2021.03.16

 東京・渋谷区代官山にて、3月28日(日)日本武道館開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.2~」の[スーパーファイト/-73kg契約/3分3R・延長1R]でMIKE JOEと対戦するEITOが公開練習を行った。

 EITOが公開練習の場に選んだのは、代官山の街中にある一本の坂道。洗練された飲食店が建ち並ぶ中、EITOはチームメイトが乗るスクーターを押しながら坂道を駆け上がった。一歩一歩力強くアスファルトを踏みしめスクーターを押し上げたEITOは、この練習の目的を「打ち負けないパワーをつけるため」と、信条の真っ向勝負のためと語った。

 当初出場が予定されていた木村”フィリップ”ミノルの代打として、3月5日に急きょ参戦が発表されたEITO。オファーを受けた当初は誰と戦うのかもわからないまま、即答で出場を決めたという。

「話を聞いたときは木村選手とMIKE選手、どちらがケガをしたかわからないまま二つ返事で出場を決めて、後から木村選手の代打と聞きました。K-1ファンの皆さんはショックな部分があると思いますが、木村選手のバチバチを代行できるのは僕しかいないと思うので、サプライズではないとリングで証明したいです」

 EITOは対戦相手となったMIKEをかねてより知っており、いずれ戦いたいと希望していたという。その理由を問われたEITOは、MIKEが持つファイトスタイルへの好みと、リスペクトできる人間性を挙げた。

「個人的に好きな選手です。冷静なファイトスタイルもそうですし、人間性もリスペクトしています。強敵ですが、MIKE選手との戦いで僕が逃げ回ることはありません。今まで見下ろす戦いが多かったですけど、MIKE選手は身長が高い(EITOが188cm、MIKEが184cm)。大きな的がどっしり構えてくれている方がやりやすいですね。自ずと、会場が沸くようなバチバチの展開になると思います」

 空手と日本拳法がバックボーンだというEITOは、格闘技に挑戦するため16歳の頃にニュージーランドへ渡航。その後日本へ帰国し旧K-1への出場を夢見るも、団体の活動停止により、一度は引退を決意したという。

「日本に戻って前のK-1に出たいと思った矢先に団体がなくなっちゃって。僕の中では引退したつもりだったけど、3年前に大阪から東京に出てきて、戦績ゼロから再スタートとしてK-1 JAPAN GROUPでやらせてもらっています。復帰したきっかけは、周りに頑張っている人がたくさんいて、自分はその人たちと比べるとやりきれていないと思ったから。周りへの恩返しができるのは自分には格闘技しか無いので、K-1の舞台に上がって、結果で恩返ししたいと思ったんです」

 その恩返しをする相手には、プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔が含まれる。昨年8月の試合が中止となり格闘技に迷いが生じていた時、井岡から「俺の背中を見せる」とエールを送られたという。

「試合が無くなったとき、この報われない時間ってなんだろうと思ってしまって。大阪に帰ろうと思っていたんですけど、その矢先にHALEOで井岡さんと練習させてもらったんです。その時に『大晦日に試合をやるから背中を見ろ』と言ってくれて、実際に大晦日に男の背中を見せてもらいました。生き様を見せてもらえたので、リングに戻れたんです。僕も井岡さんから受け継いだバトンを次の人に託せるように、男の約束を果たしたい」

 前戦から約1年、迷いを払拭したEITOにやってきたチャンスはK-1本戦という大舞台だった。EITOは悩み苦しんだ時間の答えを出すためにも、結果を出すと力強く宣言した。

「この1年それなりに行動を起こしてきた結果を、やっとリングで証明できるチャンスが来ました。K-1でははじめましての人もいると思います。僕のことを好きになっても嫌いになってもいいんですけど、結果で証明するところは見て欲しい。3月28日の日本武道館は僕がとんでもなく面白い試合をするので、一緒にバチバチに盛り上がっていきましょう」

 

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