Krush
2018.03.10
#INTERVIEW

1R、MMA(総合格闘技)のキャリアを持つ林はサウスポーに構え、そこからキックの選手とは異なる軌道で左・右とフックを振るい、これで雄人をとらえる。遠い間合いから独特のタイミングで飛び込んでくる林に雄人はやや戸惑い気味。しかし右ボディストレート、右ミドルと林に打ち込む。
2R、雄人は逆に遠い間合いを使って右ミドルを当てていく。さらに雄人は右インローキック。そして蹴りに意識を引き付けた上で右ストレートを放って当て、これで林をダウンさせる。立ち上がった林は前手(右手)のフック、アッパーを振るっていくが、飛び込んだ時に雄人とバッティングがあり、林は左目脇から出血。ドクターチェックの後で試合再開となる。
3R、雄人はこのラウンドも距離を作って林が振るう左右フックを見切って空振りさせる。そして右ミドル・右ローで攻めるが、このローが林の下腹部に誤爆。林はインターバルを得て体力の回復に努める。再開すると、林はパンチに力を込めて出て、左ストレートから繋いだ右フックでとらえてダウンを奪い返す。雄人が立つと、林はさらにワイルドな左右のフックで襲う。雄人はこれを掴んで止めんとしてしまいレフェリーからイエローカードを提示される。
劣勢の雄人であったが、フックで来る林に右ストレートをカウンターで打ち込み2度目のダウンを奪取。立った林はダウンを挽回せんとやはりフックで攻めるが、奪い返すには至らず終わる。判定は27-27、26-26、26-26でドロー。両者3度のダウンを喫した激闘は決着つかずに終わった。
2R、踏み込まんとする安達に対し、鍋島は右ローキックを打ち込んでストップ。しかし距離が詰まると、鍋島の左フックに合わせて安達も左フックを合わせてヒット。だが鍋島も右ストレートを当て返す。両者やや距離を開けてその距離からのパンチヒットを狙うが、互いにこの後は有効打を上げられず終了する。
3R、ダウンのビハインドがある鍋島だが、安達の右ストレートが上下に振るわれて前に出られない。しかし安達が打ちに来たところへ右ストレートを振るい、鍋島はそこからボディへのヒザを繋いで前に出る。だが、さらに出ようとすると安達の右ストレートと左フックに阻まれる。そして再び安達が鍋島の前蹴りをさばきつつ、右ストレートと左フックで鍋島をロープに詰めて試合終了となる。
判定は29-28、29-28、30-27の3-0で安達。初回のダウンによるリードを守って勝利した。
左フックから繋ぐ右ストレート、右ミドルと攻撃に伸びを感じさせる西京。そしてこの攻撃で西京が距離を制する。西京は右ミドルで優谷を転倒させると、さらにその後ボディストレートとボディフック、顔への跳びヒザ、左右ボディフックと優谷を滅多打ちにしスタンディングダウンを奪って1Rを終える。
2R、西京は右の蹴りがミドル・ローとどちらが来るか読みづらく、優谷は前に出られない。右ミドル、右インローと優谷を前に来させずとどめた西京はラウンド終盤、1Rと同様にボディブローを打ち込み、これで優谷の体をやや「く」の字にさせて2Rを終える。
3R、西京は前蹴り、右ミドル、右ストレートと優谷を接近させない。そして優谷をロープに追い詰めると左フックから右ストレート、左フックと優谷を攻める。西京は1・2Rで手応えのあったボディストレートを交えて左右のフックで優谷を攻め立て、試合終了のゴングを聞く。判定は30-26、30-26、30-26の3-0で西京。10代の無敗対決で完勝を果たした。
■試合後の西京佑馬選手のコメント
「(試合を振り返って?)8カ月ぶりの試合で不安なところがあったんですけど、復帰一戦目にしてはリラックスできたので、その点はよかったと思います。(対戦相手の印象は?)戦績が4戦4勝4KOということで強敵だと思いましたが、自分の力を信じて戦いました。(今後の目標は?)次戦はもっとインパクト残るように勝って、高校生のうちにKrushのベルトを巻きたいです」
2R、ローを繰り出した倉崎に伊藤は右ストレートを当てて転倒させるが、これはスリップの裁定。伊藤はこの右ストレートをボディにも放って上下に打ち分ける。さらに左ボディフックも倉崎に打ち込む。しかし倉崎も左フック、右ストレートとパンチで応戦する。伊藤はボディに手応えがあったか、左右ボディフックを見舞って押していくが、倉崎も右ストレート・左フックを振るって応戦する。
3R、倉崎はガードを固めて右ローで攻める。これに伊藤は2R同様左右のボディフックで攻める。倉崎はダメージを見せず、右ストレート・左フックから右ローキック。伊藤も右ストレートと左フックを振るうが、倉崎が押していく。しかし伊藤はここからヒザ蹴りを組み込むようになり倉崎を下がらせる。しかし倉崎も右ストレートと左フックで反撃して終える。判定は29-28、30-28、30-28の3-0で伊藤。再起戦を勝利で飾った。
■試合後の伊藤健人選手のコメント
「(試合を振り返って?)とりあえず14カ月ぶりの復帰戦で、たくさんの方がずっと応援してくれたので。その方たちの前で勝利することができてうれしかったんですけど…今回は-58kgの生き残りだと思っていたのに、それがこんな結果になってしまったので。明日からでも間に合うなら上の人たちをどんどん倒して、-58kg戦線で名前をアピールしたいです。(対戦相手の印象は?)イメージどおりでしたね。倒せなかったのが自分の不甲斐なさです。(今後の目標は?)今日の試合で自分の存在をアピールしたかったんですけど、不甲斐ない試合になっちゃったので。すぐにでも、今日出ている人たちでも、もしやってくれるならやりたいですね」
2R、迫りくる隆聖を蒼士は軽やかなステップでサイドへかわしつつ、鋭い左ジャブで隆聖の顔を突いていく。蒼士を追い詰められない隆聖だが、ワンツーを飛ばして当て、さらにフックを振るうが、これはヒットできない。蒼士はジャンプして2段蹴り式のミドルを放ち、これが隆聖の脇腹をとらえ、隆聖は一瞬あって崩れ落ちダウン。立ってきた隆聖に蒼士は最後もミドルを見舞って終える。
■試合後の蒼士選手のコメント
「(試合を振り返って?)パンチ力があって強かったです。(対戦相手の印象は?)戦歴があって、パワーがある選手だと思ったので、そこを練習量で埋められるようにがんばりました。(今後の目標は?)これからもっと強い選手とやっていくのもそうですけど、戦績を積んでいけるようにがんばっていきたいと思います」
■試合後の林健太選手のコメント
「(試合を振り返って?)こないだ、ゴンナパー(・ウィラサウレック)にあんな負け方しちゃったので、応援してくれている人たちに勝った姿を見せられてホッとしてます(対戦相手の印象は?)思ったよりも前蹴りが重く感じて、ちょっとウザいなと思ったんですけど、KOで倒せてよかったです(今後の目標は?)目標は一つですね。ゴンナパーに負けちゃったので、これから課せられる試合を一つ一つしっかりKOで勝っていって、もう一回ゴンナパーに挑戦することです。ゴンナパーを倒します」
2R、桝本はローを入れながらジリジリと江川を追い詰める。しかし江川は隙を見て左フック・右ストレートを飛ばしてくるため、桝本は攻め込めない。だが桝本はボディ→顔面と左フックを連打。しかし江川はガードがしっかりしており、桝本に有効打を与えない。
3R、江川はワンツースリーフォーと連打をまとめ、その後でサッと離れて距離をあける。桝本はパンチだけでなく前蹴り・右ハイキックと攻撃を散らすが、江川はやはりガードを固め、桝本が詰めてきても有効打を与えない。そして桝本の左フックに右フックを合わせてフラつかせ、跳びヒザを放ってさらに桝本に迫る。
桝本は前蹴り、ハイキックに後ろ回し蹴りとトリッキーな蹴り技で江川を追い、左フックを放つとこれは江川の左フックと相打ちになるが、倒れたのは江川。これで江川にダウンが宣告され、立ち上がる江川だが終了のゴングとなる。判定は29-28、28-28、29-28の2-0で桝本。終了間際にダウンを奪い、勝利を手にした。
■試合後の桝本“ゴリ”翔也選手のコメント
「(試合を振り返って?)けっこうパンチが強くて、ちょっと警戒しすぎたというか。それで(前に)いけなかった感じですね。もうちょっと、いけばよかったと思います。でも、最低限勝利できたのでよかったです。(対戦相手の印象は?)映像を観ていて左のアッパー気味のパンチや左フック、左ボディ、全般的に左が強くて警戒しすぎた部分があると思います。(今後の目標は?)もっと上に自分はいきたいので。でも、この内容じゃまだ微妙なラインなので。今年はタイトル戦線の最前線まで上がっていければと思います」
「小澤海斗が戻ってきたぞ! 3・21、K-1の祭りでしょ。やっぱ、俺出ないとな。KID選手やらせてください(笑)。やっぱK-1盛り上げないと。腹減ったんで帰ります」
■試合後の小澤海斗選手のコメント
「(試合を振り返って?最高の仲間がセコンドについてくれて、こういう勝ち方ができたと思うので。ホント、仲間が最高っすね。K-1ジム、最高(笑)。(対戦相手の印象は?)なんだろ……、すぐに終わっちゃったので。ひさしぶりの勝ちということで。仲間と支え合って、この勝ち方ができたと思ってます。この感謝を忘れないで続けていきます。(今後の目標は?)KO勝ちしたら言おうと決めてたんですけど、3.21でKID選手とやらせてください(笑)」
1R、ゴンナパーは左ミドル、左前蹴りと先制。石田は左ハイをブロックした後左ボディフック、右ローと切り込むが、ゴンナパーは下がらない。石田は右ストレートから右ローで前に出んとするが、やはりゴンナパーは下がらない。ゴンナパーは左ミドルを連発。しかしその合間に石田は右ストレートを伸ばし、これでゴンナパーの顔面をとらえる。だが、ゴンナパーも右フックで石田の顔・ボディとヒットを上げる。
2R、ゴンナパーの左ミドルに石田はすぐさま右ローを返す。しかしゴンナパーはこの右ローのリターンを意に介さず左ミドルを続行。石田は腕が効いてきたか、次第に攻撃が出なくなってくる。距離が詰まったところで右ストレート、左フックと放つ石田だが、ゴンナパーのブロックは破れず、ゴンナパーが左ストレート→右フック→左ローでダウンを奪取。立ち上がった石田だが、ゴンナパーは跳びヒザを見舞い、これで石田を打ち倒してKOした。
試合後、-63kg王者の佐々木大蔵がリングイン。リング上からタイトル戦へ向けての意気込みを語った。
ゴンナパーのマイク
「こんばんは、今回はいつもより練習して試合に臨んだ。負けたらタイに帰国しろと会長に言われていたからね(笑)。今、Krushのベルトが目の前にあるけど、すごく光って見える。ぜひ次は応援お願いします」
「見ての通り最強の相手だと思っています。その最強の相手をしっかり仕留めます。このベルトは僕のものなので、しっかり守るので、次みなさん見に来てください」
■試合後のゴンナパー・ウィラサクレック選手のコメント
「(試合を振り返って?)とてもうれしいよ。次はベルトを賭けた試合ができるから。(対戦相手の印象は?)まだ、自分と戦えるレベルには達してないと思う。(今後の目標は?)次はベルトを賭けた戦いなので、今回以上に練習を積む。まずはKrushのベルトを巻くよ。ゴンナパー・ウィラサクレック、この名前をよく覚えておいてくれ。もしかしたらK-1のチャンピオンになるかもしれないから」
1R、サウスポーの構えから蹴りを見舞わんとする牧平に対し、塚越は開始からグッと前に出てプレッシャーを与え、右ストレート、左フックでとらえる。被弾する牧平だが、左ローで塚越の奥足・前足ととらえていく。だが塚越はこれで作戦を変えず、右ストレート、左フックでとらえる。しかし牧平はやはり左ローを続行。塚越は痛そうな仕草をやや見せる。
2R、牧平はローを当てて意識を下げさせた後で左ハイキック。これを受けて塚越は後退し、牧平は攻勢モードへと変わり、蹴りだけでなく左ストレートもヒット。優勢となった牧平だったが、塚越は前に出て牧平をロープに詰めると左フックを打ち込みダウンを奪取。
一気に流れを引き寄せた塚越は、右ストレートと左フックで襲って2度目のダウンを牧平に与える。そしてダメージの残る牧平に塚越は右ストレートを決め、3度目のダウンで逆転防衛劇を決めた。
塚越のマイク
「牧平選手、ありがとうございました。ジムのみんなは分かると思うんですけどケガをして、ほとんど練習できなくてシンドい日々が続きました。でも大宮司さんの言葉とみなさんのサポートのおかげで勝つことができました。これからもKrushチャンピオンとしてこの道を極めます」
■試合後の塚越仁志選手のコメント
「(試合を振り返って?)よかったなっていう。ホント、不安しかなかったから……。練習、まったくしてないので、ホッとしてます(対戦相手の印象は?)気迫を凄い感じました。だからこそ、そこで負けられないなというのがありました。ホント、気持ちだけでした。(今後の目標は?)(昨年の)9月にK-1出させてもらって、借りがある選手がいるので。あれはトーナメントだからとか、そういうのではなく、男として負けたらやり返さなきゃいけないし。まあ、KrushがNo.1だということを。世界一を狙わなきゃいけないと思っているので、それを証明したいです。(試合の最初から出たのは、逆に練習ができていなかったから?)というよりも、自分のペースを作らなきゃなというのが。いろんな不安なところばかりだと、後手後手になるというか、気持ちも弱腰になってくるので。どっちかっていうと飲んでやろうという気持ちで、最初からいきました。(足は効いたのでは?)効きました(苦笑)。それも出さないって決めてたんですけど。やっぱり、強烈でした。(昨日の会見で対策を練らなかったと言ったのはケガが原因?)最初は立てたんですけど、練習ができなかったので、そういうことです」
■試合後の牧平圭太選手のコメント
体調不良のためコメントなし
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