大会情報

  • 大会名 Yogibo presents THE MATCH 2022
  • 日程 2022年06月19日(日)
  • 会場 東京ドーム 
  • 観衆

    56,399人

  • 開催日時概要

    11:00開場/12:30オープニングファイト開始/13:00開始

  • お知らせ

    ▶全試合生中継PPV

     

     

    ▶公式グッズ

     

     

    ▶開催記念ガチャくじ

大会概要

  • 主催・後援

    ◆主催 THE MATCH 2022 製作実行委員会

ルール・グローブ

  • ・那須川天心vs武尊は前日計量58kg契約※当日計量(試合3時間前)4㎏戻しまで

    ・全試合3分3R延長1Rで行われ、引き分けなしのマスト判定で勝敗を決めるルール(延長は延長ラウンドのみの採点)

    ・ワンキャッチ・ワンアタックが可能※天心vs武尊は蹴り足を掴んでの攻撃が可、それ以外の試合は禁止

    ・今大会で使用される6オンス、8オンス、10オンスのグローブはウィニング製のもので、60kg未満=6オンス/72.5kg未満=8オンス/72.5kg以上=10オンス ※那須川天心vs武尊は6オンスのグローブを使用

    ・YA-MAN vs芦澤竜誠はオープンフィンガーグローブを使用

    ・試合場となるリングは6.5m四方のものが採用

    ・那須川天心vs武尊は【5名のジャッジによる5ジャッジ制】を採用いたします。

    ・また那須川天心vs武尊を含む以下の3試合については全ラウンド、点数を公開するオープンスコアリング方式となります。
     第13試合:原口健飛vs.山崎秀晃
     第14試合:海人vs.野杁正明
     第15試合:那須川天心vs.武尊

    そのほかのルール詳細については以下をご参照ください。

対戦カード

オープニングファイト/-53kg契約/3分3R・延長1R


那須川 龍心 Nasukawa Ryujin

オープニングファイト/-53kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 0-3
      29:30/29:30/28:30

  • ×
x

大久保 琉唯 Okubo Rui

オープニングファイトは那須川天心の実弟・那須川龍心とK-1期待のルーキー・大久保琉唯の対戦。1R、両者オーソドックス。那須川の入り際に大久保が右カーフキック。大久保のワンツーに那須川も右を返す。リーチに勝る大久保が左右ストレート。打ち終わりに那須川が左フックを合わせる。那須川がジリジリとプレッシャーをかけ前身。大久保が右ストレートを伸ばし、ラウンド終盤には大久保の右前蹴りが那須川の顔面を捉える。

2R、距離を詰める那須川に大久保が右ヒザ。大久保は右ストレート、左右ローと長いリーチで那須川を突き放す。至近距離では那須川が左ボディ。大久保が那須川の入り際に右バックスピンを合わせ、那須川が転倒するもノーダウン。那須川の入り際に大久保が左ミドルをヒットさせ、下がる那須川に右ストレートで追撃を見せる。

3R、大久保が前進し右ヒザ。距離を詰めたい那須川は右バックスピンキックからワンツーと大技で大久保を下がらせる。那須川がワンツーで距離を詰めるも、大久保が左右ミドルで迎え撃つ。距離を詰めると那須川は左フック、大久保は左ヒザを突き上げる。前に出る那須川に大久保が左右ミドルで応戦する図式のまま試合終了のゴング。判定はジャッジ3者が大久保を支持。若手同士によるオープニングファイトはK-1の大久保が勝利を収めた


試合後の大久保琉唯のコメント
「(試合の感想は?)東京ドームで、こんな大きな大会にまず出られたことがうれしくて、そこで勝てたことが、自分がやってきたことが報われてよかったんですけど、正直今回、自分のいいところがまったく出せなかったんで、次に向けてがんばりたいと思います。

(東京ドームの雰囲気は?)入場したときに歓声がウォーッていうのがいままで感じたことのない感覚だったので、とても不思議っていうか、すごいなって思いました。(対戦相手の印象は?)もともと、那須川天心選手の弟で強いのはわかってたんですけど、そこでいざ拳を交えてみて、やっぱりカウンターの取り合いで入れなかったところとか、巧いなと思うところがありました。(今後の展望は?)これからはK-1でどんな選手が来ても必ず倒して、K-1のチャンピオンになりたいです。

(いつものK-1ルールとは違い、組んでの膝は一発までいいというところで、あえて狙って組みが多くなったところはある?)そうですね。正直、自分は膝が得意なので、膝を練習してきて、組みも一発までは有効っていうのを聞いてたので。入ってきたら那須川選手も、接近戦はうまいので。ルールに則って、そういう対策もしてきました。(結果的には離れた攻撃のほうが有効だった?)そうですね。そっちのほうが意外と自分のリーチもそうですけど、そっちのほうがよかったかもしれないです。

(ミドルの軌道で膝が当たってた場面もあるが?)たぶん、K-1の一回目もそれでダウンとってるんですけど、あれは使い分けてますね。たとえば遠い距離だったらミドルで、畳んで打ってるんで。近ければそのまま膝っていう感じですね。(今日の勝利は今後のキャリアで大きな経験になる?)そうですね。プロデビューしてから二戦目でこういう大きな舞台に立てるのは本当にすごい経験だと思うので、今後につながるかなって思います」

第1試合/-55kg契約/3分3R・延長1R


鈴木 真彦 Suzuki Masahiko

第1試合/-55kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 2-0
      30:28/29:29/30:29
  • ×
x

金子 晃大 Kaneko Akihiro

第1試合はRISEバンタム級王者・鈴木真彦とK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者・金子晃大による現役王者対決。

1R、鈴木が踏み込んで右ローを強打。鈴木の入り際に金子が右フックを合わせる。プレッシャーをかけるのは金子。鈴木は左ジャブから右ロー。入り込む鈴木に金子が左右フックから左ボディを浴びせる。鈴木も左右フックを上下に散らすが金子のガードが堅い。距離を詰めると鈴木が右アッパーをヒット。さらに右ストレートで追撃すると、金子も左フックで応戦し押し戻す。

2R、鈴木が前進しワンツー、右ストレートを連打。至近距離では右ヒザを突き上げ金子のボディを削る。金子は左ジャブから踏み込んで左ボディ。変則的なフェイントから右ストレート、右フックで鈴木を攻め立てる。鈴木の入り際に金子が左フックを直撃させるが、鈴木は効いていないとアピール。金子が左ジャブで距離を詰めると、鈴木がカウンターで右ストレートを伸ばす。ラウンド終了直後には鈴木がフックで前進し金子にロープを背負わせる。

3R、金子が左ジャブで距離を測り左ボディ。鈴木は右カーフキックからワンツー。プレシャーを強める金子は右ミドル、左フックで距離を詰めると鈴木は右ストレートをヒット。金子が鼻血を出し始める。前に出る鈴木に金子が左前蹴り。鈴木は右ストレートを上下に散らし金子を下がらせる。ロープを背負う金子に鈴木がワンツーで迫り、金子が左フックを返したところで試合終了のゴングが鳴り響く。判定は30-28、29-29、30-29の2-0で鈴木。歴史的大イベントの第1試合はRISE王者の鈴木が勝利を収めた。

試合後の金子晃大のコメント
「(試合の感想は?)負けたっていうのですごく悔しいっていうのと、申しわけないなっていうのが一番ですね。(対戦相手の印象は?)来るってわかってたパターンで来て、なんとなくっていうのはあったんですけど、自分の今日の力不足だなって思います。

(東京ドームの雰囲気は?)東京ドームでやるというより、相手をしっかり見ていて、そこに対してやっていたっていう感じですかね。(今後の展望は?)自分がまだまだだなっていうのがわかったし、そこにもっとこう向き合ってやっていくしかないなって思います。(RISEファイターにK-1ファイターとの違いは感じた?)蹴りだったり、そういうのは巧いなって思いました。

(かなり接戦だったが、自分の中でどこが悪かった?)出したい攻撃をしっかり出せなかった。あとは今日の自分の力不足だったかと。(鈴木選手のパンチ力や技術はどう捉えた?)パンチ自体はコンパクトでいいパンチでしたですけど、そこに対して自分がうまく当てたときに決めきれなかったと思いました。(自分の通用した部分は?)ところどころしっかり当てたし、いいのを当てたのかなって思いましたけど、効かせきれなかったりっていうところですかね。

(ジャブから出せなかったのは相手の圧力?)そういうことよりも、自分がそこまでいけなかったのが自分のアレですね。(対抗戦はふだんと気持ちは違った?)やっぱりそこに対してのっていうのはありましたし、しっかりした姿をK-1ファン以外に見せたいなっていうのはありました」

第2試合/-55kg契約/3分3R・延長1R


志朗 Shiro

第2試合/-55kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 0-3
      28:29/28:30/28:30
  • ×
x

玖村 将史 Kumura Masashi

那須川天心と2度にわたる激闘を繰り広げた志朗がK-1スーパー・バンタム級屈指の技巧派・玖村将史と激突。1R、上下に体を揺すりながらリズムを取る志朗。プレッシャーをかける玖村に志朗が左ジャブ、右ローを刻む。ガードを高く構える玖村は左三日月からワンツー。飛び込んで左ボディで志朗にコーナーを背負わせる。ラウンド終了間際には玖村がロープを背負う志朗に右飛びヒザ蹴りを浴びせる。

2R、すり足で前進する玖村を中心にリングを回る志朗。左ジャブから手数を増やす志朗へ、玖村は入り際にワンツー、右前蹴りを合わせる。手数は志朗が勝り、玖村の入り際に右フックをヒット。玖村は左三日月で距離を測り右ヒザ蹴りで飛び込む。下がる志朗の左フックに玖村がカウンターの右フックをヒットし志朗がダウン。立ち上がった志朗に玖村が迫るもラウンド終了のゴング。

3R、距離を詰める玖村が右ストレートで志朗をロープ際まで吹き飛ばす。志朗はカウンター気味のワンツーで応戦。玖村の左ジャブ、右前蹴りにワンツーの連打で押し戻す。玖村は下がる志朗に飛び込むような左ボディ。プレッシャーをかける玖村を志朗が手数で押し戻す展開の中試合終了のゴングを迎えた。 判定は29-28、30-28、30-28の3-0で玖村の勝利。玖村がダウンのポイントを守り勝利を引き寄せた。

試合後の玖村将史のコメント
「(試合の感想は?)勝てたことはよかったかなと。ダウン取れて勝てたのはよかったんですけど、それよりも課題の見つかる試合になったかなっていう反省するところもいっぱいあったんで。でも、とりあえずよかったなという感じです。

(対戦相手の印象は?)やっぱり巧かったですね。思ったより距離がいいというか。ジャブとかポイントを取る戦いかたが巧いなっていう感じは試合前よりあったんですけど、パワーとかは思ったよりなかったですね。(東京ドームの雰囲気は?)子どもの頃から見てた舞台なんで、そこで試合できて。今日の試合を迎えるまで、夢を叶えてるところがあったんで。自分で実感しながら夢を叶えていく感覚があったんで、めっちゃいい日になりました。

(今後の展望は?)日本で一番強いと思ってた志朗選手に勝ったんで、実質僕が一番強いと思ってるし。今年中にK-1のベルトを。金子選手に2月にやられてるんで、すぐにやり返しにいきたいなと。僕が一番強いんで。(志朗選手のテクニックについては?)テクニックはありましたけど……、テクニックはありましたね。でも、強さっていう部分では、試合のトータル的な強さっていう部分では僕のほうが巧いっていうか。技の巧さだけじゃなく、試合の運びかたとかは僕のほうがテクニックはあったかなって思います。でも、攻撃とかディフェンスの技術は巧かったですね。

(ダウンを取るまでは志朗選手のペースのように見えたが、自分の感覚は?)ローキックとかも膝でカットしたり、自分的には全然大丈夫でしたね。ポイント的に取られててもアレかなと思ったんですけど、ダウン取る自信もあったし。最後には勝てると思ってたんで。はじめのキックで押した部分は志朗選手、上手でした。(ダウンを取った右のクロスは狙ってた?)そうですね、左ジャブをけっこう出してきてたんで。そのあと、狙えるなってずっとあったんで。ドンピシャで当たったっていう感じです。

(RISEのファイターとK-1のファイターで違いを感じた部分は?)K-1ファイターのほうがガツガツ、打ち合いに強いなっていうのは思いましたね。RISEファイターのほうがキックボクサーとしての強さはあるなって思いました。やっぱり、キックボクシングが上手でした。(相手のジャブは右クロスを待ってた?)そうですね。ジャブ出してきたタイミングで。右クロス以外の攻撃もあったんですけど、右クロスが一番当てやすいかなと思って。左のジャブに攻撃を合わせようとは思ってました。

(一つ前の試合の結果は意識する部分はあった?)そうですね。やっぱりK-1の代表の選手が負けることは悔しいっていうか。全勝でいきたかったっていうのは正直あるんですけど、K-1のいまの55のチャンプが負けたってことで、余計負けれないなっていう。いまツートップって言われてると思うんですけど、僕も負けたら完全にRISEが上って思われてしまうので、絶対に負けられないっていうので気合いは入りました」

第3試合/-55kg契約/3分3R・延長1R


江幡 睦 Ebata Mutsuki

第3試合/-55kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 延長判定
    • 2-1
      10:9/9:10/10:9
  • ×
x

璃明武 Riamu

新日本キックボクシング協会のエースにしてWKBA世界バンタム級王者・江幡睦と第7代Krushスーパー・バンタム級王者・璃明武が対戦。

1R、両者オーソドックス。ローキックの交換から、璃明武がワンツーを伸ばす。江幡の左ミドル、左ローに璃明武がワンツー、右ヒザ蹴りを合わせていく。プレッシャーをかけるのは璃明武。璃明武のワンツーに江幡もワンツーを返し打ち合いの様相を見せる。終了直前に江幡の前進に璃明武が左ショートフックをヒット。

2R、リズムを取りながら距離を詰める江幡を璃明武が左前蹴りでストップ。璃明武の右ミドルの打ち終わりに江幡がワンツー左フックとパンチ連打を見せる。江幡の前進に落ち着いて左ボディ、右ストレートを返す璃明武。江幡は手数を増やすが、璃明武からクリーンヒットは奪えない。

3R、璃明武が鋭い左ジャブを突き前進。ロープを背負う江幡に強い右ミドルを打ち込む。江幡が懐に入り込むと璃明武は左右フック連打。コーナーに下がる江幡へ右バックスピンを見せるも空転に終わる。プレッシャーをかける璃明武に江幡がワンツー連打。璃明武も打ち合いに応じ、拳を交換するまま試合終了のゴングを迎える。判定は1者が30-29で江幡を支持するも残り2者が30-30。本大会初の延長戦へと突入する

延長R、リングを回る江幡が強い左ミドル。追う璃明武に江幡が入り際にパンチを合わせる。下がりながら左ミドルを放つ江幡に、強引に距離を詰めた璃明武は右ヒザ。至近距離では江幡が左右フックを璃明武のボディに叩き込む。ここで江幡が右目尻をカット。ジャブを突きプレッシャーをかける璃明武が左フックをカウンターでヒット。しかし手数は緩めず、江幡の左右フックは止まらない。拍子木が鳴ると両者リング中央でパンチを交換。ゴングと同時に両者とも拳を天に突き上げた。

判定は1者目が璃明武、2者目が江幡。最後の1者が江幡を指示し2-1の判定勝利。江幡が大接戦となった王者対決を制した。

試合後の璃明武のコメント
「(試合の感想は?)K-1の代表として選んでもらったので勝たないといけなかったんですけど、負けてしまったんで、本当実力不足で情けないなと思います。(対戦相手の印象は?)もともと戦績、キャリアはある選手だったんで、巧いのはわかってたんですけど、3分4Rの中で対応しきれなくて負けちゃったのかなという感じです。(東京ドームの雰囲気は?)会場入りからファンの人の数もすごくて、オープニングのときとかもすごいなと思ったんですけど、勝たないと意味がないので。結果を出せなかったので、これからがんばらないとなっていう感じですね。

(今後の展望は?)自分の目標はずっとK-1の世界チャンピオンなんで、今回勝ってそれに近づきたかったんですけど、負けてしまったんで。またしっかり勝っていって、K-1チャンピオンを目指したいなって感じですね。(右手の状態は?)ちょっと痛めた感じで。先生に診てもらったら折れてはないかと。まだ病院に行ってみないとわからない感じです。(痛めたのは何R?)途中で痛めた感じがしたんで、延長の前だと思うので3Rですかね。試合中は痛かったんですけど、まあまあ、ケガするのは想定してるので。

(いままで戦ったことがないタイプの相手だったと思うが、やりづらさはあった?)やりづらさはあったんですけど、向こうも一緒じゃないですか。K-1と戦ったことがないので、同じ条件だと思うので。そこはいいわけにはできないのかなと思いますね。(他団体の選手とK-1ファイターで違いは感じた?)K-1だとスピードっていうか、もうちょいガツガツ。打ち合う展開はありましたけど、ちょっとタイプが違う感じがしましたね。K-1で慣れてるんで。江幡選手はムエタイ出身でって感じなんで、リズム感は違ったかなって感じですね。

(判定2-1だったが、自分ではどこが足りなかった?)2-1でも勝ちと負けで違うんで、僅差とはいえ負けは負けなんで。勝ちきらないといけないんで、全体的にダメだったのかなと思いますね。(4Rまでやってみて、もっとガツガツいったほうがいいのか、もっといろんな戦いかたをしったほうがいいのか、感じたことは?)最後はガチャガチャになって打ち合う感じになったんですけど、向こうのセコンドも狙ってる感じでは言ってたんで、行き過ぎても合わせる感じがしたんですけど。でも、ポイント取らないと意味がないので。もっといくべきだったのか、距離取ってポイントっていうか、自分で当てていってがよかったのかなって思いますね。まだちょっと試合映像を観れてないですけど」

第4試合/-53kg契約/3分3R・延長1R


風音 Kazane

第4試合/-53kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 延長判定
    • 3-0
      10:9/10:9/10:9
  • ×
x

黒田 斗真 Kuroda Toma

RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメントを制し、RISEの53kg最強を証明した風音。K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメントで優勝し、K-1の53kg最強となった黒田斗真。両者の一戦は、事実上の国内53kg頂上決戦となる。

1R、サウスポーの黒田がリングの中心に位置取り、左ストレートを伸ばす。風音が変則的な蹴りを見せると、黒田は強い左ミドルで押し戻す。風音が直線的に距離を詰めると黒田が左ストレート。風音は細かい手のフェイントから右ストレートをボディに伸ばす。風音の出入りに合わせ黒田が左アッパー、左ヒザ。風音はパンチのバリエーションを見せ黒田に的を絞らせない。

2R、頭から突っ込む風音が右フックを強振。黒田は風音を懐に引き込み左ヒザを突き上げる。黒田の左ミドルがローブローとなり一時中断。再開後も風音が前進し、黒田が入り際にヒザを突き上げる。プレッシャーをかける風音が黒田をコーナーに詰め、オーバーハンドの右フックをヒット。黒田の左ストレートにさらに右フックを被せるカウンターを見せる。

3R、風音が前後に細かい出入り。黒田は左ストレートをカウンターで狙う。風音が直線的に距離を詰めワンツー。黒田も左ストレートをヒットさせるが、風音はもらいながら前進し手数を出す。体ごと拳をぶつけるような黒田に風音は細かい連打で応戦。下がる黒田を風音が追うまま試合終了のゴング。判定は1者がドローとするも、残り2者がそれぞれ黒田と風音を支持。延長ラウンドに突入する。

延長R、笑顔でグローブタッチを見せる両者。距離を詰める風音が左右フック連打を見せれば、黒田もパンチで応戦。風音の右フックで黒田が倒れるも裁定はノーダウン。ここで勢いづいた風音がさらに距離を詰め右ストレートを黒田の顔面に伸ばす。黒田も左ストレートを伸ばし、左飛びヒザ蹴りで風音のアゴを狙う。下がる黒田を追う風音はさらに右ストレートのヒットを追加し試合終了を迎えた。判定はジャッジは3者とも風音の勝利を支持。風音が大接戦を制した。

試合後の黒田斗真のコメント
「(試合の感想は?)KOで倒して『見たか、ボケ!』って言いたかったんですけど、まあ、頭が痛いです、はい。(対戦相手の印象は?)強いのはもちろんわかってたんですけど、想像してたとおりの気持ちの強い選手やなっていうのはあったんですけど、それよりも戦っててメチャクチャ楽しかったなって思います。(東京ドームの雰囲気は?)僕からしたら後楽園ホールで試合するのも、東京ドームで試合するのも、変わりなかったかなっていうのは思います。

(今後の展望は?)勝って言いたかったんですけど、K-1の53kgはベルトがないので。まあ、コロナも収まってきて海外選手も入ってこられるということで、世界トーナメントを開いてほしいなっていうのはあります。(風音選手も楽しかったとコメントしていたが、どういうところが楽しかった?)う~ん……。まあ、ラウンド重ねるごとにしんどくなってきてたんですけど、それよりもなんか。風音選手も戦いながら笑ってたし、それ見て僕も楽しくなっちゃって。気持ちいい選手やなっていうのは思いましたね。

(勝敗をわけたポイントは?)戦ってるときは僕も必死でわからないですけど、終わって動画をちょっと見直さないとわからない部分もあるので。またしっかり見直して、自分の反省点だったり課題を埋めていこうかなって思います。(左ストレートは警戒されていた?)そうですね、バチバチに警戒されてましたね。でも、それは逆に想定内だったんですけど、ほかの攻撃で効かせていって、最後ストレートで勝てたらいいなって思ってたんですけど。でもまあ、ストレートが当たらなくても、僕はバンバンストレートを出していこうと思ってたんで。それをできたかなと思います。

(RISEファイターとK-1ファイターの違いは感じた?)違いはとくになかったです。(左ストレートと共に顔面への膝も印象的だったが、今回一回つかんでいいのは大きかった?)そうですね、大きかったですね。(そこでもう少し出せてたら?)う~ん、1R目は顔面膝はあまり出す気はなかったんですけど、2~3R目にかけては顔面膝も出すプランでやってたんですけど、まあなかなか当たらなかったですね。(楽しかったというのは、対抗戦の意識よりも二人の戦いにのめりこめた?)そうですね。なんすかね、とにかく楽しかったですね。負けてもちろん悔しい気持ちはあるんですけど、それより楽しかったし、いい経験ができて。また強くなれるかなっていうのはあります」

第5試合/-60kg契約/3分3R・延長1R


笠原 友希 Kasahara Yuki

第5試合/-60kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:28/30:28/30:27
  • ×
x

中島 千博 Nakajima Chihiro

昨年12月に第16代SB日本スーパーフェザー級王者となった笠原友希と今年1月に第10代Krushスーパー・フェザー級王者となった中島千博。シュートボクシングとKrushの王座を持つもの同士の一戦。

1R、サウスポーの笠原がリング中央。ステップでスイッチを見せる中島が右ローでけん制を見せる。左右にステップを踏む中島が左ミドルを強打すると、笠原も左ミドルで応戦。中島が強い左ミドル、スイッチして右ハイと多彩な蹴り技で笠原に迫る。終了直前には中島の左上段回し蹴りが笠原に浅くヒット。

2R、中島が左かかと落とし、左バックスピンキックと大技で笠原を攻める。笠原は中島の入り際に左ストレートを合わせ、左ミドル強打で中島にロープを背負わせる。笠原はガード終わりに左右フックから左ハイのコンビネーション。ラウンド終了直前にはロープ際に引き込んだ笠原が左ハイキックを中島の顔面にヒットさせる。

3R、2R終了直前のハイキックで中島の鼻が折れた模様。開始直後から中島の鼻から血がしたたり落ちる。中島が飛び込みながら左フック、右ミドル。笠原が左フックから右フックを返すと、中島の顔面を捉えダウンを奪う。ガードを固めた中島にロープを背負わせた笠原。中島はワンツー、バックスピンキックと手数を止めない。距離を詰める中島へ笠原が左バックスピンキックを見せて試合終了のゴング。判定は3者が支持を集めた笠原の勝利。シュートボクシング王者がKrush王者からダウンを奪う勝利を収めた。

試合後の中島千博のコメント
「(試合の感想は?)まずこのようなすごい舞台に立たせていただいたのに、負けてしまって。応援してくれたかたやジムのみんなに恩返しをしたかったんですけど。負けてしまって、またちょっと、しっかりやり直します。

(対戦相手の印象は?)巧いっていうのはやる前から思ってて。自分の戦いがうまくいかないのを練習して、自分の戦いをするっていう目標を持ってやったんですけど。実際に戦って、とてもうまくて。自分の技術のなさを痛感しました。(東京ドームの雰囲気は?)すばらしくて。自分は緊張しちゃったりするんですけど、なるべく緊張しないように。冷静になるっていうのが自分の目標でもあるんですけど、ちょっと飲み込まれてはないですけど、ちょっと圧倒されましたね。すごいなって。(今後の展望は?)Krushのチャンピオンでありながら負けてしまったんで、本当にいままで戦ってくれたかたに申しわけないっていう気持ちと、ここから自分がしっかり練習しなおして、やっていかなきゃなって思いました。

(ハイキックを鼻にもらうまでは、よく動けたように見えたが?)自分の中ではもらうまでは、ちょっとずつ当たってきたなって思ってたんですけど。ちょっと攻めようとなったときにちょうどカウンターでもらっちゃって。で、すぐにゴングが鳴ったんですけど、そこから鼻呼吸ができなくなってしまい。そこで自分の気持ちが乱れてしまって、3R、いかなきゃってところで、パンチをもらってしまいましたね。(あせったのはキャリアの部分も影響した?)すごい選手たちと僕は戦ってきたんで、キャリアがどうとかはないですね。

(SBファイターとK-1ファイターで違いを感じた部分は?)まず距離感が遠く感じました。Krushの選手などはけっこうパンチとか、ガンガン攻めてくるイメージなんですけど、笠原選手は逆に自分が攻めたときに攻撃してきたりとか、すごい攻防が巧かったですね。距離感だとか、技を出すタイミングとか。その技術はすごい高いなと思いました。(鼻は折れている状況?)僕、最初から曲がってたんですけど(苦笑)、たぶんガッツリ鼻に当たっちゃったんで、まだ鼻血も止まらないんで折れてるかなと思います。

(試合をやってみて、K-1らしさを突き詰めていきたいのか、幅の広さも必要と思ったのか?)負けて勉強ではないですけど、自分にないものを得られたんで、そこは自分でカバーしていくことが、K-1とかがより向上していくんじゃないかと思ったんで。僕は技術を吸収してやっていきたいと思います」

第6試合/-100kg契約/3分3R・延長1R


内田 雄大 Uchida Yuta

第6試合/-100kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • TKO
    • 1R 1分18秒
  • ×
x

マハムード・サッタリ Mahmoud Sattari

内田はHOOST CUP日本ヘビー級王座を獲得。現在はRISEにも参戦し、3連続KO中と波に乗る。サッタリは今年4月に行われたK-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント優勝を全選手最軽量の身で成し遂げた。計量結果は内田が98.7kg、サッタリが86.55kgと、12kg以上の差を記録している。

1R、プレスをかける内田にサッタリが右ストレート。内田の右ストレートに左フックを軽く合わせ会場がどよめく。内田が頭を沈め右のオーバーハンド。体を起こしたところにサッタリが左フックを合わせると、顔面を打ち抜かれた内田は仰向けにダウン。即座にレフェリーがストップし、サッタリがわずか1RでKO勝利を収めた。

サッタリのマイク
「みなさんこんにちは。今日はありがとうございます。いつも応援ありがとうございます。日本の皆さん愛しています。押忍! 世界で一番一番強い選手、K-1チャンピオンのサッタリがここに待っています。いつでも日本にきて試合をしましょう。応援ありがとうございます。日本大好きです。皆さん大好きです」

試合後のマハムード・サッタリのコメント
「(試合の感想は?)今日はいい試合だったと思ってますし、いい気分です。相手の内田選手もとても強い選手でしたし、今回試合を受けてくれて本当にありがたいと思っています。今日はいままで自分を応援してくれてるみんなに、自分がどれだけのことができるか、どれだけ強いかを証明できるチャンスだったので、それを実現できたことは本当にうれしく思っています。

(対戦相手の印象は?)彼の試合を何試合か観たんですけど、今日はレベルが高いように感じました。パンチ一つとってみてもそうですし、パワーもあるなという印象を受けました。ただ、今回は自分が厳しい練習をしてきて、その結果が今日につながったというふうに思っています。(東京ドームの雰囲気は?)大勢のかたが観てくれてる中で試合ができたことは本当にうれしく思ってますし、その中で自分のいいパフォーマンスができたと思ってます。あとは応援してくれたみなさんが、今日の自分の試合を楽しんでくれたらいいなと思っています。

(今後の展望は?)やはり世界のトップランカーたちと日本で試合をしたいと思っていますし、日本でみんなが観たいと思ってるような試合を、トップランカーの選手たちと共に、いいパフォーマンスを見せたいと思ってます。(たくさんのファンがサッタリ選手を世界のトップ選手だと言ってることについて思うことは?)自分の中で最大の敵は自分自身だと思ってます。自分に勝つためにハードなトレーニングをしてきてます。その中で自分がレベルアップしてるように意識してることが、今回の結果につながってると思います。

(ソーシャルメディアの中で朝倉海選手と練習していたが、朝倉選手に対して思うことは?)リングで対峙すれば朝倉選手であろうと誰であろうと試合をする相手になるが、リングの外に出れば友人ですし、仲間だと思ってます。朝倉選手は人間的にもいい選手ですし、自分は大好きです。次、朝倉選手も試合を控えているので、今度は自分がトレーニングパートナーになっていきたいと思ってます。彼はもともとチャンピオンでしたが、ベルトを持ってることだけがチャンピオンではなく、チャンピオンというのは人の心の中でチャンピオンであるべき、そこが一番重要だと思っているので。今後も彼と付き合いながら、切磋琢磨していきたいと思ってます。

(今後、日本で活躍するうえでどのようなファイターと知ってもらいたい?)自分はヘビー級ではなくクルーザー級の選手です。85kgですけど、90kgの中で戦ってます。先程も言ったように世界のトップランカーと試合をしていきたいし、やはりファンのみなさんはそういう試合を求めてると思ってます。そういうファンの思いに応えるために日々厳しいトレーニングを積んでますし、よりよいパフォーマンスを見せるようにベストを尽くしてます。その中で今後もみなさんの望むような試合を見せたいという気持ちです。自分の中で常に思ってることは、世界の中でナンバー1になること。それが夢です」

第7試合/-100kg契約/3分3R・延長1R


山下 力也 Yamashita Rikiya

第7試合/-100kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 0-3
      28:29/28:30/28:30
  • ×
x

シナ・カリミアン Sina Karimian

山下は国内二冠を獲得した空手家。対するカリミアンはK-1WORLD GPクルーザー級王座の肩書きを持つ。山下は身長175cmながら、2mを超えるカリミアンをハイキックで倒すと宣言している。

1R、カリミアンが前進しヒザ蹴りを連打。組んだままの攻撃となったため注意を受ける。山下は前進し左右ローキックを強振。離れるとカリミアンは右ストレートを突き刺し、右フックを受けた山下は一瞬動きを止める。山下の左ローがカリミアンの下腹部に入り、一時中断。再開後カリミアンがガードの上から右バックハンドブローを浴びせる。前進する山下にカリミアンは左右フックを連打浴びせるが、山下はふらつきながら左右ローキック。奥足へのローを嫌がったかカリミアンが下がるシーンも。

2R、山下がガードを固めながら前進しロー。頭から前に出る山下にカリミアンは顔面を打つように挑発するが、山下は変わらず前進を続ける。カリミアンは前蹴り、右ローで突き放すが、山下は首を振りながらジャブから左ロー。前蹴りで距離を作るが、山下はお構いなしに左右フックを強振する。

3R、カリミアンの右ローで山下はバランスを崩すが、ゆったりとした構えのまま山下が前進。距離を詰めワンツーを2mの顔面に突き上げる。カリミアンは下がりながらワンツーを突き刺すも山下は倒れず。バックハンドブローの直撃を受けても笑顔のまま山下は前進する。カリミアンは打ち疲れたか、パンチが大ぶりに。両者決め手がないまま試合終了のゴングを迎えた。判定はジャッジ3者の支持を集めたカリミアンの勝利。タフな山下を手数で圧倒し勝利を引き寄せた。

試合後のシナ・カリミアンのコメント
「(試合の感想は?)まずこの大会の関係者のみなさんに感謝を述べたいと思います。今回のオファーを受けたのが3週間前で、試合の準備は短い期間でした。それまでは4カ月ほど、4~5年ぶりに母国に帰って地元でやるべきことをしてきたんですけれど、いいわけをしたいわけじゃないんですけど、ファンのみなさんに自分が100\%の状態じゃなかった、準備できなかったことを知っていただきたいのが一つあったのと、結果は勝ちだったんですけど、試合内容に満足はしてないので、そこは修正点だと思ってます。

(対戦相手の印象は?)彼に対しては対戦前ととくに変わってないです。むしろ、彼はいつもよりいいパフォーマンスをしたんじゃないかというふうに思っていますが、一番は自分自身が満足いくパフォーマンスができてなかったです。それが一番、自分の中でよくなかった点だと思ってます。

(東京ドームの雰囲気は?)ただただ、すごい会場、すごい大会だと思いました。そして日本の興行団体というのはとてもすばらしいと。世界中の中でも日本だからこの大会ができるんじゃないかと思いました。(今後の展望は?)これからのことはあらためて考えていきたいと思ってますが、まず今日の試合をチームのみんなで分析して、何が悪かったか、今後に活かしていきたいと思います。

(相手の後ろ足への下段蹴りはどのように感じた?)とくにパワーも感じなかったですし、試合前に自分の頭にハイキックを食らわすと宣言してましたけど、それも食らうこともなかったですし。とくに感じることはなかったです。(K-1のレジェンドファイターたちも上がった東京ドームで試合をしたことは感慨深い?)自分は若い頃、昔のK-1のDVDを観たり、ゲームをしたり、そのときのレジェンド、バダ・ハリ、ピーター・アーツを観てきました。自分が2018年に初来日したときに、さいたまスーパーアリーナや、レジェンドたちが戦ってきた場所に立てることに、なんとも言えないような気分でした。今回もどう言葉に表していいかわからない気分です。

(サッタリ選手がシナ選手に要求を迫っているが?)ほかの質問にしてもらっていいですか。(シナ選手の試合を受けて、レジェンドたちが日本に戻ってきたらどう思う?)彼らは現在、違う団体で試合をしてます。K-1は以前に比べるとヘビー級のレベルは下がってますけど、イベントとしてのクオリティはすごいものがあると思いますし、バダ・ハリ選手やほかの選手が日本に戻ってきて、この状況を見れば、やはりまたここに戻ってきて試合をしたいと思ってくれると思います。そういう気持ちはあるので、もし彼らが再び日本に戻ってきて試合ができるならすばらしいと思います。

(母国はたいへんな環境だと思うが、どういう気持ち?)私はムスリムですし、いつも神様や母国からパワーをいただいてると思ってます。今日のパフォーマンスは自分で納得できるものじゃなかったですが、その中でも自分は神様にパワーをいただいてると常に思ってます」

第8試合/-71kg契約/3分3R・延長1R


“ブラックパンサー”ベイノア Blackpanther Beynoah

第8試合/-71kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 0-3
      24:30/24:30/24:30
  • ×
x

和島 大海 Wajima Hiromi

ベイノアは第2代RISEウェルター級王者。国内強豪との豊富な対戦経験を持ち、近年ではMMAにも挑戦している。和島はK-1中量級の日本人トップクラスとして活躍。過去に2度木村“フィリップ”ミノルの前に涙を飲んだが、昨年12月に3度目の対決となった木村を下し第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座を獲得した。

1R、サウスポーの和島がプレッシャーをかけ、ベイノアがロープを背負う。上体を振りプレッシャーをかける和島が左のロー、ミドル。ベイノアの左ジャブにワンツーを合わせる。和島の打ち終わりにベイノアがワンツーを返す。プレッシャーをかける和島を追い払うかのようにベイノアは大振りの右フック。終了直前に距離を詰める和島はコーナーを背負ったベイノアに左ストレートから左フックでダウンを奪う。

2R、距離を詰めた和島にベイノアが右ストレートをヒット。リング中央ではベイノアのバックハンドが浅く和島の頭部を捉える。入り際の和島の左ストレートが直撃しベイノアが棒立ちに。手数を出して応戦するも、さらに和島が左ストレートを追撃し、ロープに詰めてヒザを連打しベイノアからスタンディングダウンを奪う。再開後ベイノアはパンチを出し、胴回し回転蹴りでラウンド終了までしのぎきる。

3R、回復したベイノアは距離を詰める和島に左フックから右ストレート。右バックスピンキックを放つも、ガードした和島は左ハイキックを頭部にかすらせ、ぐらついたベイノアにさらに左ハイキックをヒットする。ベイノアは声を上げながら左右ストレート。細かいパンチを嫌がる和島は左ヒザ蹴り、左ミドルでベイノアを突き放す。ベイノアはさらに前進するが、至近距離で和島の左ショートストレートを浴びダウン。立ち上がったベイノアに和島が襲いかかるも、ベイノアは手を出し応戦。最後までKOを拒否しながら試合終了のゴングを迎えた。判定は3度のダウンを奪取した和島が全ジャッジ6ポイント差をつけ勝利。和島が王座戴冠後初勝利を収めた。

和島のマイク
「この東京ドーム、しかも満員の中で試合が出来て本当に言葉に言い表せないというか、言い表すとしたら押忍ですね。僕はK-1の70kgのベルトを持っていて、バチッと倒してしゃべりたかったと思いますが、今後また変わっていきますので、注目お願いします。70kgは僕が引っ張っていきます

試合後の和島大海のコメント
「(試合の感想は?)率直な感想でいうと、倒しきれずで悔しかったなっていう感じです。(対戦相手の印象は?)戦う前も戦ったあとも押忍って感じですね。(東京ドームの雰囲気は?)本当、最高でしたね。最高でした、押忍です(笑)。(今後の展望は?)今後はK-1のチャンピオンとして、70kgなんで海外勢も強いんですけど、コロナも落ち着いてきた頃なんで、どんどん海外の強い選手と戦っていきたいなって思います。(どのへんがよくて、3回ダウンを取ることができた?)最近、ダウン取るのも蹴りが多かったんですけど、今回はパンチをすごく練習してきたんですよ。手応えというか、パンチが出たのがよかったかなと思います。(倒しきれなかったのは相手がすごかった?)3回ダウン取ってるんで、相手もすごいがんばってたと思うんですけど、自分の技術がなかったのかなっていうふうに思います。(倒しかたのコツがつかめてきたのはあった?)そうですね。当たれば倒れるというのはもともと、ずっとあって。いつでも倒せるなっていうのはあったんですけど。今回、パンチを練習してきたのもあって、蹴りがちょっと出なかったのかなっていう感じですね。もっと蹴って蹴ってってしてたら倒せてたのかなって感じです」

第9試合/-62kg契約/3分3R・延長1R


YA-MAN Yaman

第9試合/-62kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • TKO
    • 1R 1分49秒
  • ×
x

芦澤 竜誠 Ashizawa Ryusei

YA-MANはRISEを主戦場に活躍。試験的に行われたオープンフィンガーグローブマッチで実力者を次々となぎ倒し、その知名度を急上昇させた。芦澤は”進化する問題児”の異名通り、歯に衣着せぬ発言と喧嘩上等の真っ向勝負で人気を博している。両者は対戦カード発表会見から幾度となく衝突。YA-MANを挑発する芦澤の提案により、この一戦はオープンフィンガーグローブでの一戦となった。

1R、開始早々跳び蹴りで飛び込む芦澤。コーナー付近で両者フックを振るうが、YA-MANの大ぶりの右フックが芦澤のテンプルをかすめダウンを奪う。立ち上がった芦澤はさらに取り込むが、YA-MANは冷静にガードからフックを強振。YA-MANが右ローから右フックをヒットすると芦澤が大きくバランスを崩す。YA-MANのローキックで足を払われ何度も転倒する芦澤。足下がおぼつかない芦澤をロープに詰めYA-MANが右フックでダウンを追加。うつろな目の芦澤をレフェリーが救い出すように試合終了を宣告。わずか109秒でYA-MANが芦澤をねじ伏せた。

YA-MANのマイク
「相手のアッシー、マジで男だと思う。62kgでオープンフィンガーって俺の土俵。上がってきてもらって、本当に気合いと根性すげえなと思って。男として認めてるから、タッキーとデートでも3人でどうかな。

たぶん1年前とか誰も俺のこと知らないと思うけど、那須川天心って神童じゃないですか。武尊選手も天才じゃないですか。アッシーも歌上手いし。でもYA-MANって特に何も持ってないと思うんですよ。凡人が格闘技最高峰の舞台に立てるってことが、気合いと根性があれば格闘技最高峰の舞台に立てるってことを、俺とアッシーが証明したと思う。 見ている方々で、俺って才能無いなとか凡人だよと思っている人いると思うんですけど、俺も凡人なんで。YA-MANならみんななれそうな気がするでしょ。なりたくないかもしれないけど。努力すればここまでこれるんで、みなさんがんばって下さい。 この後ウチの那須川天心がやってくれると思うんで。武尊選手もやってくれると思うんで。最高のエンターテイメントをご覧下さい」

試合後の芦澤竜誠のコメント
「(試合の感想は?)ふつうに俺の負けっすね。負けだけどべつに、またやるよ、ふつうに。こんなんで俺、折れないし。なんかこう、ふつうに完敗。アイツ、強かった。それだけ。(対戦相手の印象は試合前と試合後で違う?)いや、一緒っすね。一緒っすけど、もっと打ち合ってくるかと思ったら、あっちのほうが冷静でしたね。俺より。アイツ、練習してきたんですよ。(東京ドームの雰囲気は?)最高だね、最高。俺がやるだけの大会。俺、ファイターとしてね、アンチも多いし、ファンも多いし。俺、やられるとこ見たい人間もいっぱいいるからね。だから派手にやられたでしょ、いい仕事したわって感じ、ですね。

(今後の展望は?)え~と、いろいろ考えてることあるんすよ。まあ、楽しみにしてください。勝っても負けても、いろいろ考えてることがあるんで。楽しみにしてください。(バチバチやるつもりが、向こうは落ち着いていた?)だし、先にアイツの攻撃が俺に当たっちゃっただけだと思うんでね。俺のやりたいプランにハマれば俺が勝つし。先に当てられちゃったなって感じ。でも、俺はね、やられてもいくからね。芦澤竜誠を見せるためなんで。べつにルールで負けただけで、俺、負けてないしって感じです。

(オープンフィンガーグローブの打ち応えは?)いやあ、覚えてないっすね、今回。でも、最高でしたよ。最高でしたね。(終わってみて、YA-MAN選手にどんな感情?)ふつうにオマエ強かったね、くらいあの感じですね。真面目じゃないですか、アイツ。俺のほうが真面目じゃなかったのかなって感じです。あと、アイツのほうが単純にがんばったんですよ。今回、死ぬ気で練習したんですよ。俺、それちょっと違かったなって思って。アイツがふつうに強かっただけの話ですね。ただべつに、次やれば勝てるって思ってるんで。今回の試合負けたけど終わりじゃないし、これから燃えるんで。大丈夫です、俺は。余裕です。

(リング上で言葉をかわしていたが?)オマエ、強かったよ、オマエの勝ちだよって話ですね。ただ、次やったら俺が勝つよ。(憎しみや怒りはない?)ないですね。ファイターじゃないですか、アイツも。俺もファイターなんで。ファイターとしてやられるのも仕事だし、勝つのも仕事なんで。俺が一番、東京ドーム、ブチ上げたんじゃないですか」

第10試合/-62kg契約/3分3R・延長1R


中村 寛 Nakamura Kan

第10試合/-62kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 2-0
      30:29/30:30/30:29
  • ×
x

レオナ・ペタス Leona Pettas

中村は"人獣"の異名を持つファイター。荒々しいファイトスタイルと破壊力を武器にKOを量産する。レオナは"石の拳"と呼ばれる攻撃力を武器に第9代Krushスーパー・フェザー級王座を獲得。昨年3月には武尊が持つベルトに挑み、KO負けを喫したもののK-1の歴史に残る名勝負を繰り広げた。

1R、サウスポーの中村へレオナが鋭い右ローで先制。コーナーを背負うレオナへ中村が右フックで飛び込み、左右フックの連打を見舞う。中村がトリッキーな動きからフック連打。レオナは右ローを中村の内もも内側に強打するが、無理な追撃はしない。

2R、レオナが左ジャブを突き刺し中村を下がらせる。中村が左ロー、パンチで飛び込むが、レオナは左ジャブをリズム良くヒットさせる。ロープを背負った中村にレオナがワンツー。中村の飛び込みを左ジャブで止め、右ストレートで下がらせる。

3R、前に出る中村は左ローを放つが、リーチの長いレオナも右ローをヒット。ワンツーから右ヒザに繋げ中村にロープを背負わせる。中村は右フックで飛び込み、レオナにコーナーを背負わせ左右フック連打。レオナはガードを固めしのぎ、右ストレートで突き放す。ラウンド終盤には中村のコンビネーションにレオナが左右ストレートで応戦。打ち合いの中試合終了のゴングが鳴った。

ジャッジは1者がドローとするも、2者が中村の勝利を支持。終始アグレッシブな姿勢を見せた中村が僅差の判定をものにした。

第11試合/-63kg契約/3分3R・延長1R


白鳥 大珠 Shiratori Taiju

第11試合/-63kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • KO
    • 1R 2分47秒
  • ×
x

ゴンナパー・ウィラサクレック Konnapar Weerasakreck

白鳥は那須川天心とともにTEAM TEPPENで汗を流し、第5代RISEライト級王者の実績を持つ。RISE WORLD SERIES 2019 -61kg級では、セクサン・オー・クワンムアン、梅野源治といったムエタイの実力者を撃破し優勝を果たしている。ゴンナパーは"ムエタイ大魔神"の異名を持つ元K-1ライト級王者。140戦を超えるキャリアを持ち、昨年7月に朝久泰央に敗れて王座を失って以降、2連勝と調子を上げている。

1R、両者サウスポー。ゴンナパーが重い左ローで白鳥の前足を削る。白鳥はゴンナパーのローに合わせワンツー。右フックから左ローとコンビネーションを見せる。ゴンナパーは距離を詰めフックを振るうが、白鳥は長いリーチの右ジャブでストップ。右前蹴りでゴンナパーを突き放す。ゴンナパーが圧力を強め白鳥がロープを背負う。左ストレートから返した右フックが白鳥のアゴを打ち抜き白鳥がダウン。立ち上がろうとしてふらつく白鳥を見てレフェリーが試合をストップ。ゴンナパーが電光石火の1RKOで勝負を決めた。

ゴンナパーのマイク
「今日はこの試合に参加できて、そして美しい勝利を収めることができてうれしく思っているし、誇りに思っています。ムエタイNo.1!」

試合後のゴンナパー・ウィラサクレックのコメント
「(試合の感想は?)いまとてもうれしく思ってます。練習してる上で、予定どおりの試合ができました。(対戦相手の印象は?)とくに感想はありません。(東京ドームの雰囲気は?)自分がこれまでさまざまな経験を積んだ中でも、もっとも大きな会場でした。勝つことができてうれしいですし、誇りに思います。(今後の展望は?)もう一度、K-1のチャンピオンに返り咲きたいと思っています。いまの階級でも構わないですけど、65kgにも挑戦したいと思っています。

(いつもの試合よりも蹴りがだいぶ少ないように見えたが?)少なかったとういうよりも、蹴りを出す前に終わったということだと思います。(パンチ重視というわけではなかった?)対戦相手がパンチの強い選手ですので、パンチを強化してきたのはたしかです。(白鳥選手の左ガードが下がったところに右フックが入ったが狙っていた?)それはガードが下がったところで、ちょうどタイミングがあったということだと思います。(リーチの差は影響なかった?)体重が同じでしたらまったく問題ないです」

第12試合/-67kg契約/3分3R・延長1R


山田 洸誓 Yamada Kosei

第12試合/-67kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 0-3
      29:30/29:30/28:30
  • ×
x

安保 瑠輝也 Anpo Rukiya

山田は正道会館で鍛え上げた攻撃力で勝利を重ね、デビューから無傷の11連勝でRISEスーパーライト級王座を獲得。12戦目で敗れた北野克樹へのリベンジを含め、直近3連勝と波に乗る。安保は2019年6月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座を獲得。二冠目を目指し第2代ウェルター級王座決定トーナメントに挑むも、決勝で野杁正明に敗れ王座獲得を逃した。直近は2連続1RKO中と好調ぶりを見せる。

1R、開始早々安保が強い左ミドル。安保がリズム良く二段蹴り、左サイドキックと蹴りを飛ばす。山田はガードを固め左インローでけん制。安保は左ジャブから右ストレートを打ち下ろす。山田は足を上げるフェイントから左前蹴り。ラウンド終盤には右後ろ回し蹴りが安保のアゴ先をかすめる。

2R、圧力をかける安保。山田のローに合わせて左フックを強振する。飛びヒザ蹴りをフェイトに右フック。山田に右ストレートをヒットさせると山田は効いたか下がり始める。安保のパンチに山田も右の大振りのフックをスイング。安保は右ヒザをアゴに突き上げ、返す刀で右ストレートを打ち下ろす。

3R、山田が前進し右オーバーハンドフックを振り回す。安保は遠い距離からワンツー。距離が詰まると山田も左フックを合わせていく。山田の左ローで安保がバランスを崩すもノーダウン。安保はワンツーから右ヒザをヒット。手が出ない山田に安保が打ち下ろしの右フック、二段蹴りと豊富な手数で攻め続ける。ゴング直前には山田が前進し安保がロープを背負うが、決定打は無いまま試合終了のゴング。判定は3者が勝利を支持した安保に軍配。リーチ差を活かした豊富な手数で安保がRISE王者を撃破した。


試合後の安保瑠輝也のコメント
「(試合の感想は?)終わった瞬間は勝ちって言われたんですけど、自分は圧勝するって言ってたんで。3-0で勝ちかもしれないですけど、正直KOで勝ちたかったなっていう印象が強かったので、率直な感想としては悔しいなって気持ちが強いです、いま。
 
(対戦相手の印象は試合前と試合後で違う?)違いましたね。一階級下のチャンピオンでしたけど、頑丈でしたし。僕、ウェルター級に上げてから6戦してて、すべてKO決着できてて、かなりひさしぶりの判定決着になってしまったんですけど、そのくらい。パンチの手応えとかあったんですけど、それを最後まで決め手までいけない圧、巧さ的な部分はありましたね。
 
(東京ドームの雰囲気は?)デカいの一言に尽きるかなっていう。1Rが終わると笑顔になっちゃうくらい、試合自体は楽しかったです。(今後の展望は?)さっき山崎選手やってた原口選手とか、やったらおもしろいんじゃないかなって僕はいま、思いましたね。今後こういったことがあるのなら、次の武尊天心に安保瑠輝也がなれるように、もっと選手として成長していければなと思ってます。
 
(うまくいかなかった部分は?)技術的な部分ですね。ストレートに三日月蹴りを合わせるのとか巧かったですし。合わせられると、どうしてもマインド的にいきにくくなるみたいな。そういう細かいテクニックとかチャンピオンですし、すごくいい戦績ですし、そういうのを感じましたね。
 
(格闘技界のことも考えると、今日生まれたものを続けたいという気持ちは強い?)もちろんです。天心選手は今回終えて、キックボクシングを引退しますし、武尊選手はわからないですけど、そんなに長くはないと思うんですよ。ここでこうして、他団体同士が初めて戦ったTHE MATCHをここで終わらすんじゃなく、次に。いつも僕言ってるんですけど、次の格闘技界の顔になるのは自分だって言ってるんで、それを有言実行する選手になりたいと思ってますね。
 
(1Rの爆発力で勝つのではなく、3R通して勝利を収めるのは、あらたな実力が見えたと思うが?)終わったときは悔しかったんですよ。こういう舞台ですし、舞台は関係ないですけど、やっぱりKOで見せればいいわけじゃないですか、選手としては。でも、自分の弱点的な部分ではあったんですよ。3R通して、前半よくて、後半に落ちていくという部分があったんで、そこをちゃんとチャンピオン相手に最後まで削り勝ったというか。そういうところに関してはセコンド陣も、僕が100%見せたかった結果じゃないけど、競り勝ったことに関しては今後の成長においてよかったなと言ってもらえたんで、自分でも納得するようにしてます。
 
(勝利したが納豆は食べてもらう?)さっきツイートしたんですけど、あれで納豆食べてもらうのは申しわけないんで(笑)。もしYou Tubeコラボしてもらえるんであれば、僕が目の前でまた食べてやろうかなと思ってます(笑)」

第13試合/-65kg契約/3分3R・延長1R


原口 健飛 Haraguchi Kento

第13試合/-65kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • KO
    • 2R 0分33秒
  • ×
x

山崎 秀晃 Yamazaki Hideaki

原口は現RISEライト級王者にしてRISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント覇者。卓越した技術と圧倒的な攻撃力を持ち、那須川天心の次代を担うRISEの看板選手と目される。山崎は"ゴールデンフィスト"の異名を持つ強打の持ち主。国内外の強豪と激闘を繰り広げ、多くの名勝負を生んだ。今年4月には大和哲也に敗れK-1王座を失ったが、その存在感に陰りはない。

1R、前後にフットワークを刻む山崎。山崎が左のかけ蹴りを見せると、原口もかけ蹴りを打ち返す。山崎が右フックを強振すると、原口は右飛びヒザ蹴りで応戦。原口が右ロー、前蹴りでけん制すると、山崎はプレッシャーをかけ距離を詰める。原口が右ストレートで山崎にロープを背負わせると、山崎の左フックに被せた右フックが直撃。逃げる山崎をパンチ連打で追い、右フックでダウンを奪う。山崎は立ち上がるが原口はさらにパンチの連打。残り7秒で左フックでダウンを追加する。 オープンスコアは3者とも10-7で原口。

2R、山崎の入り際に原口の前蹴り。スイングでバランスを崩した山崎に原口が左右フックを浴びせる。ロープ沿いに逃げる山崎を追う原口はさらにワンツーからフックで追撃。山崎はダウンを拒否しつづけたが、危険と見たレフェリガー割って入り試合終了。原口が元K-1王者の山崎を圧倒しKO勝利を収めた。

原口のマイク
「試合は終わったし、ずっと憧れていた山崎秀晃選手に試合には勝ちましたけど、山崎秀晃という男を憧れ続けます。山崎秀晃という男がいたから僕もここまで完璧に仕上げることができました。ありがとうございました。 僕RISEのチャンピオンで、THE MATCHという今日は特別な日だったんですけど、僕はこれからもRISEを背負って、世界の興行を、そして日本をもっと盛り上げていきます」


試合後の山崎秀晃のコメント
「(試合の感想は?)原口選手とまたこうして、まあ敗戦のあとでしたけど、原口選手と戦えて本当によかったです。気持ちよかったです、楽しかったです。(対戦相手の印象は試合前と試合後で違う部分は?)ありません。(東京ドームの雰囲気は?)場所はどうこうではなくて、原口選手と戦えるということで非常にテンションも高めで、いいトレーニングもできましたし、万全の状態で試合に臨めたと思います。(今後の展望は?)今後についてはちょっと、ゆっくり考えて、代表ともしっかり話していきたいと思ってます。(今日の作戦は?)しっかり相手の攻撃を見つつ、自分の攻撃を当てつつ。けっこうサウスポー対策してたんですけど、オーソドックスで来て。でも、オーソドックスは不得意ではないので。いままでやってきた組み立ててで、オーソドックスに対して勝負していこうと思いましたね。まあでも、パンチも上手でしたね。

(原口選手は見てくれて逆によかったと発言していたが?)戦前の作戦ではけっこう相手の攻撃をしっかりガードで固めて、中に入ってゴリゴリいこうと思ってたんですけどね。まあ、長年やってきた戦いかたというか、そこにも自信があったのでそういう戦いかたになりましたけど。まあ、結果がすべてですね。(とくにどのへんに強さを感じた?)僕の打ち終わりというか、狙われてたのも戦いの中で感じましたし。攻撃を受けてからの返しの点で、たたみかけとかすばらしい選手だと思いました。(入場式でもつけていた腕の飾りは?)すみません(笑)、父の日にお守りをもらいました」

第14試合/-68.5kg契約/3分3R・延長1R


海人 Kaito

第14試合/-68.5kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 延長判定
    • 3-0
      10:9/10:9/10:9
  • ×
x

野杁 正明 Noiri Masaaki

海人はS-cup65kg級世界トーナメントの全試合KO制覇を皮切りに、国内外の強豪を次々と撃破。その高い完成度から"シュートボクシングの最高傑作"と称される。野杁は昨年9月に1日3試合に全てKO勝利を収め、第2代K-1 WORLD GPウェルター級王座を獲得。圧倒的な勝利を見せる姿から"怪物"の異名を取る。

1R、両者カーフキックを交換。野杁が前蹴りを出せば、海人は強い右ミドルを返す。海人が接近して左ボディ。野杁が左ボディを返せば、海人が右ヒザをボディに突き刺す。野杁が頭をつけるほど接近し左ボディ、左カーフキック。ロープを背おった海人に右ストレートから返す左ハイキックをヒットする。 オープンジャッジは三者とも10-10のイーブン。

2R、開始早々海人の右カーフキックで野杁がバランスを崩す。海人は左ジャブを起点にワンツー、右カーフと攻撃を散らす。野杁は頭をつけると至近距離で左ヒザ。左バックスピンキックは不発。野杁の左ボディに右ストレートを返すと、野杁が小さく後退。追撃の右ストレートが野杁の顔面を捉える。海人のハイキックの両手を広げ効いてないとアピールする野杁。ラウンドの終了間際には海人が右ストレートをヒットさせるが、野杁は上体を振り追撃を許さない。 オープンジャッジは三者とも10-10のイーブン。

3R、圧力をかけるのは野杁。コーナーを背負う海人に野杁が連打を見せると、海人も細かいパンチで応戦する。野杁の左ボディに海人は右アッパーを返す。頭を使える距離で野杁は左ボディ、海人は右ストレートで突き放す。野杁の右フックに海人は左フックを被せ、連打はさせず。ロープを背負う野杁に海人がフックの連打。さらにボディに右ヒザを突き上げる。ゴング直前には海人のワンツーに野杁が右ハイキックを見せ試合終了。判定は三者とも30-30。1Rの延長戦が行われる。

延長R、海人の細かいパンチ連打に野杁が左ミドル。野杁が前足のフェイントから左ミドルを連打すると、打ち終わりに海人が右カーフキックをヒット。頭をつけると海人が左右フック連打。離れ際には海人の右ストレートが伸びる。野杁も頭をつけながら右フックを強打。左右のボディフック連打、飛びヒザ蹴りと手数を緩めない。野杁は組みながらヒザを突き上げ、組み際に左フックをヒット。海人も右から左フックを返し野杁の攻撃を寸断する。野杁がコーナーを背おいパンチを交換する中試合終了のゴングが鳴った。判定はジャッジ三者とも海人。シュートボクシングの最高傑作が怪物を下し、国内70kg頂上決戦を制した。

海人のマイク
「これで日本に相手がいなくなりました。次は世界。自分は世界に行きます。世界と戦って世界一になります。そのためにはここにいる皆さん、PPVで見ている皆さんの力が必要です。皆さんこれからシュートボクサーの海人に力を下さい。一緒に世界一を獲りにいって下さい」

試合後の野杁正明のコメント
「(試合の感想は?)さんざんデカいこと言ったわりには、情けない結果になったんで悔しいの一言ですね。(対戦相手の印象は試合前と試合後で違う?)変わりはなかったですけど、身体の強さは戦ってて感じたのと、僕の対策はしっかり練ってるなって戦っててありましたね。(東京ドームの雰囲気は?)僕は東京ドームだろうが後楽園ホールだろうがあんまり変わりないので。大きい舞台で試合できたのはよかったですけど、勝たないと格闘技の世界、意味ないので、って感じですかね。

(今後の展望は?)本当にたくさんのファンのかたを失望させてしまったと思うので。それでも信じてくれてるファンの人たち、チームメイトだったりトレーナーだったり家族だったりを喜ばせるには、やっぱりさらに強くなって復活するしかないんで。またマイナスからにはなってしまうんですけど、しっかり強くなって帰ってきたいなと思います。(試合で誤算だったところは?)戦いづらかったというか、それが海人選手の巧さだったと思うんですけど。思ってたとおりに戦えなかったっていうのが素直な印象ですね。

(解説で魔裟斗さんが、野杁選手の得意の左のボディに海人選手が合わせてきて、そこが勝敗をわけたのではと話をしていたが、打ちづらかった?)そうですね。僕が得意としてる攻撃に対してのリターンはすごい対策してるなって印象がありましたし。僕が攻撃を出すと相手陣営のセコンドの『それ、練習でやってたヤツだよ!』とかっていう声も聞こえて、対策は練ってきてるなっていう印象はありましたね。

(右の拳を痛めた?)はい、折れましたね。1Rです。(それから強く打てない感じ?)そんなのいいわけになっちゃうんで。試合前にケガしてようが、試合でケガしようが、勝つヤツは勝つんで。それは本当に関係ないですね。(両腕ブロックを合わされたときに、相手が下がらなかったのは珍しいが、そういう選手は想定外?)いや、べつに想定外ではなかったですね。向こうは70でもやってますし、僕よりリーチとかもありますし。そこはけっこう想定内というか。それでも全然勝てる自信があったので、そこに驚きはなかったですね。

(海人選手のテクニックの中で、ここが勝敗をわけたと思うものは?)なんて言うんですかね……。一、二発で終わらないというか、しっかりブロックした上で三発、四発しっかり返してきてたんで。そこが印象点じゃないですけど、僕にはそれがなかったかなって思いますね。(自分を超える若い選手が出てきたことについては?)相手がどうこうじゃなくて、本当に自分自身に失望してますし、いまは。やっぱり、僕自身、まだまだこんなもんじゃないと思いますし、まだまだ進化できると思ってるので。敗者に口なしなんで何も言えないですけど、また強くなった野杁正明を次回必ずお見せするんで、それを楽しみにしといてほしいなと思いますね」

第15試合/-58.0kg契約/3分3R・延長1R


那須川 天心 Nasukawa Tenshin

第15試合/-58.0kg契約/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 5-0
      29:28/30:28/30:28/30:28/30:27
  • ×
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武尊 Takeru

那須川は卓越した技術とドラマチックな勝利を重ね、"神童""キックボクシング史上最高の天才"と称される。ホームリングのRISEでは国内外の強豪に連戦連勝。これまで41戦全勝無敗のレコードを誇り、この試合を最後にボクシングへの転向を発表している。武尊はK-1史上初の三階級制覇を達成。闘争本能むき出しで真っ向からの打ち合いに臨む姿から"ナチュラルボーンクラッシャー"と称される。

この試合は5ジャッジ制、ワンキャッチ・ワンアタックが認められるTHE MATCH特別キックボクシングルールで行われる。

1R、サウスポーが那須川。中央に陣取るのは武尊。那須川は強い左ミドル、二段蹴りと蹴りを繰り出す。武尊は細かい左ローを見せながら前進。那須川は手数を出し左ストレート、右ジャブを武尊の顔面に浅くヒットする。圧力をかける武尊の入り際に那須川が右ジャブ。真っ直ぐ下がる武尊に右アッパーから左ストレート。ラウンド終盤には武尊がプレッシャーをかけるが、武尊の左フックに合わせた那須川の左ストレートでダウンを奪う。

ジャッジは5者とも10-8で那須川。

2R、じわりとプレッシャーをかける武尊が細かい左ロー。那須川は細かい出入りから左ヒザ。武尊が右ヒザを突き上げた勢いで那須川の顔面へバッティングになり、一時中断。再開後に那須川は鋭いワンツー。至近距離では武尊が強引に左右フックを繰り出しプレッシャーを強める。那須川はジャブを突き刺すも、武尊は前進を止めない。組み合いから武尊が那須川を投げてしまい再度一時中断。レフェリーから口頭注意をうける。追う武尊に那須川がジャブをヒットし距離を詰めさせない。

ジャッジは4者が10-10、1者が10-9で武尊を支持。

3R、前進する武尊へ那須川が右フックを引っかけながら位置をかえる。武尊の入り際に左ストレートがヒット。下がる那須川へ武尊が左ミドル。那須川のジャブを受けながらも武尊は笑顔で前進しプレッシャーをかける。武尊の左右フック連打を那須川はボディワークで回避。武尊の打ち終わりに左ストレートを直撃させる。拍子木を合図に武尊が左右フックを連打。那須川が全身を使った回避で武尊に直撃を許さないまま試合終了のゴングが鳴り響いた。

判定は5人のジャッジが全員那須川の勝利を支持。キックボクシング史上に残る大激戦を制した那須川が42戦無敗のレコードを記録した。

那須川のマイク
「やったぞー!俺勝ったんだよ!

僕の最後の試合、僕と武尊選手の試合、こんな長い間待ち続けてくれたファンのみなさん、戦ってくれた武尊選手、本当に本当にありがとうございます。ずっと僕もそうですし武尊選手もそうですし、ずっと試合をしたかったですし、でも中々実現しなくて、恋人みたいな感じで好きになったり振られたり、すごい人生いろいろありますけど、最後こうやって東京ドームという舞台、満員の舞台で戦えて本当に幸せです。

武尊選手がいたからこそ僕は強くなったし、キックボクシングを続けていられたし。ぶっちゃけコロナの時期になったときに戦う相手がいないのに、ずっとやりたい相手がいるのに戦えない、大人の事情だったりいろんな問題があったりしてここまで実現しなかったんですけど、みなさんが動いてくれたおかげで、みなさんがこうやって1つになろうとしてくれたおかげで、こうやって今日ここに立てたと思います。僕たちファイターは幸せです。ありがとうございます。

俺、今日でキックボクシング終わり。終わりだ俺。キックボクシング終わるな俺。これで引退なんですよ。どうしたか今日の興行。最高に楽しくないですか。こうやって長い間みんなが1つになって、こうやって一個の興行ができて、俺本当に幸せでした。こんなこともうないと思うし、今日勝って始めて自分で強いと思えました。今まで本当に自分が最強と思えなかったんですが、今日は幸せです。ありがとうございます。

今日でキックボクシングは終わりなんですけど、これからもこうやっていろんな団体が1つになっていけば、日本だったり世界だったり、国内いろいろスポーツありますけど、格闘技ってすごいパワーを与えられる競技だと思いますので、みなさんぜひ格闘技に興味を持って、団体のみなさん、今日で僕はいなくなっちゃうんすけど、みなさんまた協力してくれたらうれしいです。こうやってまたTHE MATCH2、いいよねやろうよ。絶対やったほうがいいよ。やるべき。大人の事情なんて俺わかんないですよ。知らないです。みなさんでもう一度、何度も何度もこういう大会やって、キックボクシングを盛り上げましょう。格闘技を盛り上げましょう。俺格闘技大好きです。今日ここに立てて本当に幸せでした。みなさん本当に本当にずっとありがとうございました。

そして最後。今日は何の日だ。父の日だ。父親。いつもありがとう。俺いろいろあったけど、最後のプレゼント渡せたと思う。最高の親孝行できたと思う。最高の息子だろ?

格闘技最高!!」

試合後の武尊のコメント
「(試合の感想は?)そうですね、えー……。本当にあの……、この試合を本当にあの、実現できたことと、実現するために動いてくれた人たちと、支えてくれた人たちと、対戦相手の天心選手に心から感謝してます。僕を信じてついてきてくれたファンの人たちだったり、K-1ファイターだったり、ジムのみんなだったり、そういう人たちには本当に心から申しわけないなって思ってます。以上です。ありがとうございました」

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