Krush
2021.01.18

~-65kg日本代表決定トーナメント~
2R、ローとミドルで遠ざけようとする笠見だが、江川もこれをブロック、あるいはさばいて間合いを詰めていく。右ストレートから入った江川は再びそこから左フックを繋いでスタンディングダウンを奪取。その後は右ストレート、左フックで笠見を追って終了する。
3R、2度のダウンで優勢な江川は跳びヒザからストレート、左フックと襲う。笠見がパンチを放ってくると、その打ち終わりに左フックを放って狙う。笠見はバックブロー、前蹴り、左右のミドルと繰り出すが江川を下がらせるには至らず、江川は前に出て右ストレート、左フック、ヒザと攻め終了のゴングとなる。
判定は2度のダウンを奪った江川。10代対決を制した。
2R、やはり迫り来る松下に対し、和氣はステップを使い展開せんとするが、松下は逃さずに押し込み、ショートのパンチとヒザを打ち込む。松下もショートパンチを繰り出し押し返さんとするのだが、やはり長身の松下が圧力で上回って押していく。松下はやや距離が開くとストレート、接近戦ではショートのアッパーとパンチを使い分けットを上げる。
3R、意を決したように前へ出た和氣は力を込めた左フックを振るうが、松下が左ヒザをボディに突き刺し、和氣をロープまで下がらせる。だが和氣もボディへのヒザを返し、顔面狙いの跳びヒザ、さらに続いてストレートを飛ばして反撃する。ラウンド最後は松下が左右ストレート、和氣が左右フックで両者打ち合う中終了となる。
判定は1者が29-28で松下を支持も、2者は29-29でドローとなった。
1R、開始から勢いよく出た剛王は、強振した右ストレートから返しで放った左ストレートを当てダウンを奪う。しかしその後は神保がジャブ、ローで出足を止め、剛王を懐に入れさせない。
2R、両手をあまり高く上げない独特の構えから踏み込んでの右強打を狙っていく剛王。ローでけん制していた神保だが、左フックから返しの右を被弾してしまい一瞬動きが止まる。劣勢の神保だったが剛王に左ボディを打ち込んで効かせ、そこから前蹴り、ヒザとボディを追撃してダウンを奪い返す。
3R、2Rに奪ったダウンで勢いの出た神保は再び左ボディから入り、右ストレートを突き刺して剛王をダウンさせる。続けて神保は右ストレート、右クロスと2度のダウンを追加し剛王をノックアウトした。
2Rもやはり切り込んで行く吉沼に対し、ジャブとフックで迎え撃つ西川という構図は変わらず。だが鼻血の見られる西川は吉沼の蹴り足を度々掴んでしまいレフェリーから注意を受ける。左ローのヒットが多くなってきた吉沼は、右フック・左ストレートでも西川を襲ってこのラウンドを終える。
3R、前に出て距離を詰め、吉沼がプレッシャーを掛けていく。左ローと前蹴りで吉沼は西川を下がらせる。だが、西川も左ロー、ジャブを返し、吉沼の進攻を許さない。
判定は30-29(西川)、29-29、29-29でドロー。延長戦に突入となる。
延長R、吉沼の左ローが効いてる様子の西川。だが、西川が左ローを返すと、吉沼も同様に足のダメージを見せる。両者潰し合いの様相を呈してくる。吉沼の右ジャブで再び鼻血が見られる西川。しかし右フック、右ジャブで吉沼をとらえる。
判定は3者10-9で西川。トーナメントリザーバーとなった。
■試合後の西川康平選手のコメント
「(試合の感想は?)相手が頑丈で攻撃も痛かったです。自分のイメージはできてたんですけど、なかなかそれができなくて、しょっぱい試合をしたと思います。自分が倒しきれなかったのが悔しいです。
(K-1の印象は?)豪華だなと思いました。凄く盛り上がってたときに戻りつつあるかな、と。いい試合をして注目されたかったですね。またチャンスがあって、試合を組んでもらえるなら、しっかり仕事をしたいと思います」
■試合後の吉沼大樹選手のコメント
「(試合の感想は?)相手がサウスポーで……思ったよりできなかったですね、引き出しが少なかったです。
(ダメージは?)自分で蹴った足が若干痛いくらいなので、すぐに練習したいです。
(西川選手の印象は?)ちょっと顔が怖かったですね(苦笑)。
(K-1の印象は?)会場が盛り上がっていて、また出れるならぜひ使っていただけるとありがたいです。
(今後の目標は?)こんなところで終わらないので。もっともっと上を目指していくので見ていてください」
スピードある前蹴り、左ハイキックを飛ばしていく野杁。木村は左フックをボディ・顔面と飛ばし、アッパーも織り交ぜ攻めるが野杁のガードを破れない。
野杁は左前蹴りをボディに送り、そこから、右ヒザで顔面をとらえて木村をダウンさせる。
フィニッシュに来た野杁に木村は左右フックを強打して逆転せんとするが、野杁は落ち着いて右ストレートからボディへのヒザ蹴り。これで木村に2度目のダウンを与えてノックアウトした。
■木村“フィリップ”ミノル選手のコメント
「(試合の感想は?)何もできず沈んじゃったので、今後のことを考えて答えを出したいです。でも、悔しさは残ってるのでまたチャレンジします。
(野杁選手の印象は?)思ってたとおり、強い選手でした。純粋に凄いと思います。全然何もできずに終わったので、とりあえずゆっくり考えたいですね。
(敗因は?)なんだろうな……わからないです(苦笑)」
寺崎に向かったHIROYAはパンチのコンビネーションからの右ハイでグラつかせ、続いて右クロスを打ち込みダウンを奪取。寺崎は立ち上がることができず、HIROYAが初回KOで準決勝に進んだ。
■試合後の寺崎直樹選手のコメント
「(試合の感想?)まだ何もしてないうちに終わったので不甲斐ないです。
(HIROYA選手との再戦については?)勝ちたい気持ちが伝わってきて。一発当てれば倒せると思ってたんですけど、もらってしまって。ちょっとしたミスで負けちゃいました。
(前回の試合との違いは?)前回のHIROYA選手は油断してたんじゃないですかね。今回はいろんな展開を考えてたんですけど、打ちあいでもらってしまったのが敗因だと思います。
(あそこまで出てくるのは?)想定はしてました。
(初めてのK-1については?)緊張はしなかったですし、結果を残したかったですね。子供たちにとって夢どころか、悲しい結果になってしまったのが残念です。
(またリベンジしたい?)気持ちは折れてないですけど、生活を第一に考えなきゃいけないかなと思います」
2R、左ジャブを立て続けに当てた山崎は右ストレートを続けて見舞い、そこからさらに右アッパー、左右フック、右ストレートと怒涛の猛攻。左右田はこれにたまらずダウンし、強打を爆発させた山崎がノックアウト勝利を飾った。
■試合後の左右田泰臣選手のコメント
※病院に行ったためノーコメント。
2R、前に出てプレッシャーを掛ける久保は左ミドル、後ろ回し蹴り、左ボディストレートとNOMANを攻める。右ストレートから出るNOMANだが、久保のヒザ、ボディストレートで下がらせられる。NOMANは久保の蹴りにバックブローでカウンターを狙うが久保は当てさせず、さらにプレッシャーを強める。NOMANをロープに詰め体力を削る久保。
3R、右ミドル、左ローを連続で放ってNOMANが出る。久保はこの攻めがやんだところで間合いを詰め、接近戦に持ち込みNOMANを下がらせる。だがNOMANも隙を見てスーパーマンパンチ、右ストレートと久保を襲う。しかし久保のプレッシャーを嫌ってかNOMANはクリンチで抑えてしまい、レフェリーから口頭注意を与えられる。
判定は3-0で久保。山崎の待つ準決勝へ進んだ。
■試合後のNOMAN選手のコメント
「(試合の感想は?)単純に実力差が出たかなと思います。
(久保選手の印象は?)正直、安全運転だったのかな、と。ワンマッチだったらもうちょっと来るかなって。僕もちょっと、なかなか前に出れなかったので悔いが残ります。
(一番実力差があるカードと言ってましたが、実際はもつれた点については?)久保選手がエンジンかかってなかったんじゃないですかね? ちょっとわかったんですけど、巧さがあって。僕が行ってたら、ヒザを食らってたと思います。行こうとも思ったんですけど、ちょっと自分に負けましたね。
(初のK-1の印象は?)どこで戦っても同じという考えですが、お客さんの反応が高いなと感じました」
2R、左ストレートから距離を詰める廣野だが、小鉄はプッシングで押し返して距離を作る。しかし廣野は押されてもすぐ前に行く。廣野の前進とプレッシャーを持て余しているかの小鉄。プッシングが中心の小鉄に対し、廣野はショートのパンチとヒザを集めていく。
2Rまででペースを作ったか、廣野は3Rも前に出てプレッシャーを弱めない。前蹴りをボディに送り、小鉄の手が下がると顔面にストを中心にパンチを送る。小鉄も廣野を押し返し跳びヒザなど応戦するのだが、最終的には廣野のプレッシャーが勝って押していく。
判定は3-0で廣野。K-1初戦を飾った。
■試合後の廣野祐選手のコメント
「(試合の感想は?)やっちゃいましたね。ホント、申し訳ないです。お客さんのトイレタイムになったのが申し訳なかったです。
(その要因は?)力不足です、それだけです。
(相手の印象は?)イメージと違いましたね。パンチでガンガン来ると思ったんですけど。
(やりにくかった?)それは関係ないですね、ただ弱かっただろっていう、それだけですね。ダメなところがたくさんあると思うので。改善点があるということは、まだ強くなれるということだと思いますし、次は帳消しにするような試合をしたいと思います。
(ダメだったポイントは?)アッパーですね。ここだったら勝てるっていうところから、広げていかないと。魅せて勝つっていうのを心掛けたいですね。
(K-1の印象は?)初登場でつまんない印象がついちゃったので、ここから見返していきます」
■試合後の小鉄選手のコメント
「(試合の感想は?)完敗です。
(廣野選手の印象は?)映像で見たままでしたね。いままで彼に負けてきた選手と同じように、僕も負けました。
(廣野選手は小鉄選手が予想と違ったと言っていたが?)対策はしてきました。でも、事前に彼が相手の光を消すと言ってましたけど、そのとおりになったと思います」
■試合後の上原誠選手のコメント
「(試合の感想は?)思ったよりパンチが入って、熱くなってしまい、今回こういう感じです(笑)。
(実力は出せた?)試合が1年3カ月ぶりなので、30~40\\%かと。でも、勝ててよかったです。
(作戦は?)基本的に試合の中で狙おうとしてるので、パンチが入らなければキックに変更していたと思います。
(熱くなったから詰めが甘くなった?)1回目のダウンで、相手が何で倒れたかわからなくて。2回目にパンチで倒れて、いこうと思っても、相手の目が死んでなくて。それであせって熱くなっちゃいました。
(今後の課題は?)外人選手とやっていきたいんですけど、すべてをレベルアップしないと通用しないので、課題は全部ですね。なんでも倒せるような攻撃力を持たないとダメだと思うので。
(気になる外国人は?)僕のサイズだとグーカン・サキ、タイロン・スポーン・メルヴィン・マヌーフ、このあたりをずっと、視野に入れてきたので。
(K-1の印象は?)K-1ファンは熱いし、温かい。気持ちよかったです。これからもっとお客さんの心をつかんで、盛り上がるような試合をがんばります。
(今後の目標は?)もっと海外の強い選手を呼んで、トップの戦いをファンには見せたいです。また、明後日あたりから頑張っていきたいと思います」
■試合後の訓-NORI-選手のコメント
「(試合の感想は?)初めてK-1に出て、あまりいい試合ができなかったかなと。
(上原選手の印象は?)強かったですね。
(上原選手は訓-NORI-選手の目が死んでなかったと言っていたが?)ちょっと、緊張してたのか、練習してたものが出せなかったです。ダメージが残ってて動けなくなって。もう少しがんばりたかったですね。
(K-1の印象は?)試合ができて凄くうれしいです。応援に来てくれた人も多いんですけど、不甲斐ない試合をしてしまって。ここから這い上がって、いい試合をしたいと思います」
2R、ガードを固めていた野杁だが、ハイキックからヒザを連打して出てラッシュ。これを受けるHIROYAだが力を込めた左フック、右クロスで応戦する。しかし野杁はガードを固めて歩を進め、上にジャンプしての跳びヒザ蹴り。そしてボディへの前蹴りからヒザを繋げ、顔に連打を集めてスタンディングダウンを奪う。
野杁は左ボディからヒザ連打とさらにHIROYAを襲う。だがHIROYAも左フックから右ストレートと応戦。HIROYAが打ち返してくると野杁は顔へのヒザをカウンターで狙う。ダウンを奪われたHIROYAだが右ストレートの強打を打ち込み、これに野杁も左フック、右ストレートで応戦し両者打ち合いとなる。
3R、ダウンを奪われているHIROYAは猛然と向かい、パンチに力を込めて右ストレート、右フックと野杁を襲う。パンチを浴び野杁は動きが緩慢になってくる。しかし野杁はボディへのヒザで反撃。サウスポーに変わった野杁は前蹴りを送ってHIROYAを接近させない。
だがここで野杁が跳びヒザを見せると、HIROYAは再びパンチでラッシュ。野杁は再びサウスポーからの前蹴りでHIROYAを遠ざける。ラウンド最後はHIROYAが右ストレート、左フック、野杁も左右強打を振って、再び打ち合いで試合終了となる。
判定は29-27、28-28、29-28の2-0で野杁。激闘を制し決勝進出を決めた。
■試合後のHIROYA選手のコメント
「(試合の感想は?)今日は優勝も大事なんですけど、リラックスして楽しむということにテーマを置いていて。でも、結果的に準決勝で負けてしまったので悔しかったですね。野杁くんには3回負けて、絶対に勝ちたいと思ってたんですけど、結果がついてこなかったです。野杁くんとやるときは、お腹に三日月蹴りをくらって息がとまることもあったんですけど(苦笑)。今日はほかにダメージというダメージはなかったです。
(RIZINのKO勝ちは大きかった?)それもあるんですけど、一番デカいのは昨年4月に木村ミノルくんに負けて、辞めようかなと思って、また再出発しようというタイミングでRIZINで結果を出すことができたことっていうか。選手としてメンタル的に成長できたのかなと思ってます。
(今後の目標は?)次の試合がどうなるかわからないですけど、メリハリで休むことも大事なので、自分自身は息を抜きながら、4月は弟のトーナメントもあるのでサポートして。自分が『また、いくぞ!』っていうときに前に進みたいと思います」
2R、ダウンを奪われた山崎は思い切り振りかぶってのパンチ、バックブローと前に出るが、久保はよく見て当てさせない。頭を振って山崎の左右ストレートをかわし、客席からどよめきが起きる。ダウンの挽回に懸命な山崎だが、久保をとらえられない。
3R、山崎は右インローを力強く放ち、これに久保は左ミドルを返す。パンチに力を込める山崎だが、逆に力んでしまってか久保に見切られかわされる。それでも右フックで久保をとらえるが、追撃のパンチを久保はかわして当てさせない。だが、ここで山崎が空手式の掛け蹴りを当てダウンを奪取。延長戦突入かと思われたが、山崎はさらにこの掛け蹴りでもう一度ダウンを奪い、逆転で決勝進出を決めた。
2R、ウルフは再びスピードのある後ろ回し蹴り、掛け蹴り、前蹴りと飛ばし、卜部をけん制する。踏み込みが早く、トリッキーなウルフにやり辛そうな卜部。それでも右ストレートでとらえるが、ウルフはすぐにステップバックして距離を開ける。ウルフはカカト落とし、サイドキックと離れての蹴り技が多く、卜部はなかなか距離を詰められない。
3R、ウルフは離れた間合いではサイドキックや後ろ回し蹴りを放ち、卜部が近づくとクリンチして抑え攻め手を奪う。フットワークが落ちないウルフを、卜部はパンチの間合いに持ち込めない。逆にウルフは踏み込んでの右ストレートをヒットする。
判定30-28、29-29、30-29の2-0でウルフ。王者・卜部を降す金星をあげた。
■試合後のヨハネス・ウルフ選手のコメント
「(試合の感想は?)勝ててうれしいです。去年は日本に来る直前、鎖骨を骨折してしまったので。また招待していただき、うれしく思ってます。卜部選手はすばらしい格闘家だと思っているので、試合を組んでいただいて感謝しています。
(チャンピオンに勝ったことについては?)タイトルマッチのチャンスをいただけるなら、ぜひとも戦いたいと思います。スポンサーもついていただければありがたいです(笑)。
(K-1の印象は?)今日は試合をすることができてうれしく思ってます。おそらく、何人かのファンのかたに興味を持っていただけたと思ってます。
(勝因は? また、世界トーナメントに声がかかったら?)私のスタイルである、小刻みに動くことで勝利できたと思います。ただ、卜部選手も飛び回し蹴りの対策をしていたようで、なかなかヒットすることができませんでした。トーナメントも声がかかったら出たいと思います」
■試合後の卜部弘嵩選手のコメント
「(試合の感想は?)完敗だったかなと。
(敗因は?)やりづらいまま終わっちゃったなって感じで。そこを攻略できなかった実力不足です。
(研究しきれなかった? スキルが及ばなかった?)やってみて、思った以上にやりづらかったのは間違いないです。
(試合後、アドバイスは?)ちょっと、蹴りを忘れてるんじゃないかと言われました。
(チャンピオンとして負けたことについては?)気合い入りましたね。たぶん、ウルフ選手も世界トーナメントに出てくるので。そのトーナメントにモチベーションを上げて向かっていけるんじゃないかと思います」
2R、体の大きさを活かし、マサロはこのラウンドもプレッシャーを発していく。ゲーオの左ストレートに下がらず、ヒザを突き立て右ストレートを飛ばすマサロ。前に出るマサロだが、攻撃の後ですぐ組みついてしまう。しかしゲーオもそれに応じているため、レフェリーは組み付き多用で両者にイエローカードを提示する。前に来るマサロにゲーオは左ストレートを見舞って充てる。
3R、前に来るマサロをゲーオは左ストレートと右フックで迎え撃ち、右フックでヨロめかせる。しかしこの後は再び両者組み付きが多くなり、レフェリーは口頭注意を与える。マサロは前に出るもそのまま組み付くため、攻防がたびたび中断されてしまい試合終了。
判定は29-28(ゲーオ)、28-27(マサロ)、29-28(ゲーオ)の2-1でゲーオ。マサロに手を焼いたものの、接戦を制した。
■試合後のゲーオ・ウィラサクレック選手のコメント
「(試合の感想は?)正直、ホッとしてます。ただ、少し疲れがあります。
(試合内容については?)正直、試合に満足はしてません。フライトの疲れや、スケジュールが詰まっていて、調整が難しかったので。
(組む展開が多くなったことになったことについては?)よく前に出てくる選手だったので、ああいう展開になってしまいました」
2R、野杁は変わらず前進していき、左右ローを放って山崎に当てていく。そして山崎をロープ・コーナーに詰める。だが、山崎も左ジャブを突いて、この位置から脱していく。右アッパー、跳びヒザと放つ山崎だが、野杁は下がらない。しかしラウンド後半は山崎が右ストレート、右クロスと右の強打を全開にして打ち合いを仕掛け、野杁をとらえ攻勢で終える。
3R、前蹴りとステップで距離を取る山崎はバックブローを放つもこれは野杁にブロックされる。野杁は接近戦を狙って前進。山崎の前足(左足)へヒザ蹴りを飛ばして嫌がらせる。山崎はプッシングで下がらせんとするが、足が効いているか。野杁はヒザだけでなく右ローでも山崎の左足を襲っていく。山崎が押しても押しても、野杁は前に出て的確な右ヒザで山崎の左足をとらえていく。左眉にカットの見られる山崎にドクターチェックが実施されるが再開。ラウンド最後は山崎が左右強打を振るって野杁を下がらせ終了となる。
判定は29-29、30-28、29-28の2-0で山崎。野杁にリベンジするとともにトーナメントを制した。
■試合後の山崎秀明選手のコメント
「(いまの気持ちは?)やってきたことが繋がったと思います。周りの人の支えがあってなので、まずは感謝を言葉にしたいです。
(ダメージは?)ちょっと頭にあって。自分の蹴った足と。スタミナというか、ズッシリ疲れた感覚はあります。
(準決勝については?)ダウン取られてしまって。一発でも当てれば倒せる自信があったので、前に出るしかないな、と。応援してくれるファンを思い出して、結果的にああいうかたちで勝つことができて。
(3Rは落ち着いて蹴れた?)そうですね。いつもひらめきで試合するので、その中で思いついて。的確に当てれば勝てると思ってたので、冷静は冷静でした。あそこまでキレイに当たったのは初めてです。
(一日で強豪3人を倒したことは?)客観的に凄いと思います(笑)。最初はマジかと思ったんですけど、やるべきことをやって生まれた結果なので。でも、ここで終わりじゃないので。ゲーオ選手にはリベンジしないといけないですし。でも、あくまで通過点。次に繋がったと思います。
(決勝は倒そうと思いましたか?)1Rは様子見で、2Rは仕掛けようと。常にKOは狙ってました。2-0で完勝とは言えないですけど、勝ちという結果に満足せず、次にいこうと思いました。
(Krushは63kgで活動してきましたが、パワーアップについては?)体重上げるのを意識するのではなくて、トレーニングした結果上がったというか。いまパンチ力が上がって。これで8オンスで当たったら、あぶないんじゃないかっていう。65kgに照準を合わせた練習、食事でやってこれたと思いますし。
(手ごたえと課題は?)手ごたえは一発当たれば会場が沸くパンチを出せると。課題はたくさんのミスがあったので、練習で一つずつ克服したいと思います。
(ゲーオ戦は?)ゴング鳴ったら走っていくだけ、倒します!」
■試合後の野杁正明選手のコメント
「(試合の感想は?)日本一取れなかったことより、負けたことのほうが悔しいですね。
(1回戦は?)作戦どおりだったなって思いました。合格点をあげれる試合だったなと思います。
(準決勝は?)相手の気持ちのほうが強かったなと思いましたね。HIROYA選手とは3回やってるので、リベンジしたい気持ちが伝わってきました。
(ダメージは?)けっこうありましたね。想定してたよりもパンチ力があって。試合終わってみると、ダメージが残ってる展開でしたね。
(決勝は?)きつかったですけど、それは山崎選手も同じなので。完敗ですね。
(前回、山崎選手と戦ったときと比べて?)パワーが上がったとは思わなかったんですけど。
(戦前に言ったvs日本人の卒業については?)リベンジしなきゃいけない相手ができたので。今回は相当プレッシャーが多くて。優勝候補にもあげてくれるかたも多かったので。ここからの僕に期待してください」
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