K-1WGP
2019.08.26
#NEWS

2R、パンチとヒザ蹴りで前に出る飛翔。前蹴りをボディに突き刺し、距離が詰まると左ボディとヒザ蹴り。本村もローを返してバックブローを狙うが、飛翔はしっかりガードして右ローを蹴る。
3R、パンチとローで激しく打ち合う両者。飛翔がワンツーとヒザ蹴りを当て、手数で圧倒する。本村も必死に右ローを蹴り返すが、飛翔がボディブローとヒザ蹴り、右ストレートと左フックで本村の動きを止める。飛翔が判定3-0で勝利した。
2R、野口が右ミドルから右ストレート・右フック。ユウキはインローと奥足ローを蹴って、的確に左ストレートを当てる。互いに距離を取ってミドルを蹴り合う展開が続き、終盤、野口が右ストレートと左フックで前に出ていく。
3R、ユウキが距離を取りながら左ミドル。野口も右ミドルを蹴って、右アッパーからパンチをまとめる。ユウキは左ストレートを返して前蹴りと左ミドル。野口は右フック・右ミドルで前に出続ける。最後は激しい打ち合いとなり、ユウキの左ストレートと野口の左フックがヒットする。判定はジャッジ1名がユウキを支持したものの、ドローに終わった。
2R、KAZUHIROがインローを蹴って前進。ヒザ蹴りをボディに突き刺し、右ストレートからパンチをまとめる。ガードを固める並木にパンチとローを叩き込むKAZUHIRO。並木も右フックを返すが、KAZUHIROが攻め続けるラウンドとなった。
3R、パンチとヒザ蹴りで前に出る並木。KAZUHIROはパンチを顔面にまとめてヒザ蹴りにつなげる。並木はバックブローをヒットさせるが、KAZUHIROはワンツーからヒザ蹴りを連打。最後はKAZUHIROが並木をロープに詰めてパンチをまとめた。1Rにダウンを奪い合った一戦は、2R以降、手数で上回ったKAZUHIROに軍配が上がった。
1R、サウスポーの両者は互いにミドルとローを蹴り合う。ガードを固めて前に出る亀本が左ロー、武居も左ミドルからパンチをまとめる。武居が左ミドル、亀本が左ローを蹴る展開から、武居が左フックを起点にヒザ蹴り、ロー、ハイキックと猛連打。亀本をロープに詰めて一気に手数を増やす。何とかこれを耐えた亀本もヒザ蹴りとローで反撃に転じる。
2R、前に出る亀本が左右のロー。武居はミドルを蹴り返し、パンチからローにつなげる。プレッシャーをかけ続ける亀本はコツコツとローを蹴り続け、武居は距離を取りながらローやヒザ蹴りを返す。前に出続ける亀本だったが、武居がしっかり自分の距離をキープしてパンチやローを当てた。
3R、すぐに前に出ていく亀本。しかし武居はフットワークを使って細かくパンチを当てる。亀本はパンチとローで前進、武居は左ストレート・右フックを返す。距離を潰してパンチとヒザ蹴りで攻める亀本に対し、武居も右フックを当てる。3R通じて自分の攻撃を的確に当てた武居が判定勝利した。
■試合後の武居由樹選手のコメント
「(試合の感想は?)全然疲れちゃって動けなかったので、もっと練習しなきゃなって思いました。動きも固かったですね。もっとやわらかく動かないと。(新階級の53kg級での戦いについては?)減量はきつくないので、これからがんばります。55kよりはパワーで負けないと思います。(今後の目標は?)瀧谷選手がベルトを巻いてくると思うので、自分も負けないようにがんばりたいと思います」
1R、kazyosiが前後にステップしてジャブと右ロー。貴章もじりじりと前に出ていくが、kazyosiが左フックのカウンターを狙う。kazyosiは貴章の前足にローを集め、ワンツーと右ハイキック。貴章も前蹴りでkazyosiをコーナーまで下がらせてパンチで飛び込む。
2Rもkazyosiが距離を取りながら右ロー。貴章はジャブで距離を取りながら、鋭い踏み込みのワンツー。この一撃でkazyosiからダウンを奪う。再開後、貴章はジャブで距離を取りながら飛びヒザ蹴り。kazyosiも右フックを狙って前に出ていくが、貴章はバックステップでしっかりと距離を取る。終盤、再び貴章が右フックからパンチをまとめた。
3R、貴章がジャブで距離を取りながらヒザ蹴り。kazyosiもジャブにパンチをかぶせて突進、左右のフックで襲いかかる。残り1分、貴章はジャブ・前蹴りから打ち下ろしの右ストレート、kazyosiのパンチにヒザ蹴りを合わせる。2Rにダウンを奪った貴章が判定勝利した。
■試合後の貴章選手のコメント
「(試合の感想は?)勝ててうれしかったです。指を骨折してたんですけど。(試合はかなり落ち着いて見えましたが?)そうですね。大きいケガして試合するのは初めてで、凄く緊張はしてたんですけど、落ち着いてできたと思います。(試合のテーマは55kg級王座決定トーナメントで敗退した者同士のサバイバルマッチでしたが?)負けた自分が生意気なんですけど、kazyoshi選手に勝ったので、次は戸邊選手か匠選手とやらせてもらいたいです。そうすれば、自ずとベルトが見えてくるのかな、と。(最近、55kg級が盛り上がってきてますが?)堀尾選手もKO勝ちで優勝してますしね。今回はサバイバルマッチで生き残れたかな、と。(控室前にいたのは御家族ですか?)はい。子どもはずっと泣いてましたね。うれしいんじゃなく、うるさくて(苦笑)。奥さんも泣いて喜んでくれたので、ありがとうと伝えました。まあ、エステでも行ってもらいます(笑)。家族のためにもベルトを目指したいですね。あとはK-1もプレミナリーからでもいいので、ぜひお願いしたいです」
1R、朝久が前蹴りと左ミドル。石田は左フックから飛び込んで右ストレートを突き刺す。朝久もすぐにパンチを打ち返し、前蹴りで距離を取りながら、自分の間合いをキープする。石田はボディにパンチを散らし、顔面への左フックからパンチをまとめる。石田がジャブと左ミドル、朝久も左フックを返す。残り10秒、朝久が顔面前蹴りから前に出ると、石田もバックブローを狙う。
2R、石田がジャブを当てて右ローと左ミドル。朝久の左ミドルに左フックを合わせ、右アッパーからパンチをまとめる。パンチ&右ローの朝久。石田も右ローを蹴り返し、朝久のパンチに右フックを叩き込む。朝久は前蹴りと左ミドル、石田は距離を潰してパンチとヒザ蹴りを返す。
3R、石田が左ミドル・左ハイ。攻撃の回転を上げてパンチで攻め込む。朝久も強気に打ち合うが、石田が右ストレートを突き刺してバックスピンキック。ボディにパンチを集めて、ヒザ蹴りと左ミドルで猛攻。ボディへの攻撃で朝久の動きを止めて、右フックを叩き込む。残り40秒、石田はパンチとヒザ蹴りで手数を増やすが、朝久も必死に攻撃を返す。このまま試合終了となり、石田が判定勝利で朝久を振り切った。
■試合後の石田圭祐選手のコメント
「(復帰戦となりましたが、試合の感想は?)朝久選手、メチャクチャ強くて。正直、油断してたわけじゃないですけど、十分KO狙えると思ってったんですけど。僕も足をケガして、どっちが勝者かわからないくらい苦しい状況なので、朝久選手の強さを称えたいですね。(石田選手も若いですが、追われる立場になったのでは?)いい意味でそうですね。自分も20歳で、自分で言うのもなんですこれから先がある選手なので。その俺よりも先がある選手に勝てたのは大きいと思います。
(55kg級も新王者が決まって、盛り上がってますが?)そうですね。王者の堀尾選手は1回戦で僕と戦って、延長で勝って。そのあとの準決勝、決勝は力の差があったと思いました。正直、55kgで堀尾選手を倒せるのは石田圭祐しかいないかなと思います。(一つ前の試合の勝者の貴章選手がベルトに挑戦したいと言っていましたが?)まあ、あの実力じゃ、堀尾選手と100回やっても100回勝てないですね。僕だったら、100回やって50回は勝つ自信があります。(次の挑戦者にふさわしいのは自分?)間違いないですね! 5代目の王者は自分しかいないかなって思います」
1R、サウスポーの藤橋が左ストレートとヒザ蹴りで前に出る。林も前蹴りとミドルで距離を取ろうとするが、そこに藤橋が全身で飛び込むような左ストレート。この一発で林がばったりと崩れ落ち、藤橋が豪快なKO勝利を収めた。(藤橋=勝ち点3、林=勝ち点1)
■試合後の藤橋光選手のコメント
「(WILD RUSHではなかなか勝ち星に恵まれなかったですが、あきらめないことで結果がついてきた感じですか?)そうですね。いつも調子がおかしいと思ってたんですよ。それでも今日は、関係なくやってやろうと決めてたんで。(このままでは終われないですか?)そうですね、次もがんばります。(来年に向けていい流れを作りたい?)そうですね。今年、あと一戦残っているので、KO狙ってがんばりたいと思います」
1R、一気に距離を詰める翔也が顔面とボディにフックを集める。伊藤は距離を取って前蹴りと左ミドル、ヒザ蹴りのカウンターを狙う。翔也は左ボディから顔面への左フック、伊藤は飛びヒザ蹴りを狙う。翔也は左アッパー・左フックから右ハイキック、パンチをまとめて右ローを蹴る。伊藤もガードを固めてヒザ蹴りを返す。
2R、翔也が距離を詰めて左ボディ、伊藤はヒザ蹴りで迎え撃つ。距離を潰して顔面とボディにパンチをまとめてハイキックを蹴る翔也。伊藤も顔面とボディにヒザ蹴りを突き刺して前進。翔也のパンチVS伊藤のヒザ蹴りという展開が続く。
3Rも翔也がパンチ、伊藤がヒザ蹴りで打ち合う展開で幕開け。徐々に伊藤のヒザ蹴りが当たる場面が増え、翔也の手数が止まる。それでも翔也は左ボディを叩き込んで反撃。一進一退の攻防が続いた一戦は伊藤の判定勝ちとなり、伊藤と翔也が勝ち点5で並ぶ結果となった。(伊藤=勝ち点5、翔也=勝ち点5)
■試合後の伊藤健人選手のコメント
「(試合の感想は?)練習でやってきた技が半分しか出なかったので……。練習でやってきたことが試合で出せなければ、実力がそれまでってことなので、次の試合までに出せる実力をつけたいですね。まあ、優勝できないのは決まっちゃったんですけど、最終戦だけは何がなんでも落としたくないですね。(前半戦からだんだん、調子が上がってきましたか?)そうですね。ただ、練習量が足りないというか。実力はほかの選手に比べて、まだまだ自分は伸びる点があるので。そこが試合をこなすにつれて、自分についてきたって感じですね。まだまだ、自分は成長途中ですし。とにかく最終戦のためだけにやっているんで、そこは変わらないですね。(12月もこの勢いでいきますか?)12月だけは最高に仕上げて、何がなんでも負けたくないので。死ぬ気で戦います!」
1R、サウスポーの小澤に対して、サウスポーに構える朝久が左ローからパンチで前に出ていく。小澤もそこに右フックのカウンターを狙う。朝久は左右のミドルを蹴って前進。小澤も飛びヒザ蹴りを返して、右フックを叩きつける。終盤、小澤のローに朝久が左ハイキックを狙う。
2R、サウスポーの朝久が左ローと左ハイ。小澤もローを蹴ってパンチで前に出ていくチャンスを狙うが、朝久が離れた間合いから前蹴りとミドルを蹴る。左ストレートと左ローで前に出る朝久。小澤は下がりながら右フックを狙い、距離が詰まると一気にパンチをまとめる。
3R、小澤が左ローとサイドキック、飛びヒザ蹴りを発射する。朝久も左ローとミドルで前に出て、バックブローを狙う。小澤もバックブローを返して右フック、朝久も左ミドルを蹴ってパンチで突進する。終盤、小澤が右フックから前に出て攻撃をまとめ、右フックと左ハイキック、左の飛びヒザ蹴り。朝久も足を止めて打ち合う。判定は2-0で朝久の勝利。これで優勝決定は最終戦まで持ち越しとなった。(朝久=勝ち点6、小澤=勝ち点8)
■試合後の朝久裕貴選手のコメント
「(小澤選手の優勝を阻止しましたが、試合を振り返っていかがですか?)小澤選手はとても強くて尊敬してたんですけど、WILD RUSHが年間5試合なのに4試合で終わったらおもしろくないと思って、死ぬ気でいきました。練習もいままでの何倍もやってきました。自信はありました、押忍。(最終戦が残っていますが?)優勝の望みを残せたかなと思います。最後の試合もがんばります。(相手は林選手となりますが?)いまのところ林選手は点数が伸び悩んでますが、油断してると足元すくわれるので、最後までキッチリ仕上げていきます。(KO勝ちだと優勝に近づきますが?)任せてください!」
2R、藤田が阿佐美をロープに詰めてボディブローと右ロー。阿佐美も右ローを返して譲らない。圧力をかけて前に出る藤田。阿佐美は左フックとヒザ蹴りを返し、終了間際、右ストレートから返しの左フックでダウンを奪う。
3R、逆転を狙う藤田が左右のフックで突進。阿佐美も必死に押し返してワンツー、左フックを打ち返す。藤田がパンチと右ロー、阿佐美は左フックと右ストレートで迎え撃つ。最後まで激しく打ち合った両者の一戦は、2Rにダウンを奪った阿佐美に軍配が上がった。
■試合後の阿佐美ザウルス選手のコメント
「(77kg契約で初めての試合でしたが?)正直、昨日の計量を終えて、自分には低い階級のほうが合うのかなって不安だったんですけど、今日迎えてみて、アップから動きがよかったので、77でもやっていけるなって思いました。でも、適性は73~75かな、と。自分をまた、日本で戦わせてくれた宮田さん、相手を務めてくれた藤田選手には心から感謝します。僕も格闘技生活が残り少ないと思っているので、1試合1試合が楽しくできるようにっていうのが一番の目標ですね。(今日は楽しめましたか?)楽しめました! 相手もリスペクトできて、周りの声も聞こえて、研ぎすまされた自分が出せたんで。“ゾーン”に入ったというか、気持ちよかったです。
(2Rにダウンを取りましたが?)ひさびさのダウンです(笑)。ホント、いつも思うんですけど、反復練習しか試合に出ないんだなって思いました。何度も何度も地味な練習を繰り返して、やっと今日出るっていう。何千発、コンビネーションを練習したかわからないですけど、たった一発しか当たらないんだなって。その一発が出てよかったです。いままで、サポートしてくれた周りのみんなに感謝します。(Krushに77kgの階級のベルトはないですが、今後もこのリングに上がりたいですか?)そうですね。自分は70 は無理なので、もしまた機会があれば出させてほしいです。凄く楽しかったです。(ヘビー級のベルトの希望は?)ヘビー級のベルト、作ってくださいよ! 上だったら何kgでもやるので。宮田さん、お願いします(笑)。また出させてください!」
一方、1・4「Krush.50」での初防衛でNOMANに敗れて以来、今回が約10カ月ぶりの復帰戦となる寺崎は「自分もチャンピオンになった人間として厳しさを教えてやろうと思います」と元王者としてのプライドをのぞかせ「バチバチに殴り合って、どちらかが倒れる試合をする」とKrushらしい壊し合いを予告した。
1R、いきなり佐々木が飛びヒザ蹴り。落ち着いて見切った寺崎はジャブを見せ、じりじりとプレッシャーをかける。佐々木は距離を取りながら右ロー、ワンツー、ヒザ蹴りを返す。残り1分、佐々木をコーナーに詰めた寺崎が右ローと右ストレート、前に出て右フックを打ち込む。下がる佐々木だったが左フックを打ち返す。
2R、ここも佐々木がジャンプしての蹴りを見せる。寺崎はパンチと前蹴りでプレッシャーをかけ、ロープを背負う佐々木に強烈な右ボディを打ち込む。佐々木も左フックを返し、距離が離れると左ミドルを蹴る。距離を取りながら細かくパンチとミドルを当てる佐々木。寺崎は前に出てヒザ蹴りと右フック、終盤、両者は足を止めて打ち合う。
3R、ジャブで前に出る寺崎。佐々木はそこに左フック・右ストレートのカウンターを狙う。そして寺崎が距離を詰めて右アッパーを打ったところで、佐々木が右フックのカウンターを合わせ、これで佐々木がダウンを奪う。
再開後、寺崎が右のパンチで前に出て、右フックで佐々木の足を止める。しかし佐々木も踏みとどまってパンチを打ち返し、逆に寺崎がバランスを崩す。その後も必死に前に出る寺崎だったが、佐々木は左ミドルで応戦。見事なダウンを奪った佐々木が、一階級上の元王者・寺崎を下す金星を挙げた。
■試合後の佐々木大蔵選手のコメント
「(初の65kgの試合の感想は?)寺崎選手がリングインしたとき、『デカいなあ』と思いましたね。自分のほうがデカいと無理やり思いながら戦いました。試合中、相手のパンチが重かった印象はあります。ガードを下げないことを徹底的に気をつけてました。(寺崎選手が前王者ということで大きく見えたところは?)そうですね、寺崎選手はずっと尊敬する存在だったので。対戦決まってから、『やるぞ!』と自分で覚悟決めて臨んだんですけど、やっぱり寺崎選手を越えなきゃいけないっていう、自分の思いがあって……何言ってるかわからなくなりました、すみません(苦笑)。今回、寺崎選手をKOして、NOMAN選手以上のインパクトを残すと言って、KOできなかったのは反省点ですね。最後の詰めですよね、一回ダウン取ってから、倒しにいくっていう課題が見えました。
次は63kgの空位のベルトを狙います。やっぱり、秀さんが第3代として築き上げてきた価値が高いので、まだまだそれに及ばないなと思ってますけど、それ以上の結果を残せるようにがんばりたいと思います。4代目は僕です。(入場曲を変えたのは?)ボブチャンチンなんですけど。総本部行くときに、『大蔵先生、入場曲変えたほうがいいよ、インパクトがないから』と言われたのがきっかけで。それから会員さんがいろんな曲を持ってきてくれて、そこからピンときたのがあの入場曲です。試合前はいつも聞いてましたね。あのロシアンフック、僕も出せればいいなと思ってます」
直近の対戦(2013年3月)で敗れている中島は「ベルトを守るというのもあるけど、一度、倒されているので倒し返さないといけない。今はそっちの気持ちの方が大きいです」と王座防衛以上にリベンジという部分に闘志を燃やす。
一方、山内はは今回が初代王座決定トーナメントから数えて4度目のタイトル獲得のチャンスで「ずっと思い続けてきたベルトなんで欲しいし、すごく色々な想いがあるんですけど、明日はそういうものを全部力に変えられるなって感覚です」とすべてをぶつけるつもりだ。
1R、中島はガードを高く上げて左右のミドルを蹴る。山内は細かくフェイントを入れてローと右ミドル、右ミドル・右ストレートで前に出る。中島は右ストレートのカウンターを狙い、左ミドルと右ローを返す。山内は右ミドルを蹴って、中島のローに右ストレートを狙う。中島は山内の攻撃をガードして強烈な右ローを蹴り返す。
2R、中島はしっかりガードを固めて右ローを連打。山内は中島の蹴りに右ストレートを狙うが、中島は確実にローを蹴り返す。距離を詰めて、中島のガードの間にフック・アッパーを狙う山内。しかし中島のガードは固く、逆に中島が右ロー、奥足ローを確実にヒットさせる。
3R、山内がワンツーとヒザ蹴りで突進。中島は距離を取って右ローを蹴り、右フック・左ハイキックをヒットさせる。パンチとローで打ち合う展開から、中島が飛びヒザ蹴りを発射。山内がジャブを突いて前に出ると、中島は右ストレートと右ロー、離れ際の右ハイキックを当てて山内の動きを止める。残り30秒、中島は前に出る山内を押し返し、左ミドルと右ロー。山内に追撃を許さない。ここで試合終了となり、中島が判定勝利。山内との3度目の決着戦を制し、-70kg王座初防衛に成功した。
試合後、中島は「応援ありがとうございました。ジムのみんなと周りのサポートと応援のおかげで何とか勝てたと思います。山内さんと3回目の試合で、山内さんの気持ちも伝わったし、選手として尊敬しているので、山内さん、ありがとうございます」と対戦相手の山内と周囲に感謝の言葉。「自分的には倒せなかったので納得してないけど、今の目標は世界で勝つ選手になることです。外国人で強い選手がいっぱいいるけど、日本人でKrushのベルトを持っている自分が世界一を目指すのでよろしくお願いします」と更なる飛躍を誓った。
■試合後の中島弘貴選手のコメント
「(ベルト防衛に成功しましたが、試合を振り返って?)ぶっちゃけ、本音は前に倒されてたので、倒し返すって決めてたんですけど。試合前から山内さんの気持ちも伝わってきましたし。まあ、自分の目標は世界チャンピオンなんですけど、これじゃまだ言えないです。倒し返したかったし、倒せた場面もあったんですけど、安全のほうにいっちゃいましたね。勝ってうれしいんですけど、素直に喜べないっていうのはありますね。(復帰戦が防衛戦というところで不安はありましたか?)そうですね。こないだ、外国人とやって負けて、次は負けれないというのはあったし。まあちょっと、今日みたいな感じになりましたね。
(あらためて山内選手の印象は?)初防衛だったんですけど、気持ちが伝わってきて。自分もそれを上回るような気持ちを作っていったので。でも、そんな防衛するっていう緊張感がそこまであったのかどうか、自分でもわからないような感じです(苦笑)。(緊張がなかった、と?)緊張はしたんですけど、自然体でした。(最後、リングでどんな言葉を交わしましたか?)気持ちが伝わってきたっていうこと、山内さんに倒されて自分が強くなったってこと、あとはまた4度目があったらお願いしますと伝えました。山内さんには『また、防衛がんばって』と言われたので、また山内さんを待ってます、と。
(倒しにいけたというのはローですか?)いや、パンチですね。ローで倒す気はなかったです。パンチで効かせてたので。もっとスカッと勝ちたかったんですけど、勝ってもそんなに『ウォー!』って感じではないというか……(苦笑)。まあでも、うれしいです。(この一戦から得るものは?)まだ、自分のスタイルも完成してないですし、発展途上なので、まだまだ強くなると思います。日本人だと70kgじゃチャンピオンになれないと思ってる人がいると思うので、それを覆すために、Krushのベルトを持ってる自分がK-1の、世界のチャンピオン目指していきたいと思ってます」
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