑戦者を倒しに行きたいと思います。応援よろしくお願いします」

 

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